学校を辞めます 

51歳、ある教員の選択

映画「わたしたちは忘れない」の感想

2012年03月31日 16時43分05秒 | 映画「わたしたちは忘れない 福島 避難区
*「君が代」不起立裁判、七尾養護学校「こころと体の学習」裁判原告の河原井純子さんが、集会で映画の上映をしていただき、たくさんの方からの感想文集を送ってくださいました。福島へとつながる可能性を感じる、すばらしい取り組みです。少しずつ、ご紹介したいと思います。

*DVDの感想
原発事故のため故郷を奪われた人の、あらゆる職場、学校、生活を奪われて、大変なことだと思う。片道91kmも通勤にかけるそんあ状態まで強いられて、どこにその怒りをぶつければいいいのか。この先、子供達への健康被害が危惧されるが、チェルノブイリの報告からもわかるとおり、大変な状態になることはわかりきっている。それなのに国は何も手を下そうとしない。3・11に郡山の集会で、かって満州から引き揚げた方が「私は国策により2度も棄民にされた」と語っていたが、今の国は人間の命などどうでもいいと思っているのか。私もできる所で行動をおこしていきたいと思う。
福島で暮らす子どもたちの状況を撮って、知らせていただければうれしいと思います。人間の命をおびやかす原発は断固なくしていくために、私もいきたいと思います。(東京都板橋区・武村さん)
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「好き」「嫌い」が言えるすばらしさを教えたい(じゃがいもじゅく日記)

2012年03月31日 16時16分40秒 | じゃがいもじゅく
3月30日(金)
*「好き」「嫌い」が言えるすばらしさを教えたい(F君:小6)
F君の大事な学習は、言葉です。
感情はとても豊なF君。おもしろい時は大笑いし、怖い時はそれは、それは怖そうな顔。
そんなF君は、何でも「あい」です。
それが数少ないコミュニケーションの方法なのです。大事なコミュニケーションなのです。
「嫌いなもの」でも、「あい」です。それが、コンタクトなのです。
でも、「あい」の反対の表現方法も身につけてもらいたい。
僕もどうしていいいかわかりません。でも、それは、大事だと思うのです。
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全員、やりました!高校入試(じゃがいもじゅく日記)

2012年03月29日 11時00分43秒 | じゃがいもじゅく
3月28日(水)
全員合格(中3:O君、K君、T君、高1:A君)
今日は、都立高校定時制2次募集と編入試験の発表です。
じゃがいもじゅくの4人は、全員合格しました。
本当にうれしいです。でも、苦労しました。
小学校の時には、スクールカウンセラーに紹介をすすめられた子もいますし、長い間「不登校」だった子もいます。また、高校編入をせざるをえなかった子もいます。でも、今思うのは、やっぱりこの子達は、ぐんぐん生きていかなければいけないということです。そうでなければ、いけないと思うのです。
これまで彼らを苦しめたのは、言われのない、圧力。誰が決めたかわからないある基準に達しないと、批判されるおかしな世界だったと思います。彼らは、ちっとも悪くないし、この子達は本当にがんばってきました。
とにかく真面目でしたよ、本当に。そして、とてもいいキャラクターを持っています。それを伸ばしてあげれない大人の方が、不合格だと思います。
これから、また、いいようのないしんどさが待っています。僕は、まだまだ彼らから目を離せません。そして、どうすれば彼らのような子たちが、幸せになれるのか。もっと考えたいと思います。
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10からひく(じゃがいもじゅく日記)

2012年03月29日 10時53分01秒 | じゃがいもじゅく
3月28日(水)
*10からひく(M君:中1)
10から、順番にひとつづつ引いていくことと並行して、どうしてもイメージとして「取る」ことを印象づけたいと思い、タイル図を使って、「10の分解」を続けています。
今日は、「取った」部分を斜線でしめしたタイル図も用意しました。前回よりは、スムーズにできたような感じです。
まだまだ「感じ」のままですが、次回も続けます。
この学習、すごく大事だと感じています。
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いよいよ6年生(じゃがいもじゅく日記)

2012年03月28日 21時05分54秒 | じゃがいもじゅく
3月27日(火)
*いよいよ6年生(N君:小5)
N君もいよいよ6年生です。担任の先生が誰になるか。親御さんは心配していました。今年と同じ先生だったらいいと言っています。品川区は毎年のように担任が変わります。小中一貫教育の影響です。特に、5年以上は中学生と同じ扱いなのでそうなるようです。子どもを見ていないなあと感じます。
*慌てなければ(Oさん:中2)
今日もしっかりやってきました。忘れず、学習塾のテキストを持ってきました。
Oさんは、自分のことを「ばかみたい」と、よく言います。なぜ、そうなっちゃったんだろうと思います。
決してそうじゃないのに。そして、Oさん特有のキャラクターも生かしたら、伸びると思うのです。
あと1年、じっくりみていこうと思います。
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去年の今頃(3・11後の生活)

2012年03月27日 22時54分35秒 | 福島原発関連
去年の今頃、僕は映画「ジョニーカムバック」の自主上映運動で駆けずり回っていた。
3月11日、弁当屋に入り、惣菜を買おうとした瞬間だった。これまでにない揺れが僕たちを襲った。かがむことしかできなかった。周囲はパニックだった。外に出ようとする人に、「中の方がいい」と止めた。電線が半回転するくらい振れていたからだ。しかし商店街には、多くの人が出てしまっていた。
揺れが収まって、家が心配になりもどると、マンションのエレベーターは止まり、非常階段で7階まで駆け上がった。5回のKさんが「大丈夫でしょうか」と声をかけてきた。僕は各階をまわって安全を確認した。
7階から南方向の海沿いで、炎と黒煙をあがっているのが見えた。
今思うと、すごいことが起こったのだと思う。僕の家の中は、めちゃめちゃだった。
昨年は、本当に僕の人生を変えた1年だった。この前後に、大事な人も失っていたこともあったが、昨年から今年にかけては、まっ暗だったと言っていい。
「ジョニーカムバック」で、一定の人生の整理ができた心境だったが、ものの見事にひっくり返された。
そして、福島にも通うことになる。
僕の人生は、大きく変わった。
そして1年、何とか毎日、はいずりまわりながら生きている。
僕が辞めても気になっていた学校は変わっていない。それに加え、原発震災。
程度の差は当然あるが、すべての人間に、ダメージは与えらたのだと思う。
これからどう、生きていくのか。また生まれ変わったような心境の中で、考えている。
毎日、毎日、考えている。
もちろん答えは出ない。
ただ、「何もなかった」かのように流れる(流される)、風景には気をつけたい。
「生かされている」という言葉がある。
灰谷健次郎は「子どもに生かされている」と言っていた。
僕は、この言い回しが好きではないが、あたっているような気がする。
何かにすがらなければ生きていけない自分を、強烈に感じる。
そこを出す以外に、自分も大事な人たちも、すべての人間も生きていくことができないのではないか。
そう考えると、人を悪く言うこと、評価することがすごく醜く見える。そんな自分が、嫌になる。が
悩み苦しんでいる自分が、妙に愛おしくもなる。
そう言う意味では、今までにこんなに自分を大事にしたいと思ったことはなかったかもしれない。
だから、「できることをやろう」という小学生みたいなスローガンが、今の僕にはあっている。
そう、今の僕には、「歩いていけるところまで行ってみたい。とどまりたくない」というメッセージが、一番合っているような気がする。
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T君、みんながんばれ!(じゃがいもじゅく日記)

2012年03月27日 11時11分45秒 | じゃがいもじゅく
3月26日(月)
T君、みんながんばれ!(T君:中3)
T君が今日もやってきました。明日が、都立定時制2次試験です。彼は、K高校を選びました。僕の奨めです。でも、T君の家からは1時間半。遠いです。少し不安はありますが、選んだことがすばらしいです。自分の意思ですから。
今日は作文の練習をやりました。1字1字、T君はていねいに練習しました。去年のちょうど今頃、じゃがいもじゅくを卒業したA君(現在定時制2年、今回編入試験を受けます)と同じ勉強をやったことを思い出します。あの時も、A君はていねいに字を書いていました。
帰り際、T君に握手して「がんばれよ」と言ったときの笑顔がよかったです。
今日は、他にK君、O君も2次試験を受けます。
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映画の感想

2012年03月26日 15時35分56秒 | 映画「わたしたちは忘れない 福島 避難区
映画「わたしたちは忘れない 福島 避難区域の教師たち」に感想と現地へのメッセージが集まり始めています。

*映画の感想:車窓から見える福島の風景にベトナム戦争を描いた「無人の野」を思い出しました。全く違う景色ですが、作品に静かな怒りが込められていたからです。大変な状況なのに、湯本さんが撮った福島の先生たちの人間らしい表情や声、歌声に打たれました。多くの人に観られるべき作品と思います。
*現地へのメッセージ:心の中での応援しかできませんが、かって教師だった者としてその大変さや無念、哀しみ、憤りに胸が痛みます。教育行政がいかに冷たくとも、子どものそばで、子どもの心を温め続けて下さい。お体に気をつけて、くれぐれも無理はなさいませんように。(東京都板橋区・佐藤博さん)

*映画の感想:教師の今置かれている状況がよくわかり「教師も被災者」という言葉が胸にのこります。教組の学習会に使わせてもらおうと思います。
映像としては一人一人のお話の場面をできるかぎりみじかくして、「飯舘村を通過する時のアラーム音」や学校に通う子どもたちのようす等の場面をふやす方がいいと思います。
*現地へのメッセージ:被災者であり放射能の恐怖を感じながら激務を押し付けられていて胸が痛みます。大阪でこの状況を知らせていきます。
「言いたいことも声をあげにくい」という点では、今の大阪も同じで、平和と民主sy着を語る教師への個人攻撃、処分攻撃が強まっています。共になんとかがんばって、声をあげていきましょう。(大阪府・匿名)

*映画の感想:ありがとうございました。マスコミではなかなか伝えられない実態を知ることができました。福島の人々が直面している現実に、少しは創造力を働かせていく後押しになったと思います。
新規採用中止の県教委の決定を初め、「被災地の学校現場に真に求められていたこと」を更に探ってください。
*現地へのメッセージ:大変でしょうが、可能なかぎり広く連帯を求めて、教育現場からの思い、訴えを発信していただければと願っています。(東京都狛江市・絹山達也さん)
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集団の中で育てるということ(じゃがいもじゅく日記)

2012年03月26日 11時01分27秒 | じゃがいもじゅく
3月25日(日)
*集団の中で育てるということ(I君・小3)
Iくんと一緒に、本当に久しぶりに戸越公園に行きました。
この間は、寒いのと、「遊んであげる」のがしんどくて、室内遊びにしていました。
ところが、このわずか数ヶ月の間で、I君は大きく変化していました。
まずは、運動能力です。足が速い。そして平衡感覚。滑り台で、ものの見事に着地ができます。
それで、そこで遊んでいる子どもたちの中にどんどん入っていくのです。
そして当然ながらいろんなことがおきました。
小さい女の子が、大きなI君を見て泣いちゃったり。
ダウン症のI君を男の子がコケにしはじめたり。
そこで僕が出て行くと、集団はぱっと散りました。
やはりなあ、と思いました。
でも、集団の中でやっていけると思いました。
そのことを親御さんに話すと、「児童館ですか?」という返事。
あまり児童館を信用していないという感じでした。
でも、他に方法がないのではとも思うのです。
親御さんには孤立して欲しくないと思います。
しかし、他のどの「障害児」の親御さんも同じ気持ちです。
なんとか、「集団の中で育てる」ことを目指して、工夫して欲しいと思うのです。
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新作映画「わたしたちは忘れない 福島 避難区域の教師たち」

2012年03月24日 12時35分21秒 | 映画「わたしたちは忘れない 福島 避難区
新作ドキュメンタリー映画「わたしたちは忘れない 福島 避難区域の教師たち」(33分、16:9)が、完成しました。この映画は、震災直後、避難を強制された区域内で働く教職員の苦闘を描いたドキュメンタリーです。15000人もの小中高生が県外に避難し、避難区域のすべての学校が休校になりながら、現場に張り付いて働き続けている教育労働者の現実はほとんど報道されていません。しかしここに、原発震災のもたらした被害の重要な一端があるのではないでしょうか?福島の学校が本来あるべき姿に再生するためには、彼ら被災した教職員たちが人間らしい生活を取り戻すことが不可欠です。この作品が、その方途を探るきっかけになれば幸いです。(湯本雅典)



・解説
2011年3月11日の震災後、爆発を起こした福島第一原子力発電所周辺の小・中学校は休校となった。被災した教職員は、自分の家族と共に避難せざるを得なかった。それでも彼らは、ちりぢりばらばらとなった児童、生徒の実態把握など、できることから教育活動を再開した。
福島県教育委員会は、5月に早々と2012年度の教職員の新規採用をしないことを発表。当面、福島県の教職員は、現行の教員数で混乱した教育現場の立て直しをせざるをえなくなった。さらに原発の影響で休校中の学校の教職員には「兼務発令」を出し、現任校に在籍しながら児童・生徒が転校した先で勤務するという体制をとらされた。この結果、ちりぢりになった自分の子どもたちへの関わりは思うようにできなくなり、避難先から兼務校への遠距離通勤を強いられる教職員も続出した。
震災後、被災地の学校現場に真に求められていたことは、一体何だったのだろうか?

解説
予告編

・33分 16:9 DVD‐VIDEO NTSC 
・製作:2012年3月
・製作、ナレーター:湯本雅典
 協力:福島県教職員組合 福島県教職員組合双葉支部 福島県教職員組合相馬支部他
・2000円(税込・送料別)
(販売収益の一部を、福島県教職員組合双葉支部、相馬支部にカンパします。)

・DVDご希望の方は、以下までお願いします
 yumo@estate.ocn.ne.jp
090−6039−6748 湯本雅典
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