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古墳の構造と排水溝

2017-08-15 16:01:06 | うんちく・小ネタ
今回、「百舌鳥・古市古墳群」が平成29年度の世界文化遺産推薦候補に決定しました。
世界遺産のない大阪府にとって悲願には違いありませんが、外側から見る古墳はこんもりした森にしか見えず、観光名所としては物足りなさ感じてしまいます。しかし、歴代の天皇・皇后、皇族の「陵墓」とされる古墳が多く、古墳内に立ち入ることが出来ない以上、止むを得ません。
日本の古代にはセメントという材料がない中で、巨大な古墳を築き上げる先人の土木技術を知るには、高槻市にある今城塚古代館が参考になります。
今城塚古墳では、発掘現場から墳丘を堅固にするための工夫のあとが見られました。それは墳丘内石積みと排水溝です。雨水が古墳に注げば、土が水を含みやがて崩壊するだけでなく、石室内に溜まった水を排除できなければ遺骨や埋葬品が水没してしまいます。よって、今城塚古代館では、その古墳の構造を復元して私たちに見せてくれています。
墳丘内石積みは、古墳内部にも石積みを行い、強固な造りにしてあり、排水溝は、放射線状に数10メートルおきに造られおり、石室内に水が溜まらないように工夫されています。

下の写真は、第8次調査時の排水溝です。

館内には、墳丘の全体像がわかりやすくイラストで描かれています。

今城塚古代館では、多くの調査写真がパネルに加工されて説明がされていますが、ボランティアのガイドの人達の丁寧な補足説明も有難かったです。
下のパネルには墳丘内石積みの説明があります。

墳丘を覆う石積みの下段には基底石と呼ばれる大きな石が敷かれ、葺石が崩れないようにする工夫が再現してあります。

当時は、古墳の築造技術を持つ人がいて全国を回っていたようですが、古墳の形の変遷同様に技術の進化もあったと考えられます。「百舌鳥・古市古墳群」は、歴代の天皇・皇后、皇族の「陵墓」とされる古墳が多いので発掘できませんが、こうした先人の英知も知ることが出来る世界文化遺産になって欲しいと期待しています。
ちなみに中国の「万里の長城」のレンガの目地材には凝固材である酸化マグネシウムが使われていたと言われています。長い期間崩れずに耐久性を増すことができた背景には、先人の知恵があります。ジオベストは、酸化マグネシウムを主成分にした土舗装固化材ですが、こうした遺跡の保存・復元にもお役に立てていただいております。※使用した写真は、全て今城塚古代館で撮影させていただきました。
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