最後の一葉

あの壁、最後の一枚の蔦の葉を見て。ああジョンジー、あれがベーアマンさんの傑作なのよ。

油彩№44「ぬくもりの思い出たち」(75日目)

2012年07月03日 22時33分41秒 | 油彩画(静物)
 ここ数日左端のランプを描き直している。あまりにもガタガタなので、ペインティングナイフで塗って乾いた後筆で描いた。静物画はここまで執着して描いているとどうしても細密画的に描きたくなるが、私の場合性格的に辛抱が足りない性かラフなタッチになってしまうし、その方が気持ちがいい絵になるような気がする。

 ところで、ずっと1、2年で転勤・転居を繰り返してきたが、やれやれ十数年振りに同じ所に3年も勤務できることになった。うれしい。ここ倉敷は私にとってもっと攻めていきたいモチーフ(風景)が一杯なので、ホッとしている。色々やりたいことがあったが、引っ越し荷物が増えてしまうことを気にして控えていた。これで新しい挑戦に本格始動できる。
 気持ちがギスギスしていたり、打算があったり、不安があったりするとどうしても絵に出てしまう。シビアで厳しくつらい内容の絵にも作家の人柄で暖かく情緒的な絵にできる。私もそんな絵が描きたいものだ。例えば、前田寛治の「二人の労働者」のように。
 「Kだより」が届いて、K会展に入選した一般入選作品の講評が書いてあった。私の「倉敷の思い出」に対しては「ていねいで素直な表現に好感が持てる」とあった。こんな未熟な絵に対して身に余るお言葉でファイトが湧いてきた。
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2 コメント

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Unknown (ビタースイート)
2012-07-04 06:38:22
嬉しいですね(*^-^*)
Unknown (kt)
2012-07-04 18:39:16
 はい、嬉しいです。でも、あくまで第一線で全力でやる気持ちは変わりません。奉られ組織の扶養親族になるのはマッピラ御免です。
 それから、絵に関してはものすごく色々なアイデアが浮かんでいて、もうもう本当にもうもう、ああ嗚呼!! とにかくこれからの一年、ワクワクドキドキです。

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