学校を辞めます 

51歳、ある教員の選択

取材で迷子~そこで考えたこと

2013年03月24日 10時56分14秒 | 映画「子どもたちと生きるために」
引き続き、「子どもたちと生きるために」の製作日誌を。
昨年、6月郡山のSさんを訪ねた。
いろんなことを聞きたかったが、
先ずはプールのこと、屋外活動の制限のこと。
聞きたいことがたくさんあったが
このときは、取材先のSさんのM小にたどり着くまでが大変だった。
時間があったので、須賀川で少し撮影。
その後、須賀川駅で電車を待っていたところ結構強い揺れ。
おかげで電車が止まってしまい、須賀川から郡山までタクシー移動。
ここでかなりの「出費」、痛かった。
それから郡山からM小までバス移動。
僕は車の運転ができないので、バス移動には慣れているつもりだったが、
M小前のバス停を乗り過ごし、隣町まで行ってしまった。
その結果、歩いて戻ることに。
しかし、そのとき見た田んぼのきれいなこと。
農作物の出荷で揺れているはずなのに。
複雑な気持ちになった。
須賀川駅でも、田んぼでも、「非日常」が「日常」の中で
打ち消されていく。
それがすべてだとすれば、どうすればいいのか。
僕は、その中できっと「人らしさ」が残っていると
かってに想像した。
その想像は、あたっていた。
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東京民報で記事に

2013年03月16日 12時09分37秒 | 映画「子どもたちと生きるために」
映画「子どもたちと生きるために」が「東京民報」で記事になりました。

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あ~しんど!

2013年03月16日 11時43分16秒 | じゃがいもじゅく
3月15日(金)F君(中1)
2時間見ている子は、F君(中1)、M君(中2)
さすがに、2時間はしんどくなってきました。
年だなあと感じます。
そこで、思い切ってF君のお父さんに
「少し短くしてもいいですか?」とお願いしました。
「いいですよ」と快く返事していただき
1時間半にしてもらいました。
ほっとしました。
本当に申し訳ないです。
こんなとき、無料にしてよかったと思います。
そのF君、体も大きくなり
力もついてきました。
今日は、ジャンパーをハンガーにかけることができました。
それから、10円玉を数えて、40円をつくることができました。
10円玉を、10のついている表を出して、きれいに並べるのです。
こんな「成長」は、しっかり親御さんに伝えていきたいです。
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「子どもたちといきるために」の感想

2013年03月04日 11時46分05秒 | 映画「子どもたちと生きるために」
『子どもたちを放射能から守れ』『わたしたちは忘れない』『子どもたちと生きるために 福島の教師たち』、3本を続けて観ました。どれも丁寧に作られている印象を持ちました。ひとりひとりのことばをしっかり聴かせてくれて、良かったと思います。
『子どもたちを放射能から守れ』を撮影しておられたとき、私自身もよく院内集会などに行っていました。福島から子どもたちがバスで来て、文科省や保安院の役人たちに厳しい質問を投げかけていたのを忘れることができません。そんな記憶がありながら、このDVDの中でなされている文科省の役人の返答、山下俊一のことばには、再び怒りが噴きあがってきました。ここで言われていることが、今では全く通用しないこと、そしてそれに対する謝罪がないことに、言葉の軽さと無責任さを感じました。子どもたちに対してこんな軽い言葉を発してよいものなのでしょうか。
今もこの時の不安と恐れを福島の親と子どもたちが抱いていることを、このDVDを観て、確認していきたいと思います。
『わたしたちは忘れない』で、初めて福島の先生たちの姿を見せていただいた気がします。被災者でありながら、子どもたちを必死に守ろうとしながら、行政と教育委員会の現場を考慮しない配置に、何ということかという言葉が出てきてしまいました。兼務校への遠距離通勤ということも、メディアでは全く報道されませんし、このDVDで初めて知ることができました。日教組は何をしているのでしょうか。
『子どもたちと生きるために 福島の教師たち』で撮影されていた「放射線教育」は、福島だけでなく、どこの県でも行われなければいけないものだと思いました。そのことを気づかせてくれたことは大きいことだと思いました。
このシリーズのことは、根津さんから教えていただきました。ぜひ観たいと思っていましたところ、メーリングリストで回ってきました。根津さん、河原井さんの支援に関わりを持っていますから。
これからも福島の現場を伝える映像と言葉をお願いします。期待しています。
                                            (東京都小平市 長沢俊夫さん)

自ら被災者である教員が、自らのギリギリの生活をかけて、今地道ではあるが、真の教育の取り組みをしておられる事がよくわかった。
曰く子どもが、「これからの生き方を自分で考えられるようになるため」
DVDを多くの人達と一緒に観られる場を考えていきたいですね。
                                            (滋賀県草津市 木村幸雄さん)

原発の今後を国はあいまいにしたままで、現場の教師にこの問題の教育をさせることの無責任さを痛感します。
福島の先生方の苦悩は察するにあまりがあります。島根の先生が「竹島の日」とやらに竹島をどうまもるかの授業をさせられていました。
先生も生徒も途方にくれているようにTV画面でみうけられました。
福島の先生方は、それぞれ子どもに寄りそって前をむいておられます。子どもの生きる力を信じておられるからこそ、前向きになねるのかなと思いました。それでもやっぱり尊い仕事だと思います。がんばってください。子どもに大丈夫だよと言ってあげてください。
                                             (兵庫県 阪上史子さん)
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映画の感想

2013年03月01日 20時18分14秒 | 映画「わたしたちは忘れない 福島 避難区
勉強になることばかりです。
1つだけ、パッケージの裏表紙にある
「被曝地福島」という言葉の使い方は、
難しいです。
どこかれあどこまでがそうなのか
線引きができないうえに
地元の人達を傷つける危険性もあるので。
    (平山 勉さん 福島県いわき市)

深く考えさせられました。
除染というがどこへ捨てられるの?と
思っていましたので。
一人の先生の家のうら山というのが生々しい。
しかも住人に相談もなくとは、驚きかつ
怒りを覚えます。
最後の先生が「一人一人の未来の生活設計、
生き方を考える学習」といわれたのが感動的です。
ほんとにいつもどこでも同じなのに、忘れてしまっていることを
福島の教育が告発しています。
ありがとう。
    (荒井とみよさん 兵庫県宝塚市)
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