Le cheval noir

全然更新できてない…orz

いま、逢いにいきます~⑤J'aime Natagora~

2008年09月18日 23時57分44秒 | Paris旅行2008
ムーランドロンシャン賞(Prix du Moulin de Longchamp)は直訳すると「ロンシャンの風車賞」。名前の由来となった風車(Moulin)は昨日のスタンドVIPエリアにも小さく写っていますが、1コーナー(でいいのか?)の奥に建っています。

今年のこのレースには素晴らしいメンバーがそろいました。
まずはなんといってもHenrythenavigator。今年はアイルランドとイギリスで無敗のマイルG14連勝中!本命はこの馬で決まりでしょうか。
昨年の覇者Darjinaも忘れてはいけません。彼女は今年の成績こそ2着オンリーですが実力は折り紙つき。鞍上が騎乗停止で乗り替わりでしたがMosse騎手ならなんの心配もいらないでしょう。
8月のアスタルテ賞(ロートシルト賞)で念願のG1初制覇を飾ったGoldikovaもいますし、他にもG1イスパーン賞を勝ったSageburgや英G2、G3を勝ったPacoBoyなどがそろいました。

そして、私がデビュー当時からずっと追いかけ続けてきたあの子も出馬表に名前を連ねていました。もう皆さんお分かりですよね。
そう、彼女の名前はNatagora。
父が日本馬ディヴァインライトで、フランス生産調教馬として16年ぶりにイギリスクラシックを勝った彼女。日仏両方の競馬史に名を残した!と個人的に思っています^^;
残念ながら、その後のレースは厳しい戦いが続き入着どまりの成績になっていますが…
私は鞍上がルメさんじゃなかったのでめちゃめちゃ凹みましたがユタカさんが乗ったということで日本でもニュースになってましたね。
過去にアスタルテ賞(8月1週)→ジャックルマロワ賞(8月3週)→ムーランドロンシャン賞(9月1週)というローテーションで良い成績を残した馬なんていないといいます(多分)。なのでいくらなんでもムーラン賞に出走してくることはないだろう…と諦めていました。なので、前日のParisTurfには本当に驚きました。って話はもう①でしましたね(苦笑)


それでは、ついに愛しのNatagoraちゃんと感動のご対面です!!!

















想像以上の可愛さでした。
Natagoraちゃんに会うことは一度は完全に諦めていたので、同じことばっかり言ってるような気がしますが、これは全部夢なんじゃないかな…?と思いながら夢中でシャッターを切りました。
しかもちょっとカメラ目線?


後で写真を整理していて気付いたのですが、
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友人が撮ったパドック二段目からのNatagoraちゃん。この写真の左端に写ったカメラと手は私なのですが、Natagoraちゃんを引くこの男性、思いっきり私のカメラの方見てませんか!?
しかも「可愛く(カッコよく?)撮ってね」と言わんばかりの微笑み。
すいませんムッスィユー、Natagoraちゃんに夢中になり過ぎていて気付きませんでした(滝汗)Natagoraちゃんは可愛く撮れましたが…
というか、このNatagoraちゃんもカメラ目線?そんなに珍しかったのかな?



作戦会議中?の陣営。
左からエージェントさん、Bary先生(の顔にビックリ!)、Benoist騎手、そしてルメさんです。Benoist騎手(お顔は②の記事最後の写真参照)の乗るSarissaはNatagoraちゃんと同厩・同馬主なのでわかりやすくするために勝負服がちょっと変化しているのでしょうか?


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いざ出陣!
無事に戻ってきてくれさえすれば、私はそれで満足です。


他の馬もちょっとだけ。

Goldikova@ペリエ先輩
せっかくの可愛い顔が…(涙)Fさんごめんなさい。



王子@ムルタさん
私はこっそりHenry the navigatorをこう呼んでいます。理由は英語のwikiで彼の名前を検索した後、日本語版を見たらわかっていただけるかと(笑)競馬初観戦の友人はこの陣営を観て、「色が完全に悪役やな…」と呟いていました。言われてみれば確かに。



日本のようにファンファーレが鳴るわけでも、観客の手拍子があるわけでもなく、淡々とレースは始まりました。
先手はNatagoraちゃんの僚馬Sarissaがとり、その後をGoldikova以下数頭が続きました。Natagoraちゃんは意外にも5番手くらい。



前々を進んでいたGoldikovaがそのまま先頭へ。追い込んできたDarjinaが迫りますがギリギリ抜かせずそのまま1着!アスタルテ賞につづくG12勝目となりました。Darjinaはまた2着。王子は初めてのロンシャンが合わなかったのか5着。Natagoraちゃんは伸び脚を欠き6着で初めて掲示板を外す結果に…



お帰りなさい!
結果は残念でしたが、私は貴女に会えただけで本当に幸せでした。
ゆっくり休んでくださいね。

王子の鞍上であるムルタさんは苦笑いしていました。リベンジ期待してますよ!あと、WSJS英愛代表で来日してくれたら嬉しいです。去年はドタキャンされたからなぁ



1着だったGoldikova@ペリエ先輩。
実は、私達を案内&通訳してくださっているFさんは彼らの大ファンで、色々交流があるらしく(いわば私とルメさんみたいな関係?)今回の勝利も大喜びされていました。本当におめでとうございます!
私と友人達も「オリビエオメデトー!」と叫びながら地元のおばちゃんにからまれつつ(笑)写真を撮っていました。
↑は「その子にあげといて!」と投げたゴーグルが子供の手に渡るよう指示中のペリエ先輩。

そしてパドックにて表彰式があるのですが、Fさんはオリビエに声かけてくる!と風のように走り去り、友人2人は地元競馬ファンのおばちゃんに話しかけられ動けず(後で知ったことですが)、私はいつのまにか一人ぼっちに(滝汗)。
一人でパドックをウロウロしていると2Rで仲良くしてたおじさん達に「お、さっきのルメールファンの子だねv」と大歓迎されたのですがそれどころではありませんでした。おじさん達ごめんね(涙)
ですが、はぐれたとはいえそんなに広くないロンシャンのパドック。
表彰式開始前に無事全員合流出来ました。ホッ。


ペリエ先輩の明るいキャラはこの日も健在で、


Fさんの声援に「イチバン!」と日本語で答えてくれましたv

いいレースだったなぁ…とまるで今日一日が終わってしまったかのような気分の私達でしたが、まだレースはあと3レース+ドイツのG1中継が残っています。
そして、横断幕のおこした奇跡はまだ終わってはいなかったのでした。



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次回:新たな出会いと予想外の出来事再び


【拍手お返事】
9月17日 21時「フランス編~」の方へ
ありがとうございます!特別エリア、素晴らしい眺めでした。写真も撮りやすいといえば撮りやすいのですがちょっと遠かったです。試し撮り…そういえば園田に行ったんだった^^;書いた本人が忘れてました(笑)

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