絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

習い始めてから

2013年12月10日 20時34分53秒 | Weblog
二胡を習い始めてから丸二年が経ちました。
はじめの一年半くらいはなんとかスムーズに進んだのが
教室で使う教則本の二冊目に入ったところで、俄然下手くそになり
それを解消する練習法もわからず、ここ半年悶々としていました。
教室でそれを訴えても、「焦らなくてもいい」「弾いていくうちにできるようになる」
順調にすすんでいるから大丈夫、というような答えが返ってくるから
ほんとうに悩んでいました。

うすうす気づいていたのが、自分にいまの教則本があっていない、
自分のレベルにあっていない、ということでした。
イメージでは、指練習、弓練習になるような音階練習をたくさんしたほうがいいと
思っていたのでした。
実際は、音階練習は劉天華さんの音階練習の後半部分のみピックアップしたもので
いきなりあれは弾けるようにならないのではないかと、今は思います。
たくさん基礎を徹底したのちにやるようなものでした。
基礎部分ができてないのに、いきなり難しいものをやって、それにどんなに時間かけても
なかなか上達しないのでは、と思います。

確実なポジション(正確な音程)、スムーズなポジション移動
それらを獲得するには、基礎音階練習を常時他のものと並行してやるべきでは、と思います。
その基礎練習が欠けていたわたしは、ひとり悶々と悩むことに。。。
音階練習は何をやればいいか先生にお聞きした時、劉天華さんの難しいレベルのものを
すればいいということでしたから、ほんとに悩みは深かったんですよ~
先生の考えてる練習のレベルが高いんですかね?
それとも自分が低レベル過ぎるのか?
おかけで全く練習が楽しくなくなって、うまくいかない→練習しなくなる→さらにうまくいかなくなる
という「いかん」スパイラルに陥っていきました。。。


でも、いろいろ試行錯誤しているうちに、キリスト教じゃないけれど
「求めよ、さらば救われん」かなんかみたいに、自分の思っている教則本が見つかりました。
劉天華さんの「一」からやればいいんですが、あれはなかなか修行みたいで楽しくなかったです。
今練習の最初にやっているのは「基礎練習三百首」です。
劉天華さんの練習より、ちゃんと曲になっているので弾いてて楽しい!
楽しく弾いているうちに音も耳にたたき込める~
よかった、この教則本に出会えて。
これを弾いていると音がきれいに聞こえて、まるで自分が上達したように思えて
うれしくなって、その後、普通の曲等を弾くのがいやにならなくなりました~
ほんと、お薦めです。日本の教則本じゃないですけどね。

なかなか進まない

2013年12月10日 15時23分35秒 | Weblog
金米糖の降るところ
江國 香織
小学館



ああ~~~
こういう小説(恋愛小説か???)もうぜんぜん読み進めない。。。。
そんなこと、どうでもいいじゃん、みたいに思ってしまうのは、この作品が薄いからか
それとも自分の感性が鈍いのか・・・
江國香織も村山由佳もどうでもいいことばっかり書いてからに。。。

ようよう最後まで読めた

2013年12月10日 10時57分29秒 | Weblog
ナニカアル
桐野 夏生
新潮社




またまた女流ですが・・・
これは、実名入り女流作家の実話風小説です。
実話かどうかは別として(でもこんなふうに実名入ったんじゃね。。。)
太平洋戦争へ日本が突入していった当時の人々の様子やら
日本が侵略した(植民地化した)土地での様子やらが
すごくリアル。
当時の新聞、新聞記者、作家たちの様子が手に取るようにわかる。