Amadeus

クラシック音楽を中心にした音楽評論
カメラ時評ほか

長岡純子 ピアノ・リサイタル

2013-07-31 04:18:37 | Weblog
2013.07.31 Wednesday
長岡純子 ピアノ・リサイタル
  BSプレミアム クラシック倶楽部 2013年7月30日



  長岡純子 ピアノ・リサイタル


 シャコンヌ                  バッハ作曲
                       ブゾーニ編曲

 子供の領分から トロイメライ       シューマン作曲

 ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 作品53
                   ”ワルトシュタイン”
                     ベートーベン作曲

                     ピアノ:長岡純子

   ~2010年12月12日,東京・津田ホールで収録~

  長岡純子
 3歳より川上キヨ、東京音楽学校入学後はレオニード・クロイツアーに師事。1949年同校卒業の秋N響とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番でデビュー。
 その後も著名な指揮者と共演を重ね、1968年からは居を構えたオランダを中心にヨーロッパ各地で演奏活動を展開。1978年、再びN響との共演で日本に再登場。揺るぎないテックニックと様式感を持って生み出した演奏に、聴衆はもちろんのこと、学員たちからも感嘆と賞賛を寄せられた。
 1998年からはユトレヒト音楽院教授の職を退き演奏活動に専念、定期的に日本に戻り精力的に活動している。これまでに国内の主要オーケストラとの共演のほか、2001年第一生命ホールオープニング公演、大阪いずみホールのベートーベン・ソナタ全曲演奏会シリーズVol.6などに出演。2004年には岩城宏之指揮オーケストラ・アンサンブル金沢と2度にわたりベートーベンのピアノ協奏曲を共演し好評を得た。浜離宮朝日ホールには2001年より毎年登場して観客を魅了している。

 長岡純子さんの訃報が1月18日に入りました。長岡純子さんは18日、脳梗塞のため死去。
 82歳でした。通夜、葬儀は近親者で執り行ったという事です。
  謹んでご冥福をお祈り致します。
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ロータス・カルテットによるブラームス

2013-07-30 03:43:40 | Weblog
2013.07.30 Tuesday
ロータス・カルテットによるブラームス
 BSプレミアム クラシック倶楽部 2 013年7月29日



  ロータス・カルテットによるブラームス


 弦楽四重奏曲 イ短調作品51第2           ブラームス作曲

 弦楽四重奏曲 ハ短調作品51第1から第3、第4楽章   ブラームス作曲


            弦楽四重奏:ロータス・カルテット

            バイオリン;小林幸子
            バイオリン:マティアス・ノインドルフ
            ビオラ:山碕智子
            チェロ:斎藤千尋

  [収録:2012年11月30日/JTアートホール]

  ロータス・カルテット
 1992年に結成。1993年、大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門で第3位入賞。
 1995年弦楽四重奏の本場ドイツに渡り、シュトゥットガルト音楽芸術大学に入学。戦後ドイツを代表する弦楽四重奏団として、世界にその名声を轟かせたメロス弦楽四重奏団に師事。 すでに日本国内での活躍が約束されていた若い音楽家たちが、そのキャリアを断ち切って、弦楽四重奏という深遠、厳格な世界を極めるべく、そろってドイツに留学してしまったことは過去に例がなく、大きな注目を浴びた。
 メロスは勿論のこと、アマデウス弦楽四重奏団やラ・サール弦楽四重奏団など、二十世紀を代表する名カルテットの厚い薫陶と信頼を一身に受けたロータス・カルテットは次第に本場ヨーロッパで頭角を現した。
 1997年4月、難関のロンドン国際弦楽四重奏コンクールでメニューイン特別賞を、パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールで第3位特別賞を受賞。さらにドイツBDI音楽コンクール弦楽四重奏部門で第1位に輝く。このコンクールにおける弦楽四重奏部門での第1位受賞は、ロータス・カルテットの師である、メロス弦楽四重奏団以来の快挙であった。これを機に、ワーナー・テルデックと録音契約を結び、CDを世界にリリースするなど、以後今日までシュトゥットガルトを拠点に極めて充実した演奏活動を展開している。
 すでに引退して久しいアマデウス弦楽四重奏団に続いて、メロス弦楽四重奏団も第1ヴァイオリン奏者のウィルヘルム・メルヒャーが2005年に逝去したことにより、その輝かしき業績に遂に終止符が打たれた。
 ロータス・カルテットはメロス弦楽四重奏団のために予定されていた多数の公演を代役として、あるいはメロスの残されたメンバーとの合同演奏により救援するなど一層多忙を極めることになるとともに、アマデウスやメロスの伝統を全く正統に継承して活動を続ける貴重な弦楽四重奏団として、本場ドイツにおいて安定した評価を得る成熟した弦楽四重奏団に成長した。 また2005年からはロータスと同じく、メロスやアマデウス、ラ・サールに学んだシュトゥットガルト弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者を長年務めたマティアス・ノインドルフがロータス・カルテットの第2ヴァイオリン奏者として加入することになり、更なる注目と期待を集めている。
 2006年には久々に“来日”し、シューマン没後150周年を記念して、東京と関西で『シューマン:弦楽四重奏曲全曲演奏会』を開催。今や欧州各国においても世界的水準と評されるその高い演奏力が絶賛を博すのみならず、同時期にリリースされた『シューマン:弦楽四重奏曲全集』CDが平成18年度 文化庁芸術祭 優秀賞を受賞した。
 2008年にはベートーヴェン:ラズモフスキー・セット全曲演奏会を含む、10公演に及ぶ日本縦断ツアーを行い、各地で絶賛を博した。
 ロータス・カルテットは、東京クヮルテット以後、日本が生んだ国際的な常設弦楽四重奏団として唯一の存在であり、ドイツにおける弦楽四重奏の伝統的精神を受け継ぐ稀有な存在である。
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サンドリーヌ・ピオー ソプラノ・リサイタル

2013-07-29 05:21:50 | Weblog
2013.07.29 Monday
サンドリーヌ・ピオー ソプラノ・リサイタル
 BSプレミアム クラシック倶楽部 2012年10月26日



  サンドリーヌ・ピオー ソプラノ・リサイタル


 月の光 作品46第2             フォーレ作曲
                     ヴェルレーヌ作詞

 ゆりかご 作品71第1            フォーレ作曲
                  シュリ・プリュドム作詞

 夜の歌 作品71第6         メンデルスゾーン作曲
                   アイフェンドルフ作詞

 もう一つの五月の歌(魔女の歌) 作品8第8
                   メンデルスゾーン作曲
                       ヘルティ作詞

 魅惑と魔法の森で 作品36第2       ショーソン作曲
                       モレアス作詞

 時間 作品27第1             ショーソン作曲
                      モクレール作詞

 あすの朝 作品27第4    リヒヤルト・シュトラウス作曲
                       マッケイ作詞

 ひめごと 作品17第3    リヒヤルト・シュトラウス作曲
                       シャック作詞

 夜 作品10第3       リヒヤルト・シュトラウス作曲
                        ギルム作詞

 セレナード 作品17第2   リヒヤルト・シュトラウス作曲
                       シャック作詞

 絞首台の歌から 月での出来事  ヴァンサン・ブーショ作曲
                  モルゲンシュテルン作詞

 絞首台の歌から 水       ヴァンサン・ブーショ作曲
                  モルゲンシュテルン作詞

 絞首台の歌から 絞首台の子供の子守歌
                 ヴァンサン・ブーショ作曲
                  モルゲンシュテルン作詞

 C                    プーランク作曲
                       アラゴン作詞

 華やかな宴                プーランク作曲
                       アラゴン作詞

 なぐさめる人もなく             ブリテン作曲

 なにゆえイエスは              ブリテン作曲
                 クリスマス・キャロル作詞

        ソプラノ:サンドリーヌ・ピオー
        ピアノ:スーザン・マノフ

  [収録:2012年9月20日/東京・王子ホール]

  サンドリーヌ・ピオー
 サンドリーヌ・ピオーは1965年生まれ。フランスの声学家。ソプラノの声域を持つオペラ歌手である。
 ハープ奏者としての訓練を受けたが、コレージュ・ラマルティーヌとパリ音楽院において声楽を学んだ。
 ウィリアム・クリスティとエクサンプロヴァンス音楽祭において共演するなど、バロック・オペラのレパートリーでとりわけ名高い。その後もヨーロッパにおける古楽復興の立役者たち、たとえばマルク・ミンコフスキやフィリップ・ヘレヴェッへ、フランス・ブリュッヘン、ポール・マクリーシュ、アラン・カーティス、トン・コープマン、クリストフ・ルセ、ルネ・ヤーコプス、ファビオ・ビオンディらと共演してきた。
 近年では、バッハやグルック、モーツアルトといった18世紀の音楽だけでなく、ウェーバーのような19世紀ロマン派音楽、ドビュッシーやブリテンのような20世紀の音楽にまでレパートリーを拡げている。大きな舞台でオペラやコンサートを行い、之までにロンドンやボローニャ、ボルドーで活動したほか、ザルツブルクやモントルー、ドロットニングホルム、デレスデンの音楽祭にも出演している。また、フライブルク・バロック管弦楽団やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団といったオーケストラや、クルト・マズアやディエゴ・ファソリスといった指揮者とも競演している。
 2006年にはフランス政府より芸術文化勲章を受勲している。
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4人のバイオリニストの競演

2013-07-28 03:50:53 | Weblog
2013.07.28 Sunday
4人のバイオリニストの競演
   ハイビジョン クラシック倶楽部2011年1月14日 



  4人のバイオリニストの競演


 1.歌劇「ポギーとベス」から        (ガーシュイン作曲/
     サマータイム             ハイフェッツ編曲)
     女は気まぐれ
     そんなことはどうでもいいさ

 2.チガーヌ                   (ラヴェル作曲)

 3.無伴奏バイオリン・ソナタ第5番ト長調作品27第5 (イザイ作曲)

 4.カルメン幻想曲作品25            (サラサーテ作曲)

 5.歌劇「魔笛」から             (モーツアルト作曲/
     わたしは鳥刺し       レ・カトル・ヴィオロン編曲)
     恋を知るほどの殿方には
     愛の喜びは露と消え
     復しゅうの心は地獄のように胸に燃え
     おふた方には二度目のおこし
     パパパの二重唱


          バイオリン: 加藤知子  (4,5曲目)
          バイオリン:堀米ゆず子  (3,5曲目)
          バイオリン: 戸田弥生  (2,5曲目)
          バイオリン: 川田知子  (1,5曲目)
          ピアノ  : 寺嶋陸也(1,2,4,5曲目)
 

         [収録:2008年1月8日,フィリアホール]
 
 2008年12月11日放送の再放送。12月13日の当ブログで演奏者の紹介と評を記述。
 以上のような4人による競演はめずらしい事だったので、4ヶ月後の今回も再び聴かせてもらいました。同じ収録ですが、前回以上に楽しむ事が出来ました。
 最初にガーシュインの曲がありましたので、今回はそのガーシュインについて少し触れてみたいと思います。
 ジョージ・ガーシュインは1898年生まれのアメリカの作曲家であり、ポピュラー音楽やクラシック音楽の両面で活躍した人でアメリカ音楽を作り上げた作曲家として知られています。ロシア系ユダヤ人の移民の息子として、ニューヨーク生まれ、本名はジェイコブ・ガーショヴィッツ(Jacob Gershowitz)である。
 彼の略歴をひもとくとガーシュインが最初にクラシック音楽に触れたのは小学生のときに聴いたドボルザークの「ユモレスク」だということです。
 ここで面白いエピソオードがあります。それは、ガーシュインの父親は貧しい生活の中、ジョージの兄のアイラ・ガーシュインに音楽を学ばせようとピアノを買い与えたのであるが、彼アイラは文学にはとても関心があったのであるが、音楽の方には関心を示さず、ピアノを全然弾かなかったそうです。
 そこで、代わって弟のジョージがそのピアノに親しむという父親にとっては皮肉な結果になったわけであります。
 ジョージ・ガーシュインは38歳という若さで急逝しているのですが、当時彼の父親がピアノを買ってきたわけですが、もしそのピアノを買わなかったら、はて、ジョージ・ガーシュインはどうなっていたであろうか、なんて考えながら、川田知子のバイオリン演奏を聴いていました。
 結局のところ、出世作となったのは、兄のアイラ・ガーシュインが作詞家として弟ジョージ・ガーシュインとの共作になる1919年の歌曲「スワニー」で、人気歌手アル・ジョルソンに気に入られて彼が繰り返し歌った事からヒットし、人気ソングライターの道を歩むことになるのである。
 1920年代以降は、兄のアイラ・ガーシュインと組んで、レビューやミュージカル向けに多くのポピュラー・ソングを送り出した。このようにしてこの兄弟による歌曲はおびただしい数のヒット曲を生み出す事になるわけである。
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パトリツィア・コパチンスカヤ バイオリン・リサイタル

2013-07-27 05:50:20 | Weblog
2013.07.27 Saturday
パトリツィア・コパチンスカヤ バイオリン・リサイタル
 BSポウレミアム クラシック倶楽部 2013年7月26日


 
  パトリツィア・コパチンスカヤ バイオリン・リサイタル

 
 トランペットのカプリッチョ     ジョバンニ・パティスタ・ヴィターリ作曲
 
 「サイン・ゲーム・メッセージ」からメンシャロス・ラースローへの追悼
                               クルターク作曲

 「サイン・ゲーム・メッセージ」から「無窮動」        クルターク作曲

 「カフカ断章」から誰かが私の服を引っ張った         クルターク作曲

 「サイン・ゲーム・メッセージ」から秋の光景         クルターク作曲

 「サイン・ゲーム・メッセージ」からカレンツァの舞曲     クルターク作曲

 「カフカ断章」から「不安」                 クルターク作曲

 「幼き頃の印象」から「フィドル弾き」             エネスコ作曲

 無伴奏バイオリン・ソナタ                  バルトーク作曲

 クリン                       サンチェス・チョン作曲

 タンゴ・エチュード第3番                   ピアソラ作曲


             バイオリン:パトリツァ・コパチンスカヤ


  パトリツァ・コパチンスカヤ
 1977年モルドヴァ生まれ。ウィーン国立音楽大学とベルン音楽院でバイオリンと作曲を学ぶ。2001年にクレディ・スイス・グループ・ヤング・アーティスト賞を受賞し、翌年にはM.ヤンソンス指揮ウィーン・フィルと共演。ほかにもベルリン・ドイツ響、マーラー・チェンバー・オーケストラ、フランス国立管などのソリストに招かれ、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン・フェスティバル、ウィーン芸術週間に出演。通常レパートリーから現代曲まで自由奔放な取り組みと演奏をみせ、F.サイやO.ツィーカンらが彼女に楽曲を献呈した。
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日本音楽コンクール 80周年ガラ・コンサート(4)

2013-07-26 04:05:47 | Weblog
2013.07.26 Friday
日本音楽コンクール 80周年ガラ・コンサート(4)
 BSプレミアム クラシック倶楽部 2013年7月25日



  日本音楽コンクール 80周年ガラ・コンサート(4)


 チガーヌ                    ラヴェル作曲

   バイオリン:戸田弥生、管弦楽:NHK交響楽団、指揮:尾高忠明

 歌劇「オテロ」から「アヴェ・マリア」      ヴェルディ作曲

   ソプラノ:木下美穂子、管弦楽:NHK交響楽團、指揮:尾高忠明

 歌劇「トスカ」から「歌に生き、恋に生き」    プッチーニ作曲

   ソプラノ:木下美穂子、管弦楽:NHK交響楽団、指揮:尾高忠明

 サクソフォーン協奏曲              グレグソン作曲

   サクソフォーン:須川展也、管弦楽:NHK交響楽団、指揮:尾高忠明


 [収録:2012年2月5日/東京・NHKホール]


  戸田弥生
 4歳からバイオリンを始める。1985年第54回日本音楽コンクール第1位。桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業し、1992年アムステルダムのスウェーリンク音楽院に留学。
 1993年エリザベート王妃国際音楽コンクールに優勝して一躍注目を集め、本格的な活動を開始する。1996年にはニューヨークのジュリアード音楽院からディレイ・スカラシップを受け、一年間在籍。1997年にニューヨーク・デビューを果たし絶賛を受ける。また、オランダの作曲家トリスタン・コイリスから、バイオリン協奏曲第2番(1995)を献呈され、アムステルダム・コンセルトヘボウで初演した、
 1999年にカーネギー・リサイタル・ホールで室内楽を中心としたリサイタル「Yayoi and friends」を開催した。2009年にはアジアにも活動の場を広げ、上海で室内楽や武漢交響楽団との共演。韓国でジェジュ音楽祭に出演した。2010年には、4月にオランダとスペインでのバイオリン・マスタークラスを、11月にピアノのヴァレリー・ファナシェフとのデュオを東京および福井で行い、大好評を博した。
 江藤俊哉、ヘルマン・クレバース、シャルル・アンドレ・リナール、ドロシー・ディレイ等に師事。1993年のエリザベート王妃国際音楽コンクール優勝以来、日本を代表するバイオリニストの一人として、圧倒的な集中力による情熱的な演奏で聴く者を魅了している。
 日本の数多くのオーケスストラはもとより、ニューヨーク・チェンバー・オーケストラ、モスクワ・フィルハーモニー、プラハ・チェンバー・オーケストラ、ハーグ・レジデント管、スウェーデン放送響、ボン・ベートーベン・ハレ管、北オランダ・フィルハーモニー、ベルガモ室内オーケストラ、ドイツ・カンマー・フィルハーモニーなどに出演し、また、小澤征爾、ユーリー・シモノフ、シュロモ・ミンツ、ジャン・ジャック・カントロフ、アレキサンダー・シュナイダー、スタニスラフ・ブーニン、ジャン・フルネ、ガリー・ベルティーニ、マルタ・アルゲリッチ、フランク・ブラレイ、アブデル・ラハマン・エル=バシャ、ジェラール・コセらとも共演している。
 国内外のコンクール審査員としても招かれ、2005年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールのバイオリン部門審査員を務めた。1994年、第4回出光音楽賞を受賞。

  木下美穂子
 木下美穂子はニューヨーク在住の日本のソプラノ歌手である。鹿児島県出身。大分県立藝術短期大学卒業。武蔵野音楽大学卒業。同大学院修了。二期会オペラスタジオマスタークラス修了。2001年に日本三大声楽コンクール全てを一年で征する快挙を挙げた。
 2001年、第70回日本音楽コンクール声楽部門第1位。松下賞。第37回日伊声楽ココルソ第1位.第32回イタリア声楽コンコルソ・シエナ大賞。
 2002年、サンタ・マルゲリーク市国際声楽コンクール第1位。小澤征爾指揮「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・エルヴィーラでデビュー。
 2003年、6月、ベオグラード国立歌劇場で「蝶々夫人」のタイトロールを演じてヨーロッパデビュー。9月、二期会オペラ「蝶々夫人」で東京デビュー。
 2007年、リチーア・アルバネーゼ・プッチーニ国際声楽コンクールで第1位。ヴェルディ「レクイエム」にて、アメリカデビュー。
 2008年、ウィグモアホールで行われたショルティ没後10年メモリアルコンサートでロンドンデビュー。
 2011年には,ロイヤルあるバートホールにてロンドンオペラデビュー。

  須川展也
 1961年生まれの日本のサクソフォーン奏者。佐賀県生まれ。その後静岡県浜松市に移住。静岡県立浜松北高等学校、都響芸術大学卒業。サクソフォーンを大室勇一に師事。
 第51回日本音楽コンクール管楽器部門で2位(1位なし)、第1回日本管打楽器コンクール・サクソフォーン部門で第1位を受賞しデビュー。第4回(1993年度)出光音楽賞を受賞している。
 東京芸術大学講師を務める。2007年8月1日、ヤマハ吹奏楽団浜松の第5代常任指揮者に就任。2010年12月を以て22年間務めた東京佼成ウインドオーケストラのコンサートマスターを退任した。
 トルヴェール・クァルテットのリーダーで、ソプラノサクソフォーンを担当している。2002年のNHK朝の連続テレビ小説「さくら」のテーマ音楽を演奏するなど、マスコミへの露出も多い。発売したCDも多くある。多くのサクソフォーンのための作品を委嘱している。(吉松隆作曲「ファジーバード・ソナタ」、「サイバーバード協奏曲」、「ソプラノ/サクソフォン協奏曲~アルビレオ・モード」、西村朗作曲「サクソフォーン協奏曲~魂の内なる存在」など。
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日本音楽コンクール 80周年ガラ・コンサート(3)

2013-07-25 05:31:53 | Weblog
2013.07.25 Thursday
日本音楽コンクール 80周年ガラ・コンサート(3)
 BSプレミアム クラシック倶楽部 2013年7月24日



  日本音楽コンクール 80周年ガラ・コンサート(3)


 フルート小協奏曲 作品30aから 第2,第3楽章     尾高尚忠作曲

   フルート:小山裕幾、指揮:尾高忠明、管弦楽:NHK交響楽団

 序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28      サン・サーンス作曲

   バイオリン:渡辺玲子、指揮:尾高忠明、管弦楽:NHK交響楽団

 ディヴァージョンズ 作品21から主題、第1、第2、第4、第9、第10変奏終曲
                             ブリテン作曲

   ピアノ:舘野 泉、指揮:尾高忠明、管弦楽:NHK交響楽団


  [収録:2012年2月5日/東京・NHKホール]


  小山裕幾
 1986年生まれ。1999年、第53回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門中学校の部第1位。2002年、第56回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門高校生の部第1位。同年、第7回びわ湖国際フルートコンクールにて高校生部門第1位。2004年、第73回日本音楽コンクールフルート部門第1位、岩谷賞(オーディエンス賞)、加藤賞、吉田賞を受賞。2005年、第6回神戸国際フルートコンクールに日本人としては初めてだ第1位を受賞する。日本各地でリサイタルを開催するほか、新日本フィル、日本フィル、東京フィル、東響、東京シティ・フィル、大阪シンフォニカー、神戸市室内合奏団等のオーケストラと共演を重ねる。紀尾井ニューアーティストシリーズ、東京オペラシティ「B-C」シリーズ等に出演。これまで三上明子、ヴォルフガング・シュルツ、パウル・マイゼン、堀井恵、ハンスゲオルグ・シュマイザー、オーレル・ニコレに師事。2006年第17回出光音楽賞受賞。

  渡辺玲子
 1966年生まれ、東京都出身のバイオリニスト。3歳半からバイオリンを始め、スズキ・メソード吉祥寺センターの松井宏中に師事した。7歳から桐朋学園子供のための音楽教室に通い、鈴木共子に学んだ。中学生から田中千香士に師事し、1981年第50回日本音楽コンクールにおいて、最年少の15歳で第1位、第1回増沢賞を受賞する。
 1982年、NHK交響楽団「若い芽のコンサート」でバルトークのバイオリン協奏曲第2番を共演した。同年、東京芸術大学音楽部附属音楽高校に入学したが、独学を決意して2年生で中退した。1984年、18歳の時、ヴィオティ国際バイオリン・コンクールに出場し、第1位なしの第2位を受賞。この年のロン=ティボー国際コンクールにも出場し、審査委員をしていたジョセフ・フックスと出合う。
 1985年、フックスが教鞭を執っていたジュリアード音楽院のオーディションを受け、同年9月、全奨学生として入学、ファックスに師事した。また室内楽をヤコブ・ラタイナー、フェリックス・ガミリア、サミュエル・ローズに学んだ。1986年、パガニーニ国際コンクールで第1位なしの第2位を受賞した。1992年、ジュリアード音楽院を卒響した。
 1992年、ジュリアード音楽院卒業前にネーメ・ヤルヴィ指揮フィルハーモニア管弦楽団と共演してロンドンでデビューした。その後、ニューヨークを拠点として活動し、ソリストとして数々のオーケストラと共演した。
 2004年4月、秋田県立国際教養大学の特任助教授に就任。2005年、第35回エクソンモービル音楽賞の洋楽部門奨励賞を受賞。

  舘野 泉
 1936年東京生まれのフィンランド在住のピアニスト。
 父舘野弘はチェリスト。母舘野光(小野光)はピアニスト。母方は、明治維新まで7代にわたって仙台藩の能楽を司っていた家系。
 自由が丘に生まれ育ち、戦災を避けて栃木県間中に一家で疎開、敗戦を迎える。目黒区立緑が丘小学校から慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校を経て東京芸術大学音楽学部ピアノ科を首席で卒業。ピアノはレオニード・コハンスキー、安川加寿子、豊増昇、イエルク・デムスに師事した。
 1964年よりヘルシンキに在住し、シベリウスをはじめ、マデトヤ、ラウタヴァーラ、カスキ、メラルティン、コッコネン、ノルドグレンなど、フィンランドの近現代作曲家の作品に取り組み続けている。日本シベリウス協会会長。
 また、若い頃からセラヴィックに惹かれ、自身のレパートリーに組み入れている。2002年には日本セヴラック協会を作り、顧問を務めている。
 1968年、メシアン・コンクールで第2位。同年より国立シベリウス・アカデミーの教授を務めたが、1981年以来フィンランド政府より芸術家年金を与えられ、以降教職を退いて演奏活動に専念している。
 2002年1月9日、フィンランド・タンペレでのリサイタル中に脳溢血で倒れ、その後遺症として右半身に麻痺が残る。リハビリを経ても右手が不自由であったが、2003年8月のオウルンサロ音楽祭で復帰を果たす。その中でスクリャービンやパッティによる、左手のためのピアノ作品を演奏した。それをきっかけに、本格的にこの分野を開拓していこうと決意。翌年には日本で、左手のピアノ作品によるリサイタルを開き、マスコミにも大きくとりあげられた。以後、演奏会、録音ならびに新作委嘱などを通じて、左手ピアノ曲の普及につとめている。
 妻のマリア・ホロパイネンはソプラノ歌手。息子のヤンネ舘野はバイオリニスト。弟の舘野英司はチェリスト。妹の鍋島晶子はバイオリニスト。晶子の長女の鍋島真理は音楽学者。
 日本のクラシック音楽家で初めてファンクラブが設立された草分けである。
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日本音楽コンクール 80周年ガラ・コンサート(2)

2013-07-24 04:12:43 | Weblog
2013.07.24 Wednesday
日本音楽コンクール 80周年ガラ・コンサート(2)
 BSクラシック倶楽部 2013年7月23日



  日本音楽コンクール 80周年ガラ・コンサート(2)


 歌劇”椿姫”から”ああ、そはかの人か~花から花へ”    ヴェルディ作曲

        指揮:尾高忠明、管弦楽:NHK交響楽団、ソプラノ:澤畑恵美

 詩曲 作品25                     ショーソン作曲

        指揮:尾高忠明、管弦楽:NHK交響楽団、バイオリン:成田達輝

 
 チェロ協奏曲 ロ短調 作品104から 第1楽章     ドボルザーク作曲

        指揮:尾高忠明、管弦楽:NHK交響楽団、チェロ:藤森亮一

  [2012年2月4日/東京/NHKホール]

  成田達輝
 1992年生まれ.3歳よりバイオリンを始める。2006年60回全日本学生音楽コンクール中学校の部全国大会第1位、都築音楽賞、兎束賞、東儀賞受賞。2007年第5回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞受賞。2008年ヤマハ音楽支援制度音楽支援対象者。第29回霧島国際音楽祭大賞受賞。第52回パガニーニ国際バイオリンコンクール・セミファイナリスト。2009年ラヴェル国際音楽アカデミーに参加しラヴェル音楽院賞受賞。第78回日本音楽コンクール第2位、Eナカミチ賞受賞。IMA奨励賞受賞。沼尻竜典/名古屋フィル、梅田俊明/日本フィル及び東京フィル、飯森範親及び西本智実/東響、小林研一郎/新日本フィルと共演。2010年3月、桐朋女子高等学校音楽科卒業。これまでに沢田まさ子、市川映子等に師事。ジャン=ジャック・カントロフ、スヴェトリン・ルセヴ、フローラン・シゲティ、藤原浜雄等にも師事。

  藤森亮一
 1963年京都に生まれる。11歳よりチェロを学び始める。京都市立堀川高等学校音楽科を経て、1982年東京音楽大学に特待生で入学。同年第29回文化放送音楽賞を受賞。1983年第52回日本音楽コンクール・チェロ部門第1位。1986年第21回東京国際音楽コンクール弦楽四重奏部門・齋藤秀雄唱受賞。1987年、NHK交響楽団に入団。1990年ドイツに留学し、ミュンヘンでさらに研鑽を重ねる。これまでに、故・徳永兼一郎、上村昇、河村文昭、ワルター・ノータス等に師事。
 1998年モルゴーア・カルテットとして村松賞を受賞。1999年東京オペラシティにおいて無伴奏チェロ曲によるリサイタルを行う。また同年カザルスホールにて「P・カザルスに捧げるチェロ連続演奏会」に出演し、いずれも絶賛を浴びる。
 2000年より、チェロ四重奏「ラ・クァルティーナ」を結成。好評を博している。
 2007年度第26回京都府文化賞功労賞を受賞。2010年度モルゴーア・クァルテットとしてアリオン賞を受賞。
 現在、NHK交響楽団首席奏者を務めるかたわら、ソロやアンサンブルの領域でも意欲的な演奏を繰り広げ、国内外のアーティスト等と活発に共演。レコーディング活動においては、ソロはもちろん、様々なアーティストから絶大な信頼を得ている。
 現在、東邦音楽大学特任教授、国立音楽大学非常勤講師、東京芸術大学非常勤講師を務め後進の指導にあたっている。(biographyより)
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日本音楽コンクール 80周年ガラ・コンサート(1)

2013-07-23 07:10:25 | Weblog
2013.07.23 Tuesday
日本音楽コンクール 80周年ガラ・コンサート(1)
   BSプレミアム クラシック倶楽部 2013年7月22日



  日本音楽コンクール 80周年ガラ・コンサート(1)


 歌劇”トスカ”から”たえなる調和”          プッチーニ作曲

 歌劇”トゥーランドット”から”誰も寝てはならぬ”   プッチーニ作曲

        指揮:尾高忠明
        管弦楽:NHK交響楽団
        テノール:西村悟

 タイスのめい想曲                   マスネ作曲

        指揮:尾高忠明
        管弦楽:NHK交響楽団
        バイオリン:前橋汀子

 無伴奏バイオリン・パルティータ第2番二短調BWV1004から”シャコンヌ”
                            バッハ作曲

        バイオリン:鳩山寛

 バイオリン協奏曲第2番から             バルトーク作曲

        バイオリン:渡辺玲子

 クライレスリアーナ作品16から            シューマン作曲

        ピアノ:仲道郁代

 サクソフォーン小協奏曲から               イベール作曲

        サクソフォーン:須川展也

 チェロ協奏曲二長調                   ハイドン作曲

        チェロ:藤森亮一

 歌劇”椿姫”から”花か花へ”から             ヴェルディ作曲

        ソプラノ:澤畑恵美

 ピアノ協奏曲ト長調                   ラヴェル作曲

        ピアノ:清水和音


  [収録:2012年2月4日/東京・NHKホール]


  西村悟
 日本大学芸術学部音楽学科首席卒業、東京芸術大学大学院オペラ科修了。読売新人演奏会出演。声楽を丹羽勝海、川上洋司、Yoko Takedaの各氏に師事。芸大オペラ「セヴィリアの理髪師」(粟
國淳演出)アルマヴィーヴァ伯爵役でオペラデビュー。第36回イタリア声楽コンコルソ・ミラノ部門にて大賞(1位)を受賞。翌年奨学金を得てボローニャ国立音楽院へ一年間留学。第23回イズマエーレ・ヴォルトリーニ国際オペラコンクール入選。第27回、同コンクールで第2位を受賞。イタリア各地で演奏会、オペラに出演。なかでも「ボエーム」ロドルフォ役は当たり役との称賛を得る。帰国後も、芸大オペラ「ファルスタッフ」(大勝秀也指揮、粟國淳演出)フェントン役をはじめ、サントリーホールオペラアカデミー公演、アンサンブル金沢定期公演(現田茂夫指揮)、いずれも「ボエーム」ロドルフォ役で好評を得る。‘08、‘09年と指揮者大野和士氏とともに日本全国をチャリティーで回るなど精力的に活動する。文化庁新進芸術家海外派遣員としてイタリア・ヴェローナに留学。‘10年佐渡裕指揮「21世紀の第九」にテノールソロに抜擢され好評を得る。また‘11年東京フィルハーモニー交響楽団100周年記念第九特別演奏会では全公演にテノールソロで出演し、その大役を務めた。同演目で「題名のない音楽会」に出演。「一万人の第九」や兵庫県立芸術文化センター「ジルベスター・ガラ・コンサート」などの大舞台でもその存在感を示した。‘11年イタリアで若手の登竜門として知られる第17回リッカルド・ザンドナーイ国際声楽コンクールにて第2位、並びに審査委員長特別賞を受賞。イタリアのMusica Riva Festivalに招待され絶賛される。またカナダ・モントリオール
の音楽祭に招待されるなど国内外で活躍中。第7回千葉市芸術文化新人賞受賞。第80回日本音楽コンクール(オペラアリア)にて第1位、並びに聴衆賞を受賞。日本声楽アカデミー会員。
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N響コンサート 第1754回定期公演

2013-07-22 05:58:10 | Weblog
2013.07.22 Monday
N響コンサート 第1754回定期公演
 クラシック音楽館 2013年7月21日



  N響コンサート 第1754回定期公演


 序曲「フロアーサル」作品19                エルガー作曲

 歌劇「村のロメオとジュリエット」から間奏曲「天国への道」ディーリアス作曲

 チューバ協奏曲                ヴォーン・ウィリアムズ作曲

 交響曲第1番                       ウォルトン作曲


         管弦楽:NHK交響楽団
         チューバ:池田幸広
         指揮:尾高忠明

 [収録:2013年5月11日/東京・NHKホール]


 
 池田 幸広(いけだ ゆきひろ、1975年 - )は日本のチューバ奏者。
これまでに稲川榮一、江川秀樹に師事。2005年より多戸幾久三氏に代わり、NHK交響楽団のチューバ奏者を務めている。また、ジャパン・テューバ・ソロイスツ、トウキョウ・ブラス・シンフォニー、なぎさブラスゾリステンのメンバーの1人。洗足学園音楽大学、東京ミュージック&メディアアーツ尚美の非常勤講師。静岡県島田市出身。
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