ジオベスト

環境にやさしい、人にやさしい環境配慮型商品や土系舗装のことが満載。

クラッシャランの透水性

2017-11-24 19:41:16 | うんちく・小ネタ
土舗装に路盤は必要でしょうか?
地盤の支持力を高めておかないと、表層の土舗装がゆがんで耐久性がなくなるから必要という意見が多いと思います。また、寒い地方では遮断層にもなり、かなり有益です。
そこで、路盤の効果を実際に確認したことがあります。
砕石路盤(10cm)の上に舗装した場合と、路床の上に舗設した場合で、締め固め度の結果(63件)を比較すると、路盤あり(89.6%)、路盤なし(87.6%)とその差は、わずか2.0%であり、路盤の存在効果が発揮されていないことがはっきりしました。
路盤があることのメリットは、支持力ですが、一方、デメリットは、路盤があることによって、透水性が阻害され、水分過多で土舗装が固くなり過ぎ脆くなったり、水の滞留で逆に固化材が不具合を起こして固まらないというケースの方が多いのです。
Wikipediaで透水性舗装を検索すると、「透水性舗装は、雨水を地中に浸透させることを目的とするが、この場合は路床や路盤も透水性を持つことが前提となるため、路盤に透水性の高い材料を用い、場合によっては路床と路盤の間に透水性を高めるためのフィルター層(砂など)を挟む必要がある。」と書かれています。
土舗装は透水性舗装であり、その通りだと思います。
しかし、仕様書には、路盤は再生材を使用しなさいと、はっきり書かれている自治体も多くあります。再生クラッシャランの中で、特にコンクリート系の材料は自硬性を有するため長期供用により透水機能が大幅に低下します。
屋外付帯標準設計図集の舗装の項では、クラッシャランの区別として、透水性の有無が下のように明確に書かれているところもあります。
透水性:クラッシャランC-40
透水性でない:再生クラッシャランRC-40
土舗装は、透水性舗装です。透水性を高めるために、路盤が必要な場合は、再生材でないバージン材を使用しましょう。
特に人が歩くだけの土舗装であれば、路盤はなくても、路床をしっかり転圧して、透水性を高めるための砂を挟んで土舗装をされることをお奨めします。

■ジオベストのお問合せは
ジオサプライ合同会社 http://www.geosupply.jp/
広島082-299-0681 神戸078-843-2561 名古屋052-766-6419 福岡092-518-3537

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公園園路の土舗装

2017-11-05 01:37:31 | うんちく・小ネタ
秋晴れの気持ちのいい日が続いています。ちょっと前までは梅雨でもないのに、週末ごとに雨が降るという嫌な循環があり、すっきりと乾いて欲しい土舗装にとってはツライ季節でした。
土舗装は、一度乾燥してしっかり固まってしまうと崩れませんが、固化する途中で雨に降られると不具合が起きることがあります。
実は、多くの観光客の往来で磨耗したり、雨が降って土が流失し、透水性を失ってしまっている園路がありました。下の写真のように水溜りができ、観光客が歩きにくい状態になっているために、修繕工事を必要としているところがありました。排水溝はあるのに、水がコントロールできない状態だったわけです。



そこで、今回、ジオベストによる土舗装が行なわれ、下の写真のように完成しました。新しい土舗装は透水性があり、雨水を排水溝に導いているので、水溜りが出来ず、ジオベスト独自の防草メカニズムで雑草も生えません。

土舗装は他の舗装に比べて容易に修繕ができることが大きなメリットです。また周囲の景観にもマッチし、産業廃棄物にもならないので、環境保全対策としても有効です。

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インターロッキングブロックの防草

2017-10-09 02:24:23 | うんちく・小ネタ
インターロッキングブロックから雑草が生えてくるので、ジオベストで何とかなりませんか?といった質問が寄せられています。
問合せが多いので、以前、このブログでも書いておりますが、くわしく説明させていただきます。
インターロッキングブロックの構造は、一般的に下の絵のような構造になっています。
雑草が生えてくるのは、ブロックとブロックの間の目地砂か、敷砂のいずれかに原因があります。雑草が生えてきたら面倒ですね。また、目地砂には、硅砂が使われることが多いのですが、硅砂はサラサラしていて隅々まで詰めることができるメリットがありますが、傾斜のあるところは流れてしまうといった問題も起きています。

では、下の写真の雑草が生えている原因は、目地砂か、敷砂のどちらでしょう。
明らかに敷砂がブロックの下で繋がっているので、敷砂に原因があると考えられます。一般的に敷砂には良質な砂が使用されていると思いますが、砂そのものに防草対策がされてないと、数年もするとこのような雑草が生えてくることがあります。

では、対策はどうすればいいのでしょうか?
実はジオベストは、酸化マグネシウム系土舗装固化材ですが、重金属類の不溶化にも役立っています。フッ素、ホウ素、六価クロム、鉛、シアン、砒素といった汚染土壌を不溶化(汚染物質を少なくすること)もすることができるのと同様に、土の中の養分を不溶化して植物が育ちにくい環境にすることができます。
よくわかる例として、植物が吸収できる「リン」と植物が吸収できない「リン」があることをご存知でしょうか?
つまり、ジオベストは、植物の栄養素を不溶化して雑草の抑止ができるわけです。


では、ジオベストを何%混ぜれば効果が出るのかというと、下の「添加量-不溶化率」のグラフのように10%程度混合することで雑草が生えるのを防ぐことができます。

ジオベストと目地砂である硅砂や敷砂に混合すると、固まるかというとコンクリートのようにカチカチにはなりません。硅砂や敷砂が流れない程度に時間をかけて固まる程度です。
硅砂は、シリカと反応して固まり、固化材の配合量を多くするとカチカチになります。
厚さ3cmの敷砂には、事前にジオベスト10%を混合し、表面を締め固め、レベルを均等にして仕上げます。
ブロックを並べた後、乾燥させた硅砂とジオベスト10%も同様に混合し、目地に入れ、きれいにほうきで掃きます。表面がきれいになったら、目地材が流れないように配慮しながら軽く散水します。散水することで敷砂も目地材も固まっていきます。
下の写真は、ジオベストと硅砂を混ぜて固めたものです。砂ですから透水します。もちろん、敷砂も透水しますので、雨水を地中に浸透させることで雨水の流失を抑制できます。
そのためには、路盤そのものが透水する材料であることが欠かせません。
インターロッキングブロックの雑草防止は、目地砂と敷砂に注意することが大切ということになります。

ちなみに、ジオベスト10%とは、1㎥当り163kgになります。敷砂が3cmの場合、1㎡当り4.89kg
使用する必要があります。ジオベストは20kg入りなので、1袋で約4㎡施工できることになります。
尚、ジオベストの色ですが、天然のものなので真白ではありません。
元々が土舗装用にブレンドされているので、わずかですが、色がついております。
ブレンドの方法で真白にすることは可能です。
色の要望につきましては、すべての方にお応えするという具合にはいきませんが、施工後では遅いので、事前にご確認いただきますよう、お願いします。

下の写真は、オーストリッチレンガを並べて、硅砂とジオベスト10%を混合したものを、ブラシやホウキを使用して目地に入れようとしているところです。

下の写真は、目地に目地材を埋めたところです。

下の写真は散水したところのものです。最初は固化材が流れないように散水は噴霧で。二回目は時間をおいてレンガの表面をきれいにしながら散水をします。インターロッキングブロックも種類はいろいろあり、ブロックの表面に目地材がこびりついて取りにくいケースもありますので、事前にご確認ください.

ジオベストの防草効果については、大阪府の緑豊かな都市環境をつくりながら土砂災害防止を目指す「生駒山系グリーンベルト整備事業」の事例写真でご確認をお願いします。
施工時は真砂土で覆われていましたが、5年7ヶ月経過すると、対策をしたところとそうでないところの差が出ております。

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古墳と古代人の英知

2017-10-06 03:55:54 | うんちく・小ネタ
岐阜県大垣市にある昼飯大塚古墳は、尋ねてみたかった古墳の中の一つです。筑造は4世紀末とされています。
実は、この古墳に興味を持ったのは、古墳の復元にあたって、古墳の盛土の土壌調査を行い、社寺仏閣などを修復するのと同じように、当時と同じ材質のものや工法を使って復元しようとする取り組みが行なわれたからです。
古墳の調査というと、普通は副葬品の発掘や誰のお墓かということに関心が向くわけですが、それ以上に墳丘をどのように保護・復元するかといった古墳の構造に関するものに調査の重点が置かれたことに興味を惹かれました。
日本には復元された古墳が多くありますが、降雨で盛土が崩れたり、浸食されたところが多いからです。
また、中井正幸著による「昼飯大塚古墳」という書籍も取り寄せ、当時の古代人の古墳築造に関して土木技術の英知も知ることができました。

実は、熊本地震で熊本城の石垣が崩れたところとそうでなかったところがあったのを覚えておられますか?
崩れた石垣を調べたら、加藤清正の石垣は大丈夫で、それ以外のところが崩れたと報道されていました。
また、神戸にある五色塚古墳の葺石も震災で崩落しなかったのは古墳時代の葺石であり、それ以外のところが崩れたと言われており、どちらも当時の土木技術の高さが立証された形になりました。
では、昼飯大塚古墳の墳丘の葺石はどうだったのでしょうか?
調査では、「葺石はみかけよりはるかに丈夫で、検出した葺石の上を素足で歩いてもびくともしなかった」と中井正幸著による「昼飯大塚古墳」の本の中に書かれています。
下の写真は調査時のものではなく、復元された葺石ですが、調査の結果が反映された石積みだろうと推定されます。
当時はこれらの葺石を固定するものはなく、石積みの技術に頼らざるをえなかったわけですが、復元での石の固定には、弊社の土舗装の補強や接着にも使用しているエマルジョンが使用されたようです。
この葺石の一番下の大きな石を基底石と呼んでいますが、後円部と前方部では基底レベルがほぼ水平になっています。高い測量技術があったことがわかります。



後円部の墳頂に上がってみました。
この下には石室が埋まっており、埋葬施設があります。写真からでも昼飯大塚古墳は、三段築成の前方後円墳であることがわかります。
盛土は、地形を利用して墳丘を形成していくのが普通と考えますが、この昼飯大塚古墳は、傾斜した地形をいったん水平にして盛土を積み上げています。
このことは発掘調査で明らかになっており、高度な測量技術と盛土を強固なものにするための土木工事が存在したことを物語っています。

逆に前方部から後円部を見ると下の写真のようになります。現在の葺石の復元は、後円部の一部のみです。
あとは、盛土の修復をした上で、植生を整えた緑の景観になっています。

ところどころに土舗装で整備がされたような跡が見られましたが、古墳公園として整備された癒しの空間になっており、期待通りの古墳公園でした。



ジオベストは、酸化マグネシウムを主成分にした土舗装固化材ですが、こうした遺跡の保存・復元にもお役に立てていただいております。
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古墳の構造と排水溝

2017-08-15 16:01:06 | うんちく・小ネタ
今回、「百舌鳥・古市古墳群」が平成29年度の世界文化遺産推薦候補に決定しました。
世界遺産のない大阪府にとって悲願には違いありませんが、外側から見る古墳はこんもりした森にしか見えず、観光名所としては物足りなさ感じてしまいます。しかし、歴代の天皇・皇后、皇族の「陵墓」とされる古墳が多く、古墳内に立ち入ることが出来ない以上、止むを得ません。
日本の古代にはセメントという材料がない中で、巨大な古墳を築き上げる先人の土木技術を知るには、高槻市にある今城塚古代館が参考になります。
今城塚古墳では、発掘現場から墳丘を堅固にするための工夫のあとが見られました。それは墳丘内石積みと排水溝です。雨水が古墳に注げば、土が水を含みやがて崩壊するだけでなく、石室内に溜まった水を排除できなければ遺骨や埋葬品が水没してしまいます。よって、今城塚古代館では、その古墳の構造を復元して私たちに見せてくれています。
墳丘内石積みは、古墳内部にも石積みを行い、強固な造りにしてあり、排水溝は、放射線状に数10メートルおきに造られおり、石室内に水が溜まらないように工夫されています。

下の写真は、第8次調査時の排水溝です。

館内には、墳丘の全体像がわかりやすくイラストで描かれています。

今城塚古代館では、多くの調査写真がパネルに加工されて説明がされていますが、ボランティアのガイドの人達の丁寧な補足説明も有難かったです。
下のパネルには墳丘内石積みの説明があります。

墳丘を覆う石積みの下段には基底石と呼ばれる大きな石が敷かれ、葺石が崩れないようにする工夫が再現してあります。

当時は、古墳の築造技術を持つ人がいて全国を回っていたようですが、古墳の形の変遷同様に技術の進化もあったと考えられます。「百舌鳥・古市古墳群」は、歴代の天皇・皇后、皇族の「陵墓」とされる古墳が多いので発掘できませんが、こうした先人の英知も知ることが出来る世界文化遺産になって欲しいと期待しています。
ちなみに中国の「万里の長城」のレンガの目地材には凝固材である酸化マグネシウムが使われていたと言われています。長い期間崩れずに耐久性を増すことができた背景には、先人の知恵があります。ジオベストは、酸化マグネシウムを主成分にした土舗装固化材ですが、こうした遺跡の保存・復元にもお役に立てていただいております。※使用した写真は、全て今城塚古代館で撮影させていただきました。
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