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皮膚と傷にはワセリンよりもラードが良い

2020年04月18日 16時13分44秒 | オーソモレキュラー医学 生体分子と人体の反応

皮膚と傷にはワセリンよりもラードが良い

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ブログ記事

「皮膚の大敵: 皮膚破壊剤; 化粧品、ボディーソープ、シャンプー、石鹸などの界面活性剤」

https://blog.goo.ne.jp/gadamski/e/dc0664092cb1ffb3c8d2ae703354df21

も参照して下さい。

 

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ワセリンには免疫抑制作用があり、創傷治癒を遅延させる文献がありましたのでご紹介いたします。

 

資料1.医薬ビジランスセンターの浜六郎理事長の著書にワセリンの免疫抑制作用が書かれています。

 

命を脅かす医学常識 (別冊宝島) (別冊宝島 1727 ホーム) (大型本) 浜六郎(著)

https://www.amazon.co.jp/%E5%91%BD%E3%82%92%E8%84%85%E3%81%8B%E3%81%99%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E5%B8%B8%E8%AD%98-%E5%AE%9D%E5%B3%B6SUGOI%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B5%9C-%E5%85%AD%E9%83%8E/dp/4796689966/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E5%91%BD%E3%82%92%E8%84%85%E3%81%8B%E3%81%99%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E5%B8%B8%E8%AD%98&qid=1587183862&s=books&sr=1-1

p.78

『炎症とは? 免疫抑制とは? 免疫抑制剤とは? ストレスは強い免疫抑制剤

 

炎症は体にできた傷を修復する反応。傷の原因は問いません。

物理的切断、熱傷や凍傷、化学薬品、細菌の毒素やウイルスを攻撃するために出すぎたサイトカイン、免疫細胞による感染細胞への攻撃、アレルギーなど。

もちろん持続的ストレスによる虚血も大きな原因です。

免疫の語源は、疫病から免れること。一度感染すれば、その感染症に二度と罹らなくなる(罹りにくくなる)ことを意味しています。

しかし、免疫を獲得するための反応と炎症反応は表裏一体で、多くが共通しています。

つまり、炎症を抑える物質は、免疫を抑制する物質でもあるのです。

 

体内物質の中で免疫抑制作用を持つものは、強いストレス時に働く物質です。もっとも強力なのがアドレナリン、ついでステロイド。

薬剤など外からの免疫抑制剤は、アドレナリン系薬剤やステロイド剤のほか、抗がん剤、抗がん剤系の免疫抑制剤、解熱・鎮痛・抗炎症剤、リウマチなどに用いる新薬(サイトカイン類抑制剤)などがあります。降圧剤のアンジオテンシン受容体拮抗剤ARBにも抗炎症作用があり、一種の免疫抑制剤です。

 

最近は、ステロイド剤以外の強力な免疫抑制剤が、多くの分野で使われるようになりました。命に関わる病気ならまだしも、アトピー皮膚炎にまで、抗がん剤系の薬剤(商品名プロトピック軟膏)が用いられています。

2003年5月、小児用プロトピック軟膏承認の動きがあったとき、NPOJIP(備考: 医薬ビジランスセンター)は、審議委員全員に承認しないように強力に働きかけました。不承認にこそなりませんでしたが、処方に際して発癌性の危険が高まることを患者(家族)に話すこと、動物実験のやり直し、など厳しい条件がつきました。

日本よりも早く承認し大々的に使われていた米国でも、2005年にようやく、日本並みの厳しい規制となりました。2009年には、複数の疫学調査で、悪性リンパ腫など癌発生が増えることが明らかになりました。この経過も私たちの早期の警告が正しかったことを証明しています。

 

もうひとつの要注意物質は、ワセリンなどの保湿剤やタール剤です。プロトピック軟膏の承認のための動物実験をみると、紫外線照射だけに比べ、ワセリンを加えると発癌時期が早まっています。ワセリンは石油化学製品の一種であることに改めて思い至りました。

ステロイド剤で起きた皮膚炎の悪化は、ステロイド剤だけでなく、保湿剤も完全に中止しなければ治らないことが多いのですが、それは、ワセリンにも免疫抑制作用があるためではないかと私は強く疑っています。タール剤の効果もおそらく免疫抑制作用によるものでしょう。(1)』

 

 

資料2.西伊豆健育会病院、西伊豆早朝カンファランス

http://www.nishiizu.gr.jp/intro/conference.html

平成21年 Treating the Chronic Wound 米国皮膚科学会 2009.5

http://www.nishiizu.gr.jp/intro/conference/h21/conference-21_03.pdf

 

Treating the Chronic Wound 米国皮膚科学会 Continuing Medical Education,

A Practical Approach to the Care of Nonhealing Wounds and Wound Care Dressings

著者:Margaret A. Fonder 他、ジョンズホプキンズ大学皮膚科、メリーランド州

 

p.2上から4行目

抗炎症薬や免疫抑制剤は創傷治癒を遅延させ創感染が起こり易くなる。」(2)

 

 

(1)及び(2)から考えると、傷の湿潤療法に免疫抑制作用のあるワセリンを使用することは、創傷治癒を遅延させ創感染が起こり易くなるため、好ましくないと考えられます。

 

以前、夏井睦医師のサイトで、『噛むだけダイエット』の著者,沖縄徳洲会こくらクリニックの渡辺先生が褥瘡治療にラードを使って好成績を上げておられることが紹介されています。

http://www.wound-treatment.jp/new_2013-05.htm#0527-0600-2

褥瘡の治療にラードとラップ療法で好成績がでたのでご報告します。食事には一日に卵を三個追加しています。

 某病院に入院中に褥瘡ができ、そのまま当院のショートステイに入居、退院時には形成外科からの紹介状がありました。なんと、イソジンシュガーがこびりついていました!!

 当クリニックでは、入所中の高齢者の皮膚のトラブルにラードを使うようになりました。改善が早く、美白効果!!もあります。むかしから沖縄では「肉屋のおばさんは手がきれい」と言いますし、傷にはラードに塩を混ぜて塗っていたようです。

 

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また、ラードの脂肪酸組成と人間の皮脂の脂肪酸組成の類似性が指摘されています。

 

http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0325-06:00-5

脂質栄養学において脂肪酸の摂取量だけでなく摂取比率も重要であることから、豚ラードと人間の皮脂の脂肪酸組成を比較してみました(石鹸情報サイトのデータを元に皮脂の組成比順にソート) 

脂肪酸組成の比較(重量%)

 

人間皮脂

ラード

牛脂

オリーブ油

オレイン酸※菌

48

45.1

38.7

71.1

パルミチン酸※菌

25

24.8

25.5

13.7

リノール酸

11

9.9

2.2

10

パルミトレイン酸

9

3.1

3.4

1.2

ステアリン酸※菌

4

12.3

21.6

2.5

ミリスチン酸

3

1.5

3.3

 

ラウリン酸

 

 

0.1

 

リノレン酸

 

0.1

0.6

 

ミリストレイン酸

 

 

0.2

 

※菌:常在菌による皮脂分解産物であり、他の常在菌の増殖を促進する脂肪酸

 

 昨日のメールとは数値が若干違いますが、ラードの上位8割を占めるオレイン酸,パルミチン酸,ステアリン酸は、いずれも皮膚常在菌による皮脂分解産物とやはり共通です。
 皮脂の上位8割を占めるオレイン酸,パルミチン酸,リノール酸が組成比も含めてラードに非常に近いのは注目すべき点です。人間皮脂に含まれる脂肪酸6種がラード全体の96.7%を占めるのも素晴らしい一致です。
 ラードが皮脂と同様に皮膚常在菌に利用されるのかは分かりませんが、脂肪酸組成がこれだけ似ていれば、プロペト(ワセリン)よりも肌に馴染みやすい理由としては納得できます。
 スキンケアとしては、ワセリンでもラードでも嫌気性環境を作る効果は大差ないはずです。

 

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夏井睦医師のサイトには、次のような記事もあります。

 

「肉・卵・チーズの歌(Oh, How I Love MEC)」というメールをいただきました。

 「肉・卵・チーズを一口30回噛むこと」を提唱されている渡辺信幸先生の『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる』発売を記念して『肉・卵・チーズの歌(Oh, How I Love MEC)』(原曲:19世紀U.S.讃美歌、編曲:きときとバハマ)をレコーディングしました。サイマル放送でネット上でも聞ける「なべちゃんのレキオでダイエット」番組内でもテーマ曲として毎週ヘビーローテーションされています。
    ⇒【MECsong.mp3】

 夫婦で糖質制限を試した切っ掛けが、「桶谷式」の母乳育児中の推奨食への疑念でしたが、健やかに育っている2歳の娘への英才教育を兼ねて作った曲です。1日30品目よりも、肉・卵・チーズの3品目中心に一口30回噛む方が、簡単確実に必須栄養素を揃えることができて糖質ほぼゼロであり、食べ過ぎも防げます。(時々、ブロッコリーやゴーヤーも食べる)

 渡辺先生は以前よりラードを顔や手に塗ったり、褥瘡の治療にも使っておられます。
 夏井先生ファンである私は3年半前からプロペト(ワセリン)を自宅や職場に常備しているので、つい最近まで、敢えてラードを塗る意味なんて全くないと考えていましたが、渡辺先生が楽しそうにラードを塗っている動画に影響されて試してみたら考えが一変しました。

 自身の体験だけでは納得できず、なぜラードが良いかについて色々調べたのですが「育菌」に至りました。ラード100gの組成ですが、オレイン酸41.2g、パルミチン酸23.8g、ステアリン酸13.5gが8割近くを占めます。
 「人体常在菌 ―共生と病原菌排除能(牛嶋 彊,医薬ジャーナル社,2001)」p.163 図1によると、ラードの主成分であるオレイン酸,パルミチン酸,ステアリン酸は、いずれも皮膚常在菌による皮脂分解産物と共通することが分かります。これら3種の物質はP.acnesP.ovaleP.orbiculareの増殖を促進し、皮膚を弱酸性に保つことで有害な通過菌の侵入を防ぎます。
 動物由来の脂を皮膚に塗ることによるアレルギー発症への懸念がありますが、経口免疫療法の考え方では、日常的に豚肉やラードをたくさん食べることで予防できそうです。
 白色ワセリンよりラードの方が安価でスーパーで普通に買えるのも大きなメリットです。
 ワセリンコスメの本は既に何冊か出ているようですが、育菌の観点からはラードコスメの方が良さそうです。世間的なイメージの悪さから、女性がラードを顔に塗っているなんて他人には絶対言わない方が良いのが唯一最大のデメリットです。(笑)

 ラードは料理やお菓子作りに使っても美味しく、コーヒーにいれてもコクが出て良いです。(見た目はラーメンスープみたいになりますが)
 日本文化における、食肉や脂に対するネガティヴなイメージが払拭されますように。

  (この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#

 

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「ラードで育菌スキンケア」についてのメールです。

 皮脂腺の機能が化粧で低下・破壊されている場合の例として、ラードをメイク落としやマッサージオイル、化粧下地などに使っておられる皆様のブログを紹介します。

  1. http://ameblo.jp/h7-n9/entry-11760159953.html (他の3つのアドレスはリンク切れのため省略)

 ラードは市販のメイク落としと違って、べたつかず目にはいっても不快感がなく、マスカラもばっちり落とすことができ、化粧下地に使えば化粧崩れもせず唇しっとりだそうです。
 洗顔はお湯だけにして、メイク落としや化粧下地にラードを使うことを基本とすれば、従来通りの化粧品や化粧法を活かしながら、皮膚常在菌の環境を保つことができそうに思えます。

 『冷蔵庫で食品を腐らす日本人(魚柄 仁之助)』で著者自身による沖縄の食生活フィールドワークが紹介されています。1970年代までの沖縄は、台所の柱にひもでぶら下げた高さ30cmのつぼ陶器「アンダーガーミ(油甕)」にたっぷりと白いラードを入れて様々な料理に多用していたそうですが、復帰後の保健師などの食生活指導によって、たった10年で「ほぼ使わない」レベルにまで激減したそうです。
 『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる(渡辺信幸)』においても、当然ながら特におすすめの食用油はラードです(ハンドクリームや乳液代わりにもラード)伝統食の肉やラードが敬遠されたことで沖縄が長寿県から脱落したことや、動物性油脂をとったほうが長生きするというエビデンスも同書で紹介されています。

 育菌スキンケアにも高脂肪健康食にも大変有用なラードですが、誤解や偏見によって、かなりの量が廃棄されているのが日本の現状です。
 スーパーや肉屋で豚バラ肉のブロックを買う時にも、わざわざ脂を削ぎ落としてあることが多くて非常に残念です。

 (この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2014-03.htm#0326-06:00-12

 

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食べ物であるラードに免疫抑制作用があるかどうかは、現時点では資料を見つけていません。

常識的には、ラードに免疫抑制作用があるとは考えにくいと思います。もしあれば、豚は健康ではないはずです。

 

サイト「造血細胞移植」

http://www.hsct.jp/home.php

「移植を受ける患者さんへ」

http://www.hsct.jp/team/1405/pdf/pdf-27.pdf

p.15の「移植時の食事」の項では、ラードは「完全無菌中: 病院食は可、生着後: 冷蔵保存しているものは可」

となっています。

 

このため、医療現場ではラードの経口摂取は免疫系に悪影響はないと判断されていると考えられており、外用でも害はないと思われます。

 

傷の湿潤治療や皮膚には、免疫抑制作用のあるワセリンよりもラードの方が好ましいと考えられます。

 

ラード(豚脂)に関しては、

「第十六改正日本薬局方 化学薬品等

豚脂、Lard、ADEPS SUILLUS

本品はブタ Sus scrofa Linné var. domesticus Gray(Suidae)の脂肪である」

http://moldb.nihs.go.jp/jp/DetailList_ja.aspx?submit=%E8%A9%B3%E7%B4%B0%E6%A4%9C%E7%B4%A2(%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E5%90%8D)&keyword=%E8%B1%9A%E8%84%82

と規定されており、医薬品としても使用可能です。

 

また、ワセリンの市販製品「サンホワイトP-1」のサイトの「局方 ワセリンとの比較」

http://www.sunwhite.net/medical/comparison/

には次のように書かれています:

『日本薬局方の白色ワセリン、いわゆる「局方ワセリン」は原料のペトロラタムに由来する芳香族化合物、共役二重結合を有する化合物、樹脂状化合物など不飽和の炭化水素が不純物として微量含まれています。』

 

また、同ホームページには、

『白色ワセリンの紫外吸収スペクトルを調べる事により不純物の有無、含有量を確認することができる』

と書かれ、5種類の白色ワセリンのスペクトルの違いが図示されています。

 

このように、白色ワセリンといっても、製品グレードにより含有される不純物の違いがあり、これらの不純物が、免疫抑制、抗炎症などの害反応を起こし、害反応の差に影響する可能性が推定されます。

 

このように、各種の資料から、創傷及び皮膚には、ワセリンよりもラードの方が好ましいと考えています。

 

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