徒然なるままに

趣味、日常について思いつくままに。クラシック、今日の出来事、おいしい食べ物などなど、とにかく雑多をモットーに。

ザールブリュッゲンでの思い出

2006-06-11 16:29:02 | Weblog
前回の更新から早1ヵ月、やはりというかなるべくして筆不精の性格とおりになってしまいました。

その間何かあったか?といわれればとくになにもないわけです。
だからきっと書かなかったんじゃないかな。

強いてあげるとすれば、N響のコンサートに2回ほど行きました。
1回はスクロヴァチェフスキのブルックナーの交響曲第8番。
1回は準・メルクルのシューマンの交響曲第1・4番+クララ・シューマンのピアノ協奏曲(ピアノ:伊藤恵さん)

どちらもそれほど印象に残るというほどの演奏ではなかったです。
それにしてもスクロヴァチェフスキが奏でる音のパワーはすごかった。ただ、いささか一本調子なのが、難点です。
それにしても、来年から(?)読売日響の音楽監督になるというのも納得と言わんばかりの元気さです。
なんでも、今年後半には自分の楽団であるザールブリュッゲン放送交響楽団を連れて、ベートーヴェンの全曲演奏会をやるそうです。ちなみに合唱はスウェーデン放送合唱団。世界で最もうまい合唱団の1つです。

さて、このザールブリュッゲンという街、ケルンからローカル線で1時間弱で到着するくらいのとこにあるフランスとの国境近くの町なのです。で、そのすぐ近くに世界遺産の1つであるフェルクリンゲン製鉄所があります。今から20年くらい前には操業を停止しているのですが、錆で赤くなっている様は一種独特の光景です。あまり機会がなければ行くこともないかとは思いますが、世界遺産マニアの方は必見です!

でも、この街、自分にとってはすごく印象に残っている街なのです。
というのは、今から数年前にひとりでドイツを旅していた時のこと、連日歩き回っていたためにさすがに膝が痛くなって困りはててました。というのも、ドイツの聖堂などは階段を登って頂上まで行くことができて、その繰り返しですっかり膝がやられていたわけです。
電車の時間も合わないので、フェルクリンゲン製鉄所から少し足を延ばしてザールブリュッゲンに行ってみようと思って行ってみたところ、どこにでもあるような町でしかなかったんです。(地元の方には申し訳ないが、観光で行く人にとってみればいわゆるドイツ的な町並みを期待しているわけです)
ところが駅前のショッピングセンターをぶらっと歩いていると薬屋を発見!そこは日本式のドラッグストアーに近いものがあり、自分で探すことができたのです。
なにが嬉しいかって、ケルンのお店では親切に症状を聞いてくれる(それも英語で!)店員さんがいたものの、僕には湿布(poultice)という英単語がわからなかった・・・。それで、結局買えずじまいだったのです(涙)。
そう、そこで発見したのが、タイガーバーム!おぉ~!!!と思い早速レジへ。そんな強力な武器を手に入れた旅はその後順調に♪という思い出の地なのです。

旅に行かれるかたにはタイガーバーム、おすすめします(笑)

さて、ドイツにてワールドカップが開催されている今年、こんなところまで足を延ばしてみようという方がいらっしゃるのでしょうか?