おはようございます。9月29日月曜日、今朝7時の東京・小平の気温は17℃、天気はくもりです。今日は一日中雨の予報がでています。
先日、東京都東大和市商工会の経営指導員さんとお話しする機会がありました。東大和市は、西武新宿線で高田馬場から35分くらいのところにあるベットタウンで、中小企業大学校東京校があるところでもあります。
今日は、経営指導員さんに教えていただいた、「やまと塾」を紹介します。「やまと塾」は昨年から東大和市商工会が取りくむ東京都の補助金事業(シナジースキーム授業)であり、以下のような特徴があります。
やまと塾は、街の商店主がその専門分野の専門家として、専門性を発揮したミニ講座を開いて市民との交流を深める事業です。
たとえば、花屋さんが店先でフラワーアレンジメントを教える、そば屋さんがそば打ち教室を開き店で試食をしてもらう、パン屋さんでメロンパンを焼くという具合に、実際にお店にきてもらって行う講座です。
商店主にとっては
商店主が講師役をすることにより、商店主は自分の専門性を発揮して潜在顧客に自店をアピールすることができます。また、お店にきてもらうことにより、市民にお店の存在と商店主を知ってもらう効果があります。
受講者にとっては
そして、講座を受講する市民には、材料費などわずかな受講料のみで興味がある分野の専門家から、学ぶことができるメリットがあります。
このように商店主・受講者の双方にメリットがあり、結果として地域活性化につながるという、まさにシナジー効果を生む事業です。経営指導員さんによると、初年度から人気が高く、今年は昨年より申込が多いそうです。しかし、東京都の補助金事業であり、来年は予算がついていないため今のところ開催しない方向だそうです。
こうした地道な取り組みは、派手さはないけれど、いわゆる「箱モノ」をつくるやり方の対極にある実質的な効果を生む事業であると私は考えます。予算がないとできないことや、ひとりひとりの商店主のアレンジなど商工会のみなさんの苦労が大きいこともわかりますが、東京都や東大和市で何らかの予算をつけていただき、毎年続けてもらいたいものです。
なお今年は、9月28日から10月10日までの予定で、現在開催中です。私も予定が合えば、取材をさせてもらおうと思っています。取材できた場合は、またこのブログで取り上げます。
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