最後の一葉

あの壁、最後の一枚の蔦の葉を見て。ああジョンジー、あれがベーアマンさんの傑作なのよ。

二紀展

2012年01月28日 07時34分40秒 | 絵に関すること
 お早うございます。
 1/24から29まで広島巡回展をやっているので、この土日のいずれかに行って観て来ます。たぶん、今日。昨年は多忙でどうしても観に行けなかった。今まで観てきた展覧会の中で最も秀一な展覧会(他会派にもかかわらず)と思っているので、見逃せないものです。 帰ってきたら、感想を書きます。

 広島から帰ってきました。第65回記念二紀展(第41回記念広島巡回展)。圧倒され、観ているうちに自分が恥ずかしくなった。私は何も知らなかった。
 製作過程を盗もうとしてあがいてみた。何度も往復した。エスキース、分割、主張、色調、色面構成、多重、コラージュ、ソラリゼーション、シュルレアリスム、オイル、細部へと描き上げられた完璧な絵を観て、何もかもが吹っ飛び、自分の絵の余りに未熟なことが突きつけられた思い。

 でも負けない。努力あるのみ。先ずは自分自身のマチエールを作ってみるつもりです。私にとって、結局のところいい絵を観ることしか得る手段はない。ものすごい時間・経験・努力がかかって描かれている。また重厚だが必ずしも厚く塗り重ねるだけではない。そういう絵肌作りがミソなのだろう。そういう努力を悟られぬよう仕上げ段階でサラッとインパストを入れてさも硬くないラフな絵に仕立てているのがずるいと言えばずるい。
コメント
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