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ミシガン大医学部で人工網膜「Argus II」の移植手術・FDA認可の機器としては初 - BusinessNewsline
University of Michigan Health Systemで、Second Sight社が開発した人工網膜システム「Argus II Retinal Prosthesis System」の移植手術が行われていたことが地元紙のThe Michigan Dailyの報道により明らかとなった。
報道によると、UMHSでは、1月16日と22日に、網膜色素変性症の患者に対して、Argus IIの移植手術を実施されたとしている。
人工網膜システムとしてFDAによる正式認可を受けたArgus IIによる移植手術としては今回、実施されたものが初のものとなる。
Argus IIは患者が装着したメガネに搭載された小型のビデオカメラで撮影された信号を患者の網膜部分に移植された人工網膜に伝えることで、患者が見ているものの信号を脳の視神経に伝えるというシステムとなり、これまで臨床試験が続けられてきた。
ただし、現状の人工網膜技術では、20/20の完全な視力を回復することは難しく、Argus IIの移植手術を受けた場合においても、患者は、ぼんやりとした映像の輪郭が見えるようになるというものとなる。
FDAがこれまでに人工網膜システムとしての商品化を認めたものはこのArgus IIの他には存在しておらず、視覚障碍者に対して、視覚の復活をもたらすこの画期的な人工網膜システムはこれからが本当のスタートとなる。
Second Sight EN 2012 Argus II Retinal Prosthesis System Artificial Retina Bionic Eye