中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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続・経営革新塾@酒田

2008年11月05日 | 福田徹のファシリテーション
 おはようございます。中小企業診断士の福田徹です。今日は山形県酒田市に来ています。今朝8時の酒田は快晴、気温は13℃です。


 先週に引き続いて昨日と今日は、酒田商工会議所主催の経営革新塾講師をしています。
 昨日は、新事業のためのアイデア抽出法を受講生と考えました。講座では、まず新事業の「新」とはどんなことかを押さえてから、アイデアを事業に落とすまでの手順を確認しました。また、議論には「発散」と「収束」のフェーズがあり、それぞれにルールがあることも確認しました。
 
 さらに具体的なアイデアだしの方法として、ブレーンストーミングやマトリックス、マンダラート、オズボーンのチェックリストなどのアイデア発散法を説明しチェックリストについては、受講生に実際に頭を捻ってもらいました。

 そして、意見をまとめる収束の方法として、KJ法を私が実際にやって見せました。その後のグループワークでは、各グループでKJ法に取り組んでいただきました。
 KJ法は、はじめての方には戸惑いがあって難しかったようですが、徐々になれていただくことができ、グループワークが終わった際には、もっとやってみたいという感想が聞けました。


 今回の講義で受講生の皆さんに特にお伝えしたかったことは、議論には方法があり、ルールややり方などを決めて議論をすることによって、参加者の合意を得る議論ができるということです。
 新事業などを立ち上げるときは、社内がまとまって取り組むことが重要です。
社内が一致して取り組むためには、社員全員が新しい事業に「納得」している必要があります。その納得感を得るために、今回やってみたKJ法を活用していただきたいと思っています。


※KJ法:グループワークなどで、ポストイットなどにそれぞれの案を1枚にひとつ、なるべく多く書き込み、そのポストイットをそれぞれが説明しながらホワイトボードに貼り付ける。似たものを集めたり、集まった集合に題名をつけたりして整理して、全体の意見として文章にまとめていく方法。

※酒田商工会議所経営革新塾に関連する記事:
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