保育園を卒業し、小学校に入学した。
小学校1年生の頃は、時計の計算からわからなかった。
それからというもの・・・
親との特訓が始まったのだった・・・
運動も勉強もできないから、せめて勉強だけはできるようにしようと・・・
これが親の思いだった。
家では、掛け時計を用いて、
『今は、何時何分か?』
『一時間経つと、何時になるか?』
そういったことばかり質問され、只管、私は答えていた。
おはじきなどの『減った』『増えた』などの数を数えるのも、
凄い苦労した覚えがある。
いつも家に帰ると親からの特訓が待っていた・・・
それからだった・・・
私が家に帰ったら勉強するという習慣をつけるようになったのは・・・
放課は、ずっと、教室で一人で遊んでいた。
あの頃は、なぜか、外で遊ぶのが全く好きではなかった・・・
部屋で外の景色を眺めてボーッとすること
教室で折り紙を折ること
それがなぜか、私の日課になっていた。
もちろん、特技の無い私は、誰かに誘われて遊ぶなどということも無かった・・・
ずっと一人で過ごしていた・・・
小学校3年生になった。
ある日、担任の先生から褒められた。
学校のテストで初めて100点を採ったからだった・・・
長いこと勉強してきた甲斐があったな!!!
君は、他の子より理解は遅いけれど、その分、家で勉強していたからな!!!
『継続は力なり』だよ!
なんか、すっごい嬉しかった・・・
小学校1年生の最初の時計の問題から出来なかった私は、その時点から、『みんなに追い抜かされていってしまうな・・・』と半ば諦めモードだったから余計に・・・
やっと成果が実った!
そんな感じがした。
それからは、一躍クラスの人気者になり、『一緒に遊ぼうぜ!』『勉強、勝負しようぜ!』と、声がかかるようになった。
それからやっと、私は、学校が終わった後、新しく出来た友達と遊ぶようになった。
毎日が楽しかった!
本当に新鮮だった!それからは、学校での態度も変わった。
毎日欠かさず、予習・復習を率先して行うようになった。
体育の授業も、男女問わず、毎日、皆に笑われることが多かったけれど、どんなことがあっても、授業に参加することは欠かさずにしてきた。
逃げるのだけは絶対にしたくなかった・・・
ただ・・・それだけだった・・・
そんな私を何となくだったけれど、多くのクラスメイトが受け入れてくれた。
だが、相変わらず、運動はできないままだった。
跳び箱は3段までしか飛べず・・・
徒競走は常にビリ・・・
平均台は、必ず、バランスを崩してすぐに落ちる・・・
学校の行きと帰りは、必ず、転んでしまう・・・そんな、まるでアニメに出てくるキャラクターのようなことを平気で私はしていた。
小学校5年生になった。
『ねぇ!サッカーやろうぜ!サッカー!お前も来いよぉ~!俺達と一緒に外で遊ぼうぜ!』
ある日、執念深く、友達は、放課、サッカーをしようと私に誘ってきたのだった・・・
でも、私は、どうしてもやりたくなかったため、
『いや、いいや・・・』
と断っていた。
だが、あまりの友達からの執念深い誘いに断り切れず、渋々サッカーをすることにした。
楽しくて楽しくて!!凄いサッカーが楽しかった。
それからは、放課に、毎日サッカーをするようになった。
それからだった・・・私が放課、外で遊ぶようになったのは・・・
ただ、サッカーのルールが遊んでいても全くわからず、自分のゴールに自分でボールをシュートして入れてしまったことがあって、その時は、凄い怒られたけれど・・・
『だって、サッカーのルールわからないんだから仕方ないじゃん!』
『皆、何でサッカーのルールわかるの?』
しきりに私はそう発していたが、周りの友達からしてみれば・・・
私が何故そんな事も知らないのか?それが、凄い疑問だったそうだ。
この時知ったことだったけれど、こういうルールというのは・・・
遊びながら理解するもの
らしい。
私には、それが通じなかった・・・
だが、何とかルールを大まかに教えてもらい、遊ぶことができた。それからは、放課後でも、もっと沢山の友達が私も元に集い、家に集まって、皆で桃鉄などをして遊んでいた。
凄い充実した毎日だった。
小学校6年生になった。
クラス会か、かくし芸か何かで、チームを組んでダンスをすることになった。
これが地獄の日々だった・・・
練習はすれど、なかなかダンスが覚えられない!!!本当にキツかった・・・
前の人が一瞬にしてやってる手や足の動きに本当についていけなかった・・・
というか、そもそも、前の人がやっている人のマネができなかった・・・
前の人が右手を挙げている時は、私も右手を動かして・・・
あれ違う・・・左手を挙げるんだった!!!
こんなやり取りがよくあった・・・
そう・・・
相手が右手を挙げた時は、こちらは左手を挙げる
相手が左手を挙げた時は、こちらは右手を挙げる
そういった右左の処理が、瞬時に出来なかった・・・
だから、チームメンバーには笑われていた。
注意もされた。
だが・・・諦めたくない!!!と思って頑張った!
毎日毎日、時間があれば、リーダーにお願いして特訓してもらった!
快く特訓を引き受けてくれたから本当にありがたかった!
周りの仲間より凄い踊りを覚えるまでに時間はかかったけれど、最終的には一通り踊れるようになり、振り付けもキチッとできるようになった。
出来た時は、本当にうれしかった!!!
そんな私の姿をみんなも認めてくれた。
それが凄い嬉しかった!運動は、相変わらずダメだった。
ひきつけを抑える薬は、ずっと飲んでいた。
クラスメイトに何の薬を飲んでいるのか不思議がられたみたいだったけれど・・・
小学校時代、音楽やスポーツなどの世間の話題は本当に疎かった。
SMAPとか、KinKi Kidsとか、V6とか、SPEEDとか、そんなグループすらも全く知らなかった私なのでした。
小学校時代の私のお話は以上です。
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