Amadeus

クラシック音楽を中心にした音楽評論
カメラ時評ほか

ピエール・ロラン・エマール ピアノ・リサイタルほか

2015-06-30 05:06:50 | clasic
クラシック倶楽部 2015年6月29日


 ピエール・ロラン・エマール ピアノ・リサイタルほか


前奏曲集 第2巻  ドビュッシー作曲

弦楽四重奏曲ハ短調 断章D.703  シューベルト作曲

   ピアノ:ピエール・ロラン・エマール

   バイオリン:吉岡麻貴子
   バイオリン:横山若加子
   ビオラ:小林明子
   チェロ:長谷部一郎
 
 [収録:2012年10月20日/島根県川本町悠邑ふるさと会館]

  ピエール・ロラン・エマール

 1957年フランスのリヨン生まれ。パリ音楽院でイヴォンヌ・ロリオに、ロンドンでマリア・クルチョに師事。1973年メシアン国際コンクールに優勝し、弱冠19歳でピエール・ブーレーズからアンサンブル・アンテルコンタンポランのソロ・ピアニストに指名された。1980年代半ばから、親しかったジョルジ・リゲティの全作品の録音に加わるとともに、練習曲数曲を献呈された。
 ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ロンドン響、ニューヨーク・フィルなどの一流オーケストラや、サイモン・ラトル、ニコラス・アーノンクール、エサ=ペッカ・サロネンら時代をリードする指揮者と共演を重ねている。
 近年ではカルト・ブランシュ(演奏家に自由なプログラミングを託すコンサート)や音楽祭のプロデュースを任されることも多く、2008年にはサウスバンク・センターのメシアン生誕100年祭を企画し注目を集めた。翌年には、オールドバラ音楽祭の芸術監督に就任し、魅力あふれるダイナミックなプログラミングにより、聴衆や音楽評論家から大喝采を浴びた。ケルン音楽大学とパリ音楽院で後進の指導にも励んでおり、2009年には由緒あるパリのコレージュ・ド・フランスで講座やセミナーを受け持つなど、多彩な活動を展開している。

 日本では、「ル・プロジェ・エマール」をトッパンホールで展開。オリジナリティあふれるリサイタルのほか、充実したワークショップなどが大きく注目されている。
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神奈川フィルハーモニー管弦楽団 定期演奏会

2015-06-29 04:56:49 | clasic
クラシック音楽館 2015年3月29日


 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 定期演奏会


1.ウェーバーの主題による交響的変容  ヒンデミット作曲

2.クラリネット協奏曲第1番へ短調作品73  ウェーバー作曲

3.交響曲第2番ハ短調作品17  チャイコフスキー作曲

  管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
  クラリネット:アンドレアス・オッテンザマー
  指揮川瀬賢太郎

 [収録:2015年2月20日/横浜みなとにらいホール]

  川瀬賢太郎

川瀬賢太郎(常任指揮者)

1984年東京生まれ。
私立八王子高等学校芸術コースを経て、2007年東京音楽大学音楽学部音楽学科作曲指揮専攻(指揮)を卒業。これまでに、ピアノ及びスコアリーディングを島田玲子、指揮を広上淳一、汐澤安彦、チョン・ミョンフン、アーリル・レンメライトの各氏に師事。2005年レインボウ21デビューコンサート2005(サントリーホール)に出演。
2006年10月に行われた東京国際音楽コンクール<指揮>において1位なしの2位(最高位)に入賞し、2007年3月には入賞者デビューコンサートで神奈川フィルハーモニー管弦楽団および大阪センチュリー交響楽団を指揮。
その後、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団、札幌交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団を始め、各地のオーケストラから次々に招きを受ける。また、2009年6月群馬交響楽団定期公演定期公演に、2010年東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期公演にそれぞれデビューを果たす。
2012年1月には、細川俊夫作曲 平田オリザ演出、オペラ「班女」広島公演にてオペラ デビューをし、好評を博す。
海外においても2008年に引き続き2011年2月にもイル・ド・フランス国立オーケストラと共演、また、2012年10月にはユナイテッド・インストゥルメンツ・オヴ・ルシリンと細川俊夫作曲モノドラマ「大鴉」オランダ初演の大役を果たす。
2007年~2009年パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)アシスタント・コンダクター。
2011年4月より名古屋フィルハーモニー交響楽団 指揮者に就任。八王子ユース弦楽アンサンブル音楽監督。2014年4月神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者に就任。三重県いなべ市親善大使。
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神奈川フィルハーモニー管弦楽団 定期演奏会

2015-06-29 04:56:49 | clasic
クラシック音楽館 2015年3月29日


 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 定期演奏会


1.ウェーバーの主題による交響的変容  ヒンデミット作曲

2.クラリネット協奏曲第1番へ短調作品73  ウェーバー作曲

3.交響曲第2番ハ短調作品17  チャイコフスキー作曲

  管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
  クラリネット:アンドレアス・オッテンザマー
  指揮川瀬賢太郎

 [収録:2015年2月20日/横浜みなとにらいホール]

  川瀬賢太郎

川瀬賢太郎(常任指揮者)

1984年東京生まれ。
私立八王子高等学校芸術コースを経て、2007年東京音楽大学音楽学部音楽学科作曲指揮専攻(指揮)を卒業。これまでに、ピアノ及びスコアリーディングを島田玲子、指揮を広上淳一、汐澤安彦、チョン・ミョンフン、アーリル・レンメライトの各氏に師事。2005年レインボウ21デビューコンサート2005(サントリーホール)に出演。
2006年10月に行われた東京国際音楽コンクール<指揮>において1位なしの2位(最高位)に入賞し、2007年3月には入賞者デビューコンサートで神奈川フィルハーモニー管弦楽団および大阪センチュリー交響楽団を指揮。
その後、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団、札幌交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団を始め、各地のオーケストラから次々に招きを受ける。また、2009年6月群馬交響楽団定期公演定期公演に、2010年東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期公演にそれぞれデビューを果たす。
2012年1月には、細川俊夫作曲 平田オリザ演出、オペラ「班女」広島公演にてオペラ デビューをし、好評を博す。
海外においても2008年に引き続き2011年2月にもイル・ド・フランス国立オーケストラと共演、また、2012年10月にはユナイテッド・インストゥルメンツ・オヴ・ルシリンと細川俊夫作曲モノドラマ「大鴉」オランダ初演の大役を果たす。
2007年~2009年パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)アシスタント・コンダクター。
2011年4月より名古屋フィルハーモニー交響楽団 指揮者に就任。八王子ユース弦楽アンサンブル音楽監督。2014年4月神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者に就任。三重県いなべ市親善大使。
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ル・ボン国際音楽祭2014赤穂・姫路

2015-06-28 05:25:42 | clasic
クラシック倶楽部 2014年12月24日


 ル・ポン国際音楽祭2014 赤穂・姫路


室内楽の祭典

 

世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスター・樫本大進氏が音楽監督を務めるル・ポン国際音楽祭。

パルナソスホール(姫路市)、ハーモニーホール(赤穂市)での公演はもちろん、姫路城や書写山といった地元ならではの野外特設会場でのコンサートは必見です。

世界の実力派アーティストたちが集い、奏でる「この日にしか聴けない」プログラムの数々を、この機会にぜひお楽しみください。

 

もう一人のティル・オイレンシュピーゲル  リヒヤルト・シュトラウス作曲、ハーゼネール編曲

  バイオリン:ボリス・プロフツィン
  クラリネット:ヴェンツェル・フックス
  ホルン:ラデク・バボラーク
  ファゴット:ジュリアン・アルディ
  コントラバス:ナビル・シェハタ

ディヴェルティメント ト長調  ヴァンハル

  ホルン:ブルーノ・シュナイダー
  ホルン:ラデク・バボラーク
  バイオリン:樫本大進
  ビオラ:清水直子
  コントラバス:ナビル・シェハタ

六重奏曲 作品37から第1楽章  ドホナー二作曲

  クラリネット:ヴェンツェル・フックス
  ホルン:ラデク・バボラーク
  バイオリン:ニコラ・ドートリクール
  ビオラ:ギャレス・ルぺ
  チェロ:アレクサンダー・チャウシャン
  ピアノ:カティア・スカナヴィ

ピアノ五重奏曲から第4楽章  バルトーク作曲

  バイオリン:ボリス・ブロフツィン
  バイオリン:樫本大進
  ビオラ:清水直子
  チェロ:クラウディオ・ボルケス
  ピアノ:小菅優

 [収録:2014年10月14日/赤穂市文化会館ハーモニーホール]
  

  
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ヴィットリオ・グリゴーロ テノール・リサイタル 

2015-06-27 04:11:35 | clasic
クラシック倶楽部 2015年6月26日


 ヴィットリオ・グリゴーロ テノール・リサイタル


フィッリデの悲しげな幻よ  ベルリーニ作曲

お行き幸せなバラよ

マリンコニーア 優しい妖精よ

踊り

歌劇「アルバ公爵」から「清く美しい天使よ」  ヴェルディ作曲

歌劇「海賊」から「すべてが微笑んでいるようだった」

歌劇「海賊」から「海賊の稲妻を」

別れの歌  トスティ作曲

口ずけに

世界でただひとり君を愛す

太陽の土地  ダンニバーレ作曲ほか

  テノール:ヴィットリオ・グリゴーロ
  ピアノ:ヴィンチェンツォ・スカレーラ

 [収録:2015年4月10日/東京オペラシティコンサートホール]

 ヴィットリオ・グリゴーロ
gri_5.jpg

禁じられた歌トスカーナのアレッツォで生まれ、ローマで育ったグリゴーロは、わずか13歳でローマ歌劇場にてパヴァロッティと共演し、23歳の時、当時最年少のテノール歌手としてミラノ・スカラ座にデビュー。 
若い世代で最もすばらしい一流のテノール歌手の一人として、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤル・オペラハウス、チューリッヒ歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ローマ歌劇場、シドニー・オペラハウスなど、世界最高峰のオペラハウスに出演。 
2010年、英国ロイヤル・オペラハウス(コヴェント・ガーデン)の『マノン』に出演し、「スターの誕生」(イヴニング・スタンダード紙)、「ここ数年で最もセンセーショナルなコヴェント・ガーデンデビュー」(ファイナンシャル・タイムズ紙)と絶賛される。 
また、滅多にリサイタルを許可しないメトロポリタン歌劇場が、2014年にパヴァロッティ以来イタリア人で2人目となるコンサートを主催したことは人気、実力の高さを物語っている。 
デビューアルバム“The Italian Tenor”はUSビルボード クラシックチャート第1位に輝き、ドイツでのCD売上総合チャートにランクイン。さらにこのアルバムでフランスのディアパソン誌の「ディスカバリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。ソロアルバム“In the Hands of love”では「ヨーロピアン・ボーダーブレーカーズ賞」を受賞し、他にもオペラ雑誌L’Operaの「ベストテナー」にも選ばれるなど、今、世界中で大絶賛されている。
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エリーザベト・クールマン メゾ・ソプラノ・リサイタル

2015-06-26 05:54:23 | clasic
クラシック倶楽部 2015年6月25日


 エリーザベト・クールマン メゾ・ソプラノ・リサイタル


私の歌は毒されている  リスト作曲

昔トゥーレにひとりの王がいた

楽劇 「ラインの黄金」からのがれよ、ウォータン

楽劇 「オルフェウス」からエウリディケを失って

歌曲集「女の愛と生涯」作品42からあの人に会ってから  シューマン作曲

「こどもの情景」作品15から 満足

歌曲集「女の愛と生涯」作品42から やさしい君よ、いかぶりの目で

歌曲集「女の愛と生涯」作品42から 胸にだいて

こもり歌

歌曲集「女の愛と生涯」作品42から はじめて悩みを

夜の曲D.872

死とおとめD.531

精霊の踊りD.116

こびとD.771

  メゾ・ソプラノ:エリーザベト・クールマン
  ピアノ:エドゥアルト・クトロヴァッツ

 [収録:2015年4月11日/東京文化会館小ホール]

  エリーザベト・クールマン
エリーザベト・クールマン
エリーザベト・クールマン Elisabeth Kulmanエリーザベト・クールマンは、同世代を代表するメゾ・ソプラノ歌手、アーティストと見なされている。聴衆や評論家に、舞台におけるカリスマ的な存在感や多彩な音楽性とともに、そのかけがえのない表現豊かな声によって、説得力に富んだ印象を与えている。
オーストリア出身のクールマンは、ウィーン国立音楽大学に学んでヘレナ・ラザルスカに師事し、優秀な成績で課程を修めた。まずフォルクスオーパー、それからウィーン国立歌劇場で頭角をあらわし、「聴衆のお気に入りナンバーワン」(『プレス』紙)にまで急速にのぼりつめた。イタリア語・フランス語・スラヴ語・ドイツ語の役に通じると同時に、自らの引き出しに頼ることなく、練り上げられた解釈をもって、常に新しい物差しを用いている。世界的なオペラの舞台で演じた重要な役どころとしては、《カルメン》カルメン、《ワルキューレ》フリッカ、《神々の黄昏》ヴァルトラウテ、《トリスタンとイゾルデ》ブランゲーネ、《サロメ》ヘロディアス、《ファルスタッフ》クイックリー夫人、《仮面舞踏会》ウルリカ、《ボリス・ゴドゥノフ》マリーナ、《こうもり》オルロフスキー等が挙げられる。ドニゼッティ《アンナ・ボレーナ》スメトンのズボン役では、アンナ・ネトレプコ、エリーナ・ガランチャに次いで「第3のプリマドンナ」として世に認められた。2010年のザルツブルク音楽祭では、グルックの《オルフェオとエウリディーチェ》オルフェオで、リッカルド・ムーティ指揮のもと、熱狂的に歓迎されたデビューを飾ったが、この役はすでに05/08年にパリ国立オペラで歌ったものであった。クールマンの演技の幅の広さは、バロック・オペラであるジョヴァンニ・レグレンツィ《イル・ジュスティーノ》のタイトル・ロールで一度ならず証明されている。これは07年シュヴェツィンゲン音楽祭で上演され、専門誌『オペルンヴェルト』の評論家アンケートにおいて「再評価すべきオペラ・オブ・ザ・イヤー」を得る結果となった。とりわけ注目を浴びたのは、2010年ウィーン国立歌劇場におけるアリベルト・ライマン《メデア》世界初演でのゴラ役である。
オペラと並んでコンサートの分野にも、音楽活動の重点を置いている。世界的にも高く評価されているソリストとして、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、バンベルク交響楽団、南西ドイツ放送交響楽団、ベルリン放送交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、シュターツカペレ・ドレスデン等のオーケストラや、ニコラウス・アーノンクール、ズービン・メータ、クリスティアン・ティーレマン、マレク・ヤノフスキ、フランツ・ウェルザー=メスト、トーマス・ヘンゲルブロック、ミヒャエル・ギーレン、セバスティアン・ヴァイグレといった指揮者と定期的に共演している。
またクールマンは、リート歌唱にも非常な熱意を寄せている。この多彩な顔を持つ歌い手は、古典的な「リートの夕べ」のかたわら、世界的なジャズ・カルテットと「ムソルグスキー Dis-Covered」、アマルコルド・ウィーンと「マーラーの歌曲」等、従来の型にはまらないプロジェクトを実現させている。このプログラムはどちらもCD化され、いくつもの賞を受賞している。11年にはピアノ奏者エドゥアルト・クトロヴァッツとリストのCDを発表し、12年にはバンベルク交響楽団とハンス・ゾマーのオーケストラ歌曲、またロシア人ピアノ奏者キリル・ゲルシュタインとムソルグスキーの歌曲集《子供部屋》を初録音した。13年には、ルツェルン郊外のトリプシェンにあるワーグナー自身のピアノを用いて、「アルテ(arte)」放送のためにワーグナー《ヴェーゼンドンク歌曲集》の映像を撮影した。同年、クールマンは最新プロジェクトであるフル・オーケストラとソリストのための「Hungaro Tune(ハンガリーの歌曲)」をウィーン楽友協会で上演したが、これはハンガリー音楽とその受容に貢献した。 
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マルリス・ペーターゼン ソプラノ・リサイタル

2015-06-25 07:04:24 | clasic
クラシック倶楽部 2015年6月24日


マルリス・ペーターゼン ソプラノ・リサイタル


献身  作品10第1  リヒヤルト・シュトラウス作曲

歌曲集「女の愛と生涯」作品42  シューマン作曲

歌曲集「乙女の花」作品22  リヒヤルト・シュトラウス作曲

歌曲集「赤」  リーム作曲

ツェチーリエ  作品27第2  リヒヤルト・シュトラウス作曲

  ソプラノ:マルリス・ペーターゼン
  ピアノ:イェンドリック・シュププリンガー

 [収録:2014年3月29日/東京文化会館小ホ−ル]

 マルリス・ペーターゼンとイェンドリック・シュプリンガー
イメージ 1

出演者

ソプラノ:マルリス・ペーターゼン Marlis Petersenマルリス・ペーターゼンの主なレパートリーはクラシカル・コロラトゥーラだが、現代音楽の歌い手としても高い評価を得ている。シルヴィア・ゲスティに師事し、シュトゥットガルト音楽演劇大学にて、オペラ、現代音楽、舞踊を専攻。アンサンブルとしてニュルンベルクのシティーステージに出演したのを始めとして、《魔弾の射手》エンヒェン役、《後宮からの逃走》ブロンデ役、《こうもり》アデーレ役、《仮面舞踏会》オスカル役、《セビリアの理髪師》ロジーナ役、《ルル》ルル役、《魔笛》夜の女王役等で出演。このとき既に、ゲスト歌手の目にとまり、ベルリン、ブレーメン、デュッセルドルフ、ハノーファー、ミュンヘン、フランクフルトのオペラハウスに行っている。
1998/99年のシーズンは、ライン・ドイツ・オペラと契約し、《フィガロの結婚》スザンナ役でデビュー。その後、ドニゼッティ作《連隊の娘》マリー役、《ばらの騎士》ゾフィー役、《ドン・パスクワーレ》ノリーナ役、《利口な女狐の物語》ビストロウシュカ役、マンフレート・トロヤーン作《十二夜》ヴァイオラ役、《後宮からの逃走》コンスタンツェ役、アンブロワーズ・トマ作《ハムレット》オフェリ役を演じる。
ウィーン国立歌劇場においては、ルル役でデビュー。この役は、彼女のレパートリーの中心になり、ペーター・コンヴィチュニー制作の同公演は、ハンブルク、シカゴ・リリック・オペラ、アテネ・コンサート・ホール等でも行われ、絶賛される。同劇場には、その他ツェムリンスキー《こびと》ドンナ・クララ役、マスネ作《タイス》に出演。コヴェント・ガーデン・ロンドンでの《ナクソス島のアリアドネ》ツェルビネッタ役、ブレゲンツ音楽祭での《仮面舞踏会》オスカル役、ジュネーヴでのヴァルター・ブラウンフェルス作《鳥たち》ナイチンゲール役、また、パリのオペラ・バスティーユ、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、シカゴ・リリック・オペラにて演じた《こうもり》アデーレ役は、いずれも大きな賞賛を受ける。ザルツブルク音楽祭では、モーツァルト《牧人の王》エリーザ役、《フィガロの結婚》スザンナ役を務め、モネ劇場、エクサン・プロヴァンス音楽祭には《後宮からの逃走》コンスタンツェ役でゲスト出演した。また、ベルリン国立歌劇場のハイドン《騎士オルランド》アンゲリカ役で出演。2008年、バイエルン国立歌劇場の《アラベラ》ズデンカ役で、ミュンヘン・オペラ・フェスティバルにデビュー。主要な世界初演オペラにも多数出演しており、ベルリンとブリュッセルにてハンス・ヴェルナー・ヘンツェ作《フェドラ》、ゼンパー・オーパー(ドレスデン)にてマンフレート・トロヤーン作《大魔術》に出演し、最近ではウィーン国立歌劇場にてアリベルト・ライマン作《メデア》に主演した。また、グラーツのペーター・コンヴィチュニー制作《椿姫》、ブリュッセルでのマイヤベーア作《ユグノー教徒》マルグリット役、アン・デア・ウィーン劇場の《ホフマン物語》でも、大きな成功を収めている。
コンサートにおいても、主にヘルムート・リリング、インターナショナル・バッハ・アカデミー・シュトゥットガルト、そしてルネ・ヤーコプスと共演している。さらに、RAI国立交響楽団(ジェフリー・テイト指揮《天地創造》)、ローマの聖チェチーリア音楽院管弦楽団、ボストン交響楽団とコンサートで共演している。
リサイタルでも、様々なプログラムで成功を収めており、録音は多くの賞を受賞している。
今後は、アン・デア・ウィーン劇場《イドメネオ》《椿姫》(ウィーン)、《異国の女》(エッセン)、《ルル》(ミュンヘン)、リサイタル(チューリッヒ)、《フィガロの結婚》《ルル》(ニューヨーク)に出演予定。 

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クラウス・フローリアン・フォークト テノール.リサイタル

2015-06-24 05:39:09 | clasic
クラシック倶楽部 2015年6月23日



  クラウス・フロリアン・フォークト テノール・リサイタル


歌曲集”美しい水車屋の娘”D.795から1さすらい シューベルト作曲

2どこへ

3止まれ

4小川への感謝

5仕事を終えて

6うたがい

9水車屋の花

10涙の雨

12休み

13緑のリボンで

14狩人

15ねたみと誇り

16好きな色

17いやな色

18しぼんだ花

19水車屋と小川

20小川の子守歌

        テノール:クラウス・フロリアン・フォークト
        ピアノ:イェンドリック・シュプリンガー

 [収録:2013年3月27日/東京文化会館小ホール]

  クラウス・フロリアン・フォークト   イェンドリック・シュプリンガー
 

テノール:クラウス・フロリアン・フォークト Klaus Florian Vogtシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のハイデ生まれ。ハノーファーとハンブルクの音楽学校で最初はホルンを学び、ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の第1ホルン奏者として音楽家の道を歩み始める。オーケストラでの仕事と併行して、リューベック音楽大学でギュンター・ビンゲに師事して声楽を学んだ。学業を終えた後、1997/98年のシーズンよりフレンスブルク歌劇場に入る。

テノール:クラウス・フロリアン・フォークト Klaus Florian Vogt

イェンドリック・シュプリンガー Jendrik Springer1972年ゲッティンゲン生まれ。7歳からカール=ハインツ・ケマーリンクのもとでピアノを学び、指揮法をハノーファー国立音楽大学でルッツ・ケーラーに師事した。在学中に歌曲伴奏者としての広範なレパートリーを築き始め、ハルトムート・ヘルのマスターコースで、この分野に関するさらに重要な示唆を受けた。ピアニストとしても数々のコンクールで受賞経験があり、

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クリスティアーノ・ストーティン メゾ・ソプラノ・リサイタル

2015-06-23 05:14:18 | clasic
クラシック倶楽部 2015年6月22日



  クリスティアーノ・ストーティン メゾ・ソプラノ・リサイタル


森の中 D.708          シューベルト作曲

月に D.193           シューベルト作曲

あこがれの声 作品19第1    プフィッツナー作曲

メリケの詩による歌曲から ムンメル湖の亡霊たち  ウォルフ作曲

もしわたしが知っていたら 作品47第1   チャイコフスキー作曲

春まだ浅いころ 作品38第2        チャイコフスキー作曲

もう部屋の灯は消えた 作品63第5     チャイコフスキー作曲

昼の輝きが満ち夜の静けさが広がっても 作品47第6
                     チャイコフスキー作曲
セレナード 作品17第2      リヒヤルト・シュトラウス作曲

夜の散歩 作品29第3       リヒヤルト・シュトラウス作曲

五つの小さい歌曲から あらしの日 作品69第5
                 リヒヤルト・シュトラウス作曲

献身 作品10第1         リヒヤルト・シュトラウス作曲

      メゾ・ソプラノ:クリスティアーネ・ストーティン
      ピアノ:ヨーゼフ・ブラインル

 [収録:2013年3月22日/東京文化会館小ホール]

  クリスティイアーネ・ストーティン
stotijn_322.jpg メゾ・ソプラノ:クリスティアーネ・ストーティン Christianne Stotijnオランダのデルフトに生まれ、2000年にソロ・ヴァイオリンの勉強を終えた後、アムステルダム音楽院でウド・ライネマンから声楽の集中講習を受ける。さらに、ヤルト・ファン・ネス、デイム・ジャネット・ベイカーに師事し、声楽の勉強を続けた。ここ数年の間に、名誉ある05/06年のエコー賞最優秀新人賞、05年ボルレッティ=ブイトーニ・トラスト賞、08年にはオランダの音楽賞(Nederlandse Muziekprijs)を受賞。07年にはBBCの新世代アーティストに選ばれている。リートの熱心な解釈者で、長年に渡ってデュオを組んでいるヨーゼフ・ブラインルやジュリアス・ドレイクによる伴奏で、ロンドンのウィグモア・ホール、アムステルダム・コンセルトヘボウのメイン・ホールとリサイタル・ホール、ウィーン楽友協会とコンツェルトハウス、ニューヨークのカーネギー・ホール、パリのシャンゼリゼ劇場とシャトレ座、ザルツブルクのモーツァルテウム、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール、ワシントンのケネディ・センター、アトランタのスパイヴィー・ホール等、世界各地の一流のコンサート・ホールで頻繁に演奏会を行っている。ベルリン・フィルハーモニーへのデビューは、内田光子のピアノ伴奏によるシェーンベルクの《架空庭園の書》だった。アーティストとしてのストーティンのキャリアには、指揮者のベルナルト・ハイティンクが深い影響を及ぼしている。フランス国立管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とマーラーの《リュッケルト歌曲集》を共演して大成功を収めた後、ハイティンクはストーティンを、BBCプロムスでのマーラーの《交響曲第2番》、ルツェルン音楽祭でのベートーヴェンの《交響曲第9番》、シカゴ交響楽団との《リュッケルト歌曲集》、ボストン交響楽団との《マタイ受難曲》、ロンドン交響楽団との《大地の歌》に起用した。共演してきた世界的な指揮者たちには、クラウディオ・アバド、ウラディーミル・ユロフスキ、イヴァン・フィッシャー、グスターボ・ドゥダメル、ヤニック・ネゼ=セガン、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン、マルク・ミンコフスキ、ルネ・ヤーコプス、シャルル・デュトワ、アンドリス・ネルソンス等がおり、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フランス国立管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、ボストン交響楽団、バイエルン放送交響楽団等とも共演している。舞台への出演も多く、パリ・オペラ座では《スペードの女王》のポリーナ、ネザーランド・オペラでは《ポッペアの戴冠》のオッターヴィア、ベルギーのモネ劇場とネザーランド・オペラでは《ジューリオ・チェーザレ》のコルネーリア等を歌っている。コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスでは《タメルラーノ》のタイトル・ロール、また、オビエドのカンポアモール劇場とビルバオのアリアガ劇場では《ポッペアの戴冠》のオッターヴィアを歌った。ともに仕事をしたオペラの演出家には、グラハム・ヴィック、エミリオ・サージ、ピエール・アウディ、ウルセル・ハーマン、カール=エルンスト・ハーマン等がいる。レコーディングは現在、Onyxレーベルからリリースされている。これまでのディスコグラフィーには、ヨーゼフ・ブラインルの伴奏によるシューベルト、ベルク、ヴォルフ、ジュリアス・ドレイクの伴奏によるマーラーの歌曲集、2010年にBBCミュージック・マガジンの声楽レコーディング賞を受賞したジュリアス・ドレイクの伴奏によるチャイコフスキーの歌曲集、そしてOnyxでの最新録音でこれもジュリアス・ドレイクの伴奏による『あこがれの声~プフィッツナー、R.シュトラウス、マーラー:歌曲集』がある。MDGレーベルでは、自身の思いのこもった作品、フランク・マルタンの『旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌』を録音、08年のエコー・クラシック賞を受賞した。 
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N響コンサート 第1807回定期公演

2015-06-22 04:53:31 | clasic
クラシック音楽館 2015年6月21日


 N響コンサート 第1807回定期公演


 1.ピアノ協奏曲イ短調作品54  シューマン作曲

 2.交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」  ブルックナー作曲

  管弦楽:NHK交響楽団
  ピアノ:ベルトラン・シャマユ
  指揮:ミヒャエル・ザンデルリング

 [収録:2015年4月22日/サントリーホール]

  ミヒャエル・ザンデルリング
 ミヒャエル・ザンデルリング

ミヒャエル・ザンデルリングMichael Sanderling, *1967年2月21日 東ベルリン – )は、ドイツ指揮者チェリスト。現在、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者。有名な音楽家一家の出自であり、父親は指揮者クルト・ザンデルリング、腹違いの長兄トーマスと同腹の兄シュテファンも指揮者である。

ベルリン・ハンス・アイスラー高等音楽学校においてチェロウィリアム・プリースとヨーゼフ・シュヴァープに師事。1987年バルセロナのマリア・カナルス国際コンクールにおいて首位となる。学業を終えると、1988年から1992年までチェロ独奏者としてライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団に、1994年から2006年まで客演チェロ奏者としてベルリン放送交響楽団に迎えられた。ソリストとしては、バイエルン放送交響楽団ベルリン・ドイツ交響楽団ウィーン交響楽団チューリヒ・トーンハレ管弦楽団パリ管弦楽団ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団と共演している。また室内楽奏者として、ユリア・フィッシャーやマルティン・ヘルムヒェンと三重奏を行なってきたほか、ペーターゼン弦楽四重奏団やライプツィヒ弦楽四重奏団とも共演している。

指揮者としてのデビューは、2001年11月22日に、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団員によるベルリン室内管弦楽団の演奏会を指揮したときであり、以来その指揮に献身している。2003年よりドイツ弦楽フィルハーモニーの、2004年よりベルリン室内管弦楽団の首席指揮者、2006年にはポツダム室内アカデミーの首席指揮者兼芸術監督。2011年よりドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者。

1994年から1998年までベルリンで、2000年から2004年までベルン講師としてチェロの指導に携わり、その後はフランクフルト高等音楽学校にてチェロ教授に任命された。

 
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