フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

【投稿漏れ記事の再投稿#30】大学入試全国共通テストで思い出すこと(2023.01.15)

2024-04-24 10:57:28 | 日記

昨日・今日(14日,15日)の両日、今年の大学進学希望者50数万人が挑む大学入試全国共通テストが行われた。
昨年はこの共通試験を巡り二つの大きな事件があった。一つは試験会場付近で受験生ら3人が刺されて重軽傷を負うという事件、もう一つは世界史の問題が外部に流出した事件である。
前者は試験会場である東京大学前の歩道で、名古屋から上京した高校2年生が受験生2人と通行中の高齢者1人を刃物で刺して重傷を負わせたというものであった。
後者は極めて巧妙なカンニング策に多くの解説者らが謎解きをしていたが、1浪(19歳)の女子受験生が奇策とスマホなどのITスキルを弄して問題を試験場外に送信し、事情を知らぬ東大生の一人から回答の返信をさせたことが分かった。この受験生は威力業務妨害の罪で逮捕・起訴されたが、私などはこれほどの知恵とスキルを持つ受験生は合格させてもいいのではないかと思ったものである。

話変わり、大学入試に関連して我が大学受験のことを思い出した。もう60年も前のことになる。
貧乏サラリーマンの我が家は私を筆頭に4人兄妹、大学進学については「家から通える国公立」と足かせがはめられていた。その条件の進学先となると数が限られるが、一応高校のクラス内での成績では第一志望は可能と思われた。但しその高校では一浪することがほぼ「流儀」になっており、現役進学者には「異端」「付き合いが悪い」という視線があった。私もその流れの中で高校生活を送り、3年時の学校の進学調査では『1年目○○予備校午前部、2年目△△大学◇◇類』と書いて提出した。3年生になってもクラブ活動に顔を出す私を心配した後輩が担任の教師に聞きに行ったそうで、その時担任は「彼は大丈夫、それでいいんだ」と答えたのだそうだ。
お蔭でというか一浪して第一志望に合格して、第二志望の試験はスキップした。
大学に入ってみると、当時の進学校と言われるところは他でもそんな雰囲気があったように聞いている。のどかな時代であったのだろうか。



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【投稿漏れ記事の再投稿#29】28年前の阪神・淡路大震災で思い出すこと(2023.01.15)

2024-04-22 09:11:49 | 日記

前回(15日)のブログ更新は『大学入試全国共通テストで思い出すこと』としたが、それに倣(なら)い今回は頭書のタイトルにした。
今日(1月17日)は阪神・淡路大震災から28年になり、新聞では特集記事が組まれていたが、ここではそれらには触れず改めて我が思い出を記す。と言っても初めてではなく、多分過去のブログにアップしていることだろうと思う。
まあ、節目々々で思い返してもよかろうと考える次第である。

早朝に地震があったその日は四日市の得意先へ年始挨拶に行くことになっていた。首都圏では直接の地震被害はなく定時に出社。地震で新幹線の運行の目途が立たない中、取り敢えず東京駅に行ってダイヤの回復を待つことにした。東京駅は同じ考えの客でもうごった返していた。
その内に間引き運転ながら徐々に新幹線が動き出し、私も満員の自由席車両内に乗り込んだ。たまたま隣の車両が2階建てのグリーン車で、ぎゅうぎゅうの通路の立ち客を押しのけるようにしてグリーン車内に入った。座席指定のグリーン車は定員が座っているだけで、通路にも階段にも誰もいないので階段の端に腰掛けた。ほどなく車掌が検札に回って来て言う。「ここは指定席車両ですから出て下さい」って。座席は指定かも知れないけど、何で階段が指定なんだと言い返したが頑として聞かない。ケンカして騒ぎを起こす気はないのですごすごと超満員の車両に戻り、乗り換えの名古屋駅まで立った。
四日市までの近鉄の電車では特に混乱した記憶はないが、前日大坂で挨拶回りをしてこの日四日市で合流する社長らの一行が難渋して大きく遅れての合流になった。
訪問時間は大幅に変更になったが、苦労の果ての我々の訪問を相手会社は大いに歓迎してくれて、両社社長を交えたその後の懇親食事会の話しも盛り上がった。

一方、数日後知ったことだが、神戸市内に住んでいる家内の兄が大変な被害に遭っていた。地震で居間のタンスが倒れてまだ寝ていた兄嫁の顔の上にまともに倒れ込み、歯を軒並み折る大けがをしたのだそうだ。そして兄の会社のビルは二階が丸潰れになり、三階以上がそのままストンとその上に落ちたとのことで、警備員からの通報ですっ飛んで会社に駆け付けたそうだ。建物は勿論スクラップにして建て替えねばならないが、二階を除く階のデスクや書類棚等の備品や、コンピューターや事務機器などの被害は最小で済んだのではなかろうか。炎が巻き上がり、黒々した煙が猛然と広がる神戸市内の地震火災の恐ろしい光景は今でも記憶に残るが、兄の会社はあの火災現場にほど近い場所とのことであった。

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【投稿漏れ記事の再投稿#28】カップル3組の結婚報道/使命を終えた?「紅白」、大晦日のテレビ(2023.01.04)

2024-04-20 10:44:56 | 日記

昨日(3日)の新聞朝刊に載っていた3組のカップルの結婚報道。特別派手なニュースではなかったが、今日夕方テレビを観ていたら、全く同じカップルが報道された。
新聞で言うと最初にピアニスト2人のカップル。一昨年のショパン国際ピアノコンクールに出場して、男性が2位、女性が4位に同時入賞して一躍日本中の喝采を浴び、話題をさらったことは記憶に新しいところだ。さらに2人が幼なじみという縁が一層の話題となったのだが、赤い糸に結ばれていたのかその2人が結婚にゴールインしたと報じられた。
両者の名前を伏したが、実は女性の方は私の孫娘と姓も名も、そして字も全く同じため敢えて伏した。孫娘は新聞報道の前日にあった我が家の新年会に来ており、報道が一日早ければ大いに盛り上がる話題になったはずである。

続くカップルは綾野剛・佐久間由衣さん、続いて土屋太鳳・片寄涼太さん。実は佐久間さん、土屋さんはNHK朝ドラを観てお気に入りになった女優(タレント?)さんだ。余り観たことのない朝ドラの中では印象に残る2人である。


上記と同じ紙面で3件の結婚の次の記事が『過去2番目の低さ』という見出しの、視聴率低調なNHK紅白歌合戦であった。関東地区で第1部31.2%、第2部35.3%と、2部制になった1989年以降で前年に次ぐ2番目の低さという。点数でみればまだ高い視聴率ではあろうが、私などは歌合戦なのか跳びはね躍り合戦なのわけわからなくなってからもう観る気を失っており、国民的な年取りの行事の使命がもう終わった気がする。
私の場合、今年はNHK BSで放映した映画「ひまわり」や「帰らざる河」などの後、ちょっと紅白に回してみたがやっぱり幻滅した。

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【投稿漏れ記事の再投稿#27】中国の教え子からロックダウン解除とコロナ感染爆発の実態を知る(2022.12.27)

2024-04-18 09:50:56 | 日記

「ゼロコロナ」政策からロックダウン(都市封鎖)解除に舵を切った中国・習近平政権。
学生・青年層の抗議行動がロックダウンで窒息した中国社会をこじ開けた感じだが、今度は一気に感染爆発が起こったと報道されている。学生デモからわずか一月(ひとつき)ほどのことだ。
デモ盛んなる頃、中国での教え子10人ほどにコロナ感染やロックダウンについて身の回りの状況を問うたことがある。WeChatという日本のLINEに似たアプリでの交信で、一部はこのブログにも取り上げた。
ほとんどが都市部のマンションに住んでおり、以下のことがほぼ共通した話であった。
①無断外出は出来ない②子ども達も登校できない(オンライン授業?)③週に2~3回のPCR検査が義務④学生等のデモは周辺で見たことも聞いたこともない、そして④自身や家族がコロナ感染した話は出なかった。

それからわずかひと月、同じ顔触れに問いかけたところ①外出が自由になった②自分を含めて多くの人がコロナに感染した③コロナの症状は軽度で風邪に似ている④薬店は品薄で多くの人が並んでいたり、品切れになっている。(自分の家には買い置きがあった)というのが多かった・・・等でほぼ日本で報道されている通りであった。

これらは現在全員主婦であるが、これとは別で日本で仕事をしてる男子は次のように言っている。「中国のコロナ感染者は公式には数百万人と言っているが、それは嘘で、7億人という(ケタ違いの)説がある。長い間のロックダウンで社会的な免疫ができておらず、現在のオミクロン株だけでなく以前のデルタ株、あるいは原始株も存在しているので免疫形成が混乱している可能性がある」という説を紹介してくれた。
私の教え子の十中八九がロックダウン解除後にコロナ感染しており、その説には説得性がある。



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【投稿漏れ記事の再投稿#26】中国のコロナ対策緩和化? 中国にいる教え子の環境緩和を望む(2022.12.8)

2024-04-16 08:16:16 | 日記

今日(8日)の朝日新聞は『中国  ゼロコロナ大幅緩和』の見出しで「習近平政権が方針転換に迫られている」と報じている。その背景は「ゼロコロナに対する抗議行動の広がりに危機感を抱き」、また「国民に強制している週に数回のPCR検査の財政負担が大きくのしかかっている」としている。
緩和措置の具体例としては①軽症者は自宅での隔離を認める②PCR検査の陰性照明の提示場所を緩める③都市の全住民を対象とするPCR検査を廃止する④感染者が出た場所での行動規制は地域全域ではなく建物や世帯単位とする⑤感染者の出た”高リスク地区”以外での店の営業や工場の操業停止をする措置はとらない・・・等が挙げられていた。

私はつい最近(5日)更新したブログで、『中国政府の厳し過ぎるコロナ対策に反対する抗議行動に対して、「中国の武漢が世界のコロナ感染の起源」となっている自分の屈辱を晴らすため、習近平主席のコロナ封じ込め政策の大勢は大きく変わりそうもない』と書いたばかりだが、見方が外れた。それも大いに望ましい方向にである。
自らの面子に捉われず、広く国民の生活に目を向け、経済回復にも努める・・・という方針転換であることを願う。
中国の教え子とのトーク・アプリでは正面からの政府批判は控えていたものの、子どもが学校や幼稚園に行けない、週に3回もPCR検査があることなどを訴えており、それらが緩和されることを歓迎したい。

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