ダボ棚受金具の取り付け風景。
ダボとは、木製丸棒の意味もありますが、
今回紹介するのは、棚(本棚、食器棚など)の棚板を上下に可動した時に、
使用する金具(真鍮製ニッケルメッキ仕上げ)です。
言葉ではわかりにくいので、一足先に完成写真を ↓
穴にはネジが切ってありますので、そこへダボのオスを計4箇所取り付けて、
両サイドの棚で、一枚の棚板を支えます。
これは、ダボ金具と、取り付けるための刃物です ↓
左手前が、オス側とU溝ビット、
右奥が、メス側とストッパー付きのドリルです。
まずは、オス側から。
これはトリマーという電工工具 ↓
この機械に先ほどのU溝ビットを装着して、
棚板の裏側4箇所に丸い掘り込み(半円柱)を入れます ↓
この掘り込みにオスが嵌り、棚板のズレを防ぎます。
続いて、メス側は、
出来るだけ正確に穴あけするために、その位置を慎重に墨付けします。
今回は、1mの定規にテープを貼って、治具の代わりとしました ↓
写真の定規にある白いテープは、穴あけ位置のピッチです。
墨付けには、鉛筆では狂いが大きいので、先の細い釘などで位置決めします。
釘で開けた穴に合わせてドリルで穴をあけていきます ↓
そこへ、ダボのメスを一つ一つ玄翁で叩いて打ち込んでいきます ↓
このとき、玄翁は、平側でなく、凸側の面で打ちます。
平側で打ち込んだ場合、玄翁の輪郭が板側に凹んで残ってしまう恐れがあるからです。
打ち込み完了 ↓
一つ一つ、神経のいる作業ですが、
きれいに揃って完成すると、なかなか見栄えが良く仕上がり、
作り手としても、嬉しいものです。
2017年12月18日現在の様子を、「ダボ棚受け金具」 というタイトルであらためて紹介していますので、
興味のある方はこちらもご参考にしてください。
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