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奈々の これが私の生きる道!

映画や読書のお話、日々のあれこれを気ままに綴っています

漫画「UTOPIA最後の世界大戦」足塚不二雄

2011-11-03 17:21:43 | 読書
きゃーっ!


号外!

号外!

号外よ~!!


ハアハアゼエゼエ…


ちょっと聞いてくれる?

私、とうとうあの幻の漫画を手に入れちゃったの!


うえ~ん、しくしくく…

まさか、こんな日がやってこようとは…

日ごろの行いが良かったから、きっと神様が私に授けて下さったんだわ。

え?
なんの事か、さっぱりわからない?

だったら、お話するわね♪

事の起こりは数ヶ月前、テレビの「開運!何でも鑑定団」を観てたら、ある漫画コレクターが自慢の漫画本を鑑定してもらってたの。
その漫画、なんてタイトルかと言うと、「UTOPIA最後の世界大戦」ていうんです。
それが、今ではわずか数冊しか現存が確認されてなくて、すごくプレミアがついてるらしいの。
しかも、作者は藤子不二雄さんなんですけど、この漫画だけ足塚不二雄という名前で描いていて、それも高額になった理由みたいなの。

それで、その漫画についた金額が聞いて驚かないでよ。

なんと、300万円!!

コレクターの間では、今、もっとも高額な漫画になっているみたいなの。

昔は手塚治虫先生の「新宝島」が一番高い漫画だと言われてたけど、あれどうなっちゃったんだろ?


でも、実は世界中に数冊しかない漫画を私が手に入れた訳ではありません。

この漫画の完全復刻版を、ブックオフで見つけて、迷わず買っちゃったのです!
定価3800円が、ブックオフ価格1980円。
しかも初回限定のロボットのペーパークラフト付き。
もちろん、手付かずのまま~♪

だけど、あなたは「な~んだ、がっかりさせないでよ」って思ったかも知れないけど、私はどんな内容の漫画なのか知りたかったので、これで十分なの。
ていうか、初回限定本が、1980円で手に入った訳だから、ものすごい得したと思うの。

とは言うものの、私はこの漫画の歴史的価値をあまり知らなかったので、付録の小冊子を読んで、初めてわかったのです。(苦笑)

なぜ、藤子不二雄でなく、足塚不二雄を名乗ったのか?

それは、尊敬する手塚先生に一歩でも近づきたかったからだそうです。

その手塚先生の初期三部作として有名な「メトロポリス」「ロストワールド」「来るべき世界」を意識して、スケールの大きい作品を書いたのだとか。


なるほど~
ドラえもんみたいに、のび太の為だけに活躍するお話じゃないんだぁ。

そういった知識をちょっとだけ身につけて読んでみました。

時代は20××年、A国とS連邦が第三次世界大戦をしていて、戦争を終結させるために、氷素爆弾を投下し、世界中が氷で閉ざされてしまいます。
しかし、幸いな事に主人公の少年は放射線のおかげで助かり、百年後に目覚めるのです。

その未来で、少年が見たものは?

そして、どんな事件に巻き込まれるのか?

ここから後は、これから読みたいという方のために書かないでおきますね。

ですけど、高額で取引されてるだけあって、素晴らしいアイディアとストーリー展開で、息つく暇もないほど、あっという間に面白く読めちゃいました♪


この漫画の復刻版を作ったのは、小学館で、中にほかの漫画本の目録も入っていました。

見ると、漫画界の大御所と言われる方の復刻版がズラリ!

カラー版の「鉄人28号」限定版もあります!

そのなかで、私が欲しいなと思ったのは、漫画少年版の「ジャングル大帝」でした。

今でも、「ジャングル大帝」はいろいろあるんですけど、あれは原稿が紛失したとかで、後年、手塚先生が書き直したものなんです。

それに、オリジナルはワイド版で書かれているらしく、手塚治虫漫画全集だとサイズが合わなかったので、後年描かれたものが収録されているのです。

読むんだったら、やっぱりオリジナルですよね?


「UTOPIA最後の世界大戦」の次は、漫画少年版「ジャングル大帝」も安くでゲットするわよ~♪








 

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