5月22日金曜日の夜、鳥獣戯画展の後期に行って参りました。
夕方18:00ころすんなりと入場することはできました。
がしかし、甲巻は見るまで何と170分待ち。
170分かかることはないだろうと高をくくって並んだのですが、平成館の会場の中に入ってから全く先が見えなくなりました(いつもは企画展用のミュージアムショップが開かれる場所が並ぶ場所になっていて最初にそこに並び、それから会場の中に誘導され、さらに並びます。)。ずっと立ちっぱなしなので足はつりそうになるし、水分は不足するし、酸欠にもなりそうで大変な状態で待ちます。
待つこと180分、ようやく順番が回ってきて、甲巻の後半を見ることができました。
待つ列は会場内を蛇行するので、見る直前には甲巻の反対方向から甲巻に沿って進むことになるので、その時に1回遠巻きに見ることもできていたので、(完全ではないものの)2回は見たことになります。並んでいる間はパネルや映像で鳥獣戯画を見ることもできるので、3時間並んで3分弱の鑑賞でもそれなりに満足することができました。
ネコに見つからないようにウサギの影に隠れているねずみ2匹を道楽ねずみと相方ねずみの2匹のねずみで見ることができました。
どっと疲れましたが、達成感だけはありました。
ただ、鳥獣戯画甲巻はそもそもトーハクの収蔵品なので、今回見なくても、近いうちにトーハクが常設展で公開するのではないかと相方のねずみの方からもっともな指摘もありました。
その意味では、甲巻ではなく、京都国立博物館所蔵の乙、丁巻やその他の作品を優先して見た方がいいような気がします。
今回の鳥獣戯画展は甲、乙、丙、丁の各巻だけではなく、断簡や明恵上人像など、前期と後期では大きく展示替えがあります。鳥獣戯画と並ぶ見所の華厳宗祖師絵伝も前期の義湘絵から後期は元暁絵に展示替えされています。
前期と後期両方見ないと全容が分からないように造られているので、前期に見たという方も後期も行って見た方がいいようです(6月7日まで)。
日曜日の昼もこんなに並びます。
写真は10時30分ころのものですが、12時30分の時点では入場まで170分待ち、甲巻見るのに190分町になっていました。これでは6時間かかります。単純計算では閉館時間に間に合いません。
本館の常設展にある模写
ねずみ拡大
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます