ふじこーの「アレが気になる」

身の回りのちょっと気になる事や物など気ままに書き綴っていこうと思います。

土手に咲く花たち3~川沿いの芙蓉とカンナと百日紅

2005-09-30 | デジカメ-花、植物
前回のカンナを撮った9月22日に、自転車で川沿いの花を撮りにぶらぶらと出かけてみた。なお、今回も芙蓉とカンナが出てくるけど、我慢してクサイ。


前に記事で載せた橋(「9月3日の記事」参照)の近くに、見事な芙蓉が咲き誇っていた。


色は家のより少し濃いピンク。きれいや~。つぼみがたくさんあって、出番を待っているようだ。


さらに川沿いを進むと、川原に大きなカンナが咲いているのを発見。近くに階段があったので、降りてみた。


僕は身長160cmだけど、見上げなければいけないほど高い。ゆうに2mは越えている。でかいな~。


カンナの近くには、「サルスベリ(百日紅)」が控え目に咲いていた。高さは60cmぐらいだったかな。花もまばらで、元気が無いみたいだ。もっとも、花の時期は過ぎつつあるので、散ってしまったのかもしれない。これらの川原の花は、土手の上の家の人が植えたのだろう。その家の周りにも色々な花が咲いていたから。

●サルスベリ(百日紅) ミソハギ科
学名:Lagerstroemia indica
原産地:中国
およそ100日間、ピンクの花を咲かせるので「百日紅」と言う。ピンクの他には白い花もある。


帰り道、やはり9月3日の記事で載せた大木の近くに、白い「ムクゲ(木槿)」が咲いていたので立ち止まって撮っておいた。花は似ているけど、芙蓉よりは一回り小さい。

●ムクゲ(木槿) アオイ科
学名:Hibiscus syriacus
木槿も芙蓉と同じく、ハイビスカスの仲間。しべの部分を見ると、そっくりだ。



この日(9月22日)は残暑が厳しくてとても暑く、1時間も撮ってないのにTシャツがびっしょりになってしまった。やっとこの頃涼しくなってきたので、一安心。暑いのは苦手なんす。


土手に咲く花たち2~家の芙蓉とカンナ

2005-09-29 | デジカメ-花、植物
土手から裏庭にかけては用水路を挟んで短い斜面になっていて、一応うちの敷地内だ。ここには芙蓉やカンナなどを植えている。


前回ランタナを撮った時、芙蓉がぽつぽつと咲き始めていた。(8月23日撮影)


その内に次々と咲いていき・・。(9月14日撮影)


9月中頃には、すっかり見頃に。(9月21日撮影)

●フヨウ(芙蓉) アオイ科
学名:Hibiscus mutabilis
別名:モクフヨウ(木芙蓉)
木槿やハイビスカスと同じアオイ科。色はピンクの他に白がある。

ところでこの芙蓉、土手に車で登る時に右方向の視界が悪くなり危ないので、切ろうかと言う話が出ている。植えた時は、こんなに大きくなるとは思ってなかったようだ。残念だけど、事故が起こってからでは遅いから仕方ないな。可哀想だけど・・。




赤と黄色のカンナ。真上から撮ったので、なんだか良く分からなくなった。


カンナは裏庭にもあるけど赤だけで、黄色の品種は斜面にしか咲いてない。


カンナは、芙蓉を取り囲むように咲いている。芙蓉を守るナイト達・・。

●カンナ カンナ科
学名:Canna generalis
別名:ハナカンナ(花かんな)
花の色は、赤、オレンジ、黄色、白など。色合いも派手で、見応えのある花だ。大きいものは、高さ2mぐらいになる。(カンナはすべて9月22日に撮影)


土手に咲く花たち1~ランタナと百日草

2005-09-28 | デジカメ-花、植物
これから何回か、家の前の土手から川に沿って咲いている花を載せていこうと思う。今回は「ランタナ」と「百日草」。どちらも他所のお宅の花だ。家以外の花をアップするのは伯母の話の時以来かな?


8月の終わり頃の事。急に思い立って、小雨の降る中を土手の花を撮りに行った。この「ランタナ」は、東隣の家が敷地に植えたものが土手の道端まで繁殖したもの。


●ランタナ クマツヅラ科
学名:Lantana camala
別名:シチヘンゲ(七変化)、コウオウカ(紅黄花)
原産地:熱帯アメリカ


花が咲いてから時間の経過と共に、黄色からオレンジ、赤へと色が変わってゆく。このため、「七変化」や「紅黄花」という別名が付けられた。新しい品種のような感じがするけど、江戸時代の末期にはすでに輸入されていたらしい。


横から見ると、少しイメージが違う。


低く雨雲がかかった四国山脈をバックに。




土手に登る途中、西隣の家の畑の片隅に「百日草」が咲いていたので、ついでに撮っておいた。オレンジが鮮やか。


●ヒャクニチソウ(百日草) キク科
学名:Zinnia elegans
別名:ジニア、浦島草
原産地:メキシコ高原

夏の初めから秋の終わり頃まで長く咲くので「百日草」と言うけど、実際は百日以上咲いてるんじゃないかと思う。花の色は、このオレンジの他に白、赤、黄、紫など色々とあり、形も様々だ。ちなみに、別名の「ジニア」は学名から、「浦島草」は花の寿命が長いので付けられたそうだ。

(今回の写真は、8月23日に撮影)


和風の花~ザクロとツバキ

2005-09-27 | デジカメ-花、植物
今回は、ザクロとツバキ。和風な感じの花でまとめてみた。


●ザクロ(石榴、柘榴、若榴) ザクロ科
学名:Punica granatum
英名:pomegranate
原産地:西アジア、中国

風呂への入り口を柘榴口と言う事があるけど、果実の汁で磨くと湯気で鏡が曇らないと言われており、風呂の鏡を磨くために用いたからだそうだ。また、ガーネットを柘榴石と呼ぶのは色が似ているから。他には「鬼子母神」の話が有名かな。


上2点の写真は鉢植えの鑑賞用のザクロで、高さ30cmぐらい。なお、手前のピンクの物体はインパチエンス。


これも鑑賞用かな?地植えで1mぐらいの高さがある。


実も出来るけど、かなり小さい。食べれるかどうかは不明。




●ツバキ(椿) ツバキ科
学名:Camellia japonica

ツバキは万葉集の頃からあるそうだ。ヨーロッパに渡ったのは18世紀。小説、オペラの「椿姫」とか。あと、花びらが丸ごとぽとりと落ちて首が落ちる様子を連想するので武士はツバキを嫌ったという話があるけど、実際は違うらしい。


テレコンを逆向きにして、デジカメのレンズにぴったりくっつけて撮ってみた。こうすると、魚眼レンズみたいに撮れてなかなか面白い。ドアスコープなんかも使えるみたい。


つぼみのアップ。宇宙船からの脱出ポッドのようだ。

(ザクロは8月16日~8月29日に、ツバキは8月27日~9月16日に撮影)


白とピンクの彼岸花

2005-09-26 | デジカメ-花、植物

8月23日の事。母が知り合いから白と薄いピンクがかった彼岸花をいくつかもらってきた。花が付いたままもらってきたのだけど、枯れかかってるように見えたので記事にしようか迷っていたんだ、実は。でも、一応アップ。上の写真は、その日の夕方にフラッシュを焚いて撮影したもの。


次の日の昼間に撮影した同じ花。白地に薄いピンクと黄色が混じって、何色と言えば良いのだろう。とても淡い色。


ところが、また次の日に見ると少し色が濃くなっていた。もう終わりかと思っていたけど、そうじゃなかったのかな?


これは純白の彼岸花。清らか~。

ところで、彼岸花の仲間は「リコリス」と言い、「彼岸花」と呼ぶのはお馴染みの赤い花だけだ。白い物は「シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)」か園芸品種の「リコリス」。園芸品種の「リコリス」には他にピンクや黄色などがあり、形も様々。非常にたくさんの種類があり、野生種を合わせると数百にもなると言う。ちなみに「リコリス」は「Lycoris」で、学名からきている。


似た者同士~インパチエンスと日日草

2005-09-26 | デジカメ-花、植物
「インパチエンス」と「ニチニチソウ(日日草)」は花の形は違うけど、咲き方や大きさ、咲く時期などが似ていて、どうもイメージがかぶる。色も同じ感じだ。我が家では、どちらも6月の終わり頃から咲き始め、今でも咲いている。共に長く楽しめる花だ。


●インパチエンス(インパティエンス)
学名 Impatiens walleriana
別名 アフリカホウセンカ、ベニツリフネ
科名 ツリフネソウ科
原産地 南アフリカなど


花の色は、赤、ピンク、赤紫、白、絞りなど色々あり、種類が多い。見た事は無いけど、八重咲きや斑入りもあるそうだ。


雨などには強いのだけど、強い直射日光には弱いみたい。また、風通しの良い場所に植えると良いようだ。


現在、家のインパチエンスは、イモムシが食い放題で悲惨な事になっている・・。がくっ。
(インパチエンスは、8月23日に撮影したもの)




●ニチニチソウ(日日草)
学名 Catharanthus roseus(異名 Vinca rosea)
別名 ニチニチカ(日日花)
科名 キョウチクトウ科
原産地 西インドなどの熱帯


毎日のように次々と新しい花が咲いていくから日日草と言う。ただ、1日でしぼむわけではなく、数日は咲いているようだ。インパチエンスと違って、これは虫に全く食われてないな。まずいのかな?


同じ名前のつけ方の花には、他に「百日草」や「千日紅(千日草)」、「百日紅」などがある。
(日日草は、8月17日~9月9日にかけて撮影したもの)


ユニークなネーミングその2~鶏頭

2005-09-25 | デジカメ-花、植物

2つ目は「鶏頭」。これも面白いネーミングだ。


●鶏頭 ヒユ科
学名:Celosia cristata
英名:cocks-comb
別名:鶏冠花、韓藍
原産地:熱帯アジア

学名の「Celosia」は、ギリシャ語の「keleos(燃やした)」から。


見ての通り、花の形が雄鳥の「とさか」のようなので、鶏頭と言う。小さな花が集まって全体を形作っているそうだ。


日本には万葉時代に輸入されたそうで、けっこう古くからある花。


花が丸くなって咲くものや、槍のようにとがるものなど、種類が色々ある。


お姫様が囚われた塔を見上げるカエルの王子・・って感じかな。彼方に見える太陽はバラの花。
(今回の写真は、8月17日~9月4日に撮影。)



そういや、英語のスラングで臆病者の事を「チキン」と言うのを思い出した。菊芋と鶏頭・・イモとチキン・・臆病者とダサい奴か・・・。

ああ・・良いコンビや~。


ユニークなネーミングその1~菊芋

2005-09-25 | デジカメ-花、植物

面白いネーミングの花を2つほど。1つ目は「菊芋」。


●キクイモ(菊芋) キク科
学名:Helianthus tuberosus
英名:Jerusalem artichoke
別名:唐薯、八升芋

学名の「Helianthus」は、ギリシャ語の「helios(太陽)」と「anthos(花)」からきている。


黄色が鮮やかで美しい。小さなヒマワリと言う感じだ。なのに「芋」・・。きれいな菊科の花なのに「芋」と付くのは、根がお芋になるからなんだけど、少し可哀想だな。


おなじみのセセリチョウとウリハムシ。


「犬菊芋(いぬきくいも)」と「菊芋」があるのだけど、家のは根がお芋になっているから「菊芋」だ。「犬菊芋」はお芋にならない。根のお芋は昔食料にしていたそうだから、食べれるみたい。


ちなみに、繁殖力が強くどんどん増えていくので、母が困っていた。地下の根が伸びるのがすごく早いそうだ。野生化して群生いるのをよく見かける。
(今回の写真は、8月17日~9月4日に撮影。)


ひっそりとタマスダレ(玉簾)

2005-09-24 | デジカメ-花、植物

8月の終わり頃から数日前まで、サクランボの木の西側に「タマスダレ(玉簾)」がひっそりと咲いていた。


●タマスダレ(玉簾) ヒガンバナ科
学名:Zephyranthes candida
原産地:南米


「ゼフィランサス」の一種で、純白の花を咲かせるものを「タマスダレ(玉簾)」と言う。学名は「ゼフィランサス・カンディダ」。


寒さに比較的強く、とても丈夫な花だ。球根で増やすけど、彼岸花と同じく「リコリン」と言う毒がある。


たぶん、「玉簾」の「玉」は丸っこい花を、「簾」は細い葉を表しているのだろう。玉簾と聞くと、「南京玉簾」を思い出す・・。


家の玉簾は株が少なかったので儚い感じがしたけど、たくさん咲いていると印象も違うのだろうな。


これは、玉簾とほぼ同時期に咲いていた鉢植えの「ピンクノウゼンカズラ」。とても淡くてやさしいピンクの花だ。


●ピンクノウゼンカズラ(ピンク凌霄花) ノウゼンカズラ科
学名:Podranea ricasoliana
原産地:南アフリカ


以前記事に書いた「ノウゼンカズラ」は中国原産だけど、「ピンクノウゼンカズラ」は南アフリカ原産で属が違う。同じノウゼンカズラ科だけど、「ノウゼンカズラ」はノウゼンカズラ属、「ピンクノウゼンカズラ」はポドラネア属。どちらもノウゼンカズラと名前に付いているけど、まったくイメージが正反対だ。

さて、この「ピンクノウゼンカズラ」だけど、なぜか構図がなかなか決まらなかった。花によって撮りやすいものと撮りにくいものがあるな。咲き方にもよるのかな。


玄関前の花たち4~ミニ朝顔

2005-09-23 | デジカメ-花、植物

地植えの青い朝顔「ヘブンリーブルー」が盛りを過ぎて夏も終わろうかという頃、玄関に背の低い鉢植えの朝顔が咲いていた。


葉っぱは以前から見てたけど、模様が変わってるからてっきり「コリウス」などの観葉植物だとばかり思っていたよ。(上2点は8月23日撮影)


母の話では「ミニ朝顔」と言って、蔓があまり伸びない品種らしい。なにか正式な名前はあるのだろうね。(これより下3点は9月15日撮影)


全部で3鉢あると言ってたけど、咲いてるのは2鉢だけ。ちなみに、今日見たらすでに花は散ってしまっていた。


前に記事に書いた「ヘブンリーブルー」が好きだったけど、こういう濃い色の朝顔も悪くは無いな。うん。

●関連過去記事
・青い朝顔~その1
・青い朝顔~その2
・西表朝顔(オーシャン・ブルー)