松濤美術館で「いぬ 犬 イヌ」を見たことから、さらに動物繋がりで、府中市美術館で開催していました「動物絵画の250年」展に行きました。
東府中駅から歩き、公園を横切って、公園の端から端まで歩くので結構時間がかかりました。
様々な動物の日本画が展示されています。
我々ねずみ属は、田中訥言(「たなかとつげん」と読みます。でん中納言かと思いました。)の《大黒天と鼠図》の中に準主役として描かれていたほか、狩野章信の《仏涅槃図》、狩野永泰の《放生図》の中に大勢の中のキャストとして描かれています。
歌川国芳の猫の絵もあれば、宮本武蔵の闘鶏の絵、伊藤若冲、長沢廬雪等々日本画が多数ありますが、やはりその中で存在感があるのが、円山応挙の絵です。円山応挙は、鶴、虎、兎などいろいろ描いていますが、やはり可愛いワンちゃんの絵が印象的です。特に最後のコーナーは多くが応挙のワンちゃんの作品で占められています。
応挙のワンコ、丸っこくてとても可愛く描かれております。応挙の絵は、他の動物の絵でもいい作品がありましたので、プチ円山応挙展のように感じました。
この美術展、市立美術館における展示ながら、前期と後期に分けて展示替えを行い、多くのよい日本画を展示していました(前期は行ってないのが残念です。)。
ペット大好きな人を初め、予想外に多くの訪問者が訪れたのか、何と図録は売り切れになっていました。すごい人気です。
ここでも円山応挙のワンちゃんのクリアファイルを買いました。
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