風 雑記

建築とその周辺で感じたこと、思ったこと

雪・松葉拾い

2016-01-30 14:04:03 | 日記

日曜日は全国的な寒波で我が家の庭にも雪が積もりました。雪の景色はなぜかいつもホッコリした気持ちになります。

以前なら雪を見るとスキーに行きたくてソワソワしていたのですが、もうここ十数年行っていません。今行くと現在の体力と以前スキーをしていた時の頭の中のイメージとのギャップが大きくて大怪我しそうな気がします。

五日ほど経ち、昨日の雨もあり雪はすっかり消えてしまいました。

毎朝ギャラリーから見る庭一面に広がった赤松の松葉が気になっていたのですが、雪化粧に綺麗におおわれて見えなくなっていたのが、見え出すととても気になるようになりました。

暮れからお正月と仕事に追われ慌ただしくしていたのですが、一つの仕事の区切りが出来たので今日の土曜日は事務所を休みにし、早速朝から松葉拾いをしました。

年に数回松葉拾いをしますが、根気よく素手で一本一本拾います。雑草も生えているのですがこの時ばかりは松葉だけを見て拾います。そうしないとどうも根気が続きません。無心になって右から左へと拾い続け、その後振り返ると庭全体が綺麗でとても癒されます。(子供のころから草取りは好きでした)

雑然としていた庭が綺麗になると、小さな草や苔にも目が行きます。庭石にも何種類かの苔や地被類が生えていてよく見ると可愛らしく、これは何と言う苔なのかと調べたくなります。

京都などの別荘の庭では松葉を拾い集め、霜柱から苔を守るため、庭師さんが敷き松葉をされています。特に丁寧な仕事では、綺麗な松葉を一本一本長さを揃え、麻縄と竹釘で固定し苔の保護に利用されています。根気のいる仕事ですが、針のような松葉だからこそ適度な隙間が断熱保護層になるのでしょう。

 左の写真はネットで見つけた丁寧な敷き松葉で苔を保護している写真です。

当然我が家ではそのようなことはせず、集めた松葉は木の根の保護に敷きつめるだけです。集めた松葉を捨てるのではなく再利用できるのは何となく嬉しい気がします。雑草はそうはいきませんが、雑草取りは次の機会に。(気になってしょうがなくなる時に)


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