ローマ一日ツアー、午後は半日かけてヴァチカン美術館巡りです。
ヴァチカン美術館は、個人で回ると入場まで待つと聞いていましたので、効率よく回ろうとツアーに参加したのです。
入館前には荷物検査を受けます。
私のところは、簡単でした(ここはツアーであろうがなかろうが関係ないと思いますが。)。
最初に、本来、最後に見るべきシスティーナ礼拝堂の《最後の審判》について、パネルで説明を受けます。システィーナ礼拝堂内では解説が許されないということです。
この説明を受けて、初めて入館することになります。
入館後、「ピーニャの中庭」に行きます。
そこの半円形にくぼんだ場所に、ピーニャ作の巨大なブロンズ製の松かさがあります。
この写真から十分に伝わらないかもしれませんが、とにかく巨大です。
「ピーニャの中庭」の中心にあるのは、アルナルド・ポモドーロ作《球体をもった球体》です。この球体は自転しているようです。
ポモドーロは、イタリアの著名な現代の彫刻家のようで、高松宮殿下記念世界文化賞も受賞しているとのことです。
ポモドーロって聞いたことがあると思ったのですが、それはイタリア各地にチェーン店を展開するナポリピザの店Rossopomodoroと勘違いしただけのような気がします。
次いで、「燭台のギャラリー」です。
各部屋のアーチの下に2つの大きな燭台があることから、このように呼ばれるとのことです。
天井画がきれいです。
進んで「タペストリーのギャラリー」に入ります。
ここだけは空調がきていたような気がします。
下のタペストリーのキリストは、鑑賞者が見ながら歩くとずっと目で追いかけているように見えます(つまりどこにいっても見つめられているかのように見えます。)
「地図のギャラリー」です。
イタリアの地図が、時代を変えて展示されています。
「地図のギャラリー」では、窓が開いていまして、外の景色が見えます。
地図の間の天井も素晴らしいです。
生憎この日は一部改修中でした。
「ピウス5世のギャラリー」、「ソビエスキ王の間」を経て、「無原罪のマリアの間」に入ります。
このようにしてヴァチカン美術館の中で最短距離を歩いて、システィナ礼拝堂に向かい、途中、「ラファエロの間」に入ります。
その中の「コンスタンティヌスの間」
同じく「ヘリオドロスの間」
同じく「署名の間」
ここに有名な《アテネの学堂》があります。
「署名の間」にある《聖体の論議》
同じく「ラファエロの間」の一つの「ボルゴの火災の間」
《ボルゴの火災》
《オスティアの戦い》
その後、現代宗教美術館に入ります。
多くの人は素通りですが、実はこのコレクションも意外とよいです。
ヴァチカンが現代美術も収集しているとは知りませんでした。
その中のマティスの作品
この日は、現代美術を丁寧に見る時間がなく、後日再訪しました。
このブログでも別途、紹介します。
そしてシスティーナ礼拝堂です。
感動とそれまでの疲労がいっぺんに出てきました。
普通に見た場合には撮影不可のスポットで、この日も当然写真撮影はしていませんが、後日、特別に写真撮影が可能な見学会に参加しています。
システィーナ礼拝堂の写真も後日、紹介します。
ツアーはこれでおしまいになりました。
十分に満足することのできる内容で、とても疲れましたので、サンピエトロ寺院に行き、ホテルに帰りました。
しかし、ヴァチカン美術館のコレクションは莫大で、カラヴァッジョの絵画など実はまだ見ていないところも多かったので、後日、出直すことになりました。
したがいまして、後日、またヴァチカン美術館を紹介します。
入場券