23日、東京都議選が告示され7月2日の投票に向けて選挙戦に入った。今回は各選挙区での候補者間の戦いというより小池都知事vs自民党の代理戦ということで注目されている。国政選挙ではいつも大きな何か争点があって、それに対する「白か黒か」「勝ちか負けか」に焦点が集まり、候補者の資質は二の次になることが多い。都議選は地方政治の選挙だが日本の首都である重みと、今回は都政の旧弊の象徴とされた自民党都議連とそれを打破して刷新する旗を掲げる小池知事との対決が争点となっていて、国政・都政とも野党第一党である民進党の影が余りにも薄い。私自身はここ何回かの選挙で委嘱されて来たように投票立会人を勤めることになり、投票所で有権者の投票を見守ることになる。
同じ23日、朝から昼までテレビの報道番組では女性のヒステリックな声が響き渡っていた。女性の正体は自民党の豊田真由子衆院議員。東大法学部卒、ハーバード大大学員留学など輝かしい経歴の議員2期生で、その経歴にふさわしい?「このハゲがっー!」「バカー、死ねエ!」などの甲高い罵声の数々が秘書によってレコーダーに収録され、テレビに流されたのである。こうした罵声、暴言だけでなく殴る蹴るの暴行もあったと秘書の証言も報じられた。元は22日発刊の「週刊新潮」のスクープ記事であり、翌日メディアが一斉に報じたわけだが、さらに同じ自民党2期生の相次ぐ不祥事までが”おさらい”された。朝日新聞の記事を借りると、知人に未公開株を買うよう持ち掛け離党したTM、育休中に不倫発覚で辞職したKM、水害被災地でおんぶされて水たまりを渡ったSM、不倫相手とハワイでウエディング写真を撮り離党したTN、「がん患者は働かなければいいじゃん」と発言したHO・・・そして離党した今回の豊田議員。大半はボスの下でブームに乗って当選したチルドレン、政治家としてのお里が知れるようだ。
日本人待望の9秒台ランナー1号は誰か? 日本記録はかつて「アジアの風」と呼ばれた伊東浩司選手の10秒00で、以来20年近く破られていない。4年前に高校3年生の桐生祥秀選手が10秒01を出した時は、この男が日本人で初めて10秒を切るものと期待され大いに注目されて来たがその後足踏みが続いている中、リオ五輪での僚友山県亮太選手やケンブリッジ飛鳥選手も初の9秒台に名乗りを挙げている。
さらに先日、関学大の多田選手が追い風参考記録ながら9秒94をだして、俄かに脚光を浴びた。こうして日本人初の9秒台を争う選手が一堂に会して陸上日本選手権が行われたが、昨日(24日)の男子100メートルは18歳のサニー・ブラウン選手が10秒05で優勝した。またまた9秒台の記録はお預けとなったが、選手層がますます厚くなり10秒を切るのは時間の問題になったようである。
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