ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

スピリチュアル、ニューエイジ、パーマカルチャー、トランジション・タウンについて

2015-10-18 | 大事なこと

(管理人より)今日は、脱原発市民運動の周辺に見られるマインドコントロールと自然エネルギーの関係について、自分の経験も含めて考察してみたいと思います。

スピリチュアル系、スピ系という言葉は世間でよくきかれます。なんのこっちゃという人もいるかもしれないので、一応Wikipediaを貼っておきます。

スピリチュアル

現代の日本では「スピリチュアリティ」(霊性)と「スピリチュアリズム」(心霊主義)を柱とする物事を広く指す。この意味でのスピリチュアルは「精神世界」を概ね受けついだ言葉で、精神世界は、1970年代以降ブームとなったアメリカの対抗文化「ニューエイジ」における思想の多くの部分を含む日本のジャンルである。「ニューエイジ」は主に「精神世界」の名で日本に広まり、その後「スピリチュアル」と呼ばれるものにほぼ受けつがれた。そのため、日本におけるスピリチュアルという名詞の意味は、キリスト教におけるスピリチュアルとはかなり異なる。スピリチュアルを商材とするビジネスは、「スピリチュアル・ビジネス」と呼ばれ、市場規模は正確に不明であるが、1兆円ほどといわれる(2011年時点)

脱原発のリアル市民運動をしていると、脱原発市民の周辺にもこういったスピリチュアルに傾倒した人達が多くいることに気づかされます。私自身、原発事故後、初めは彼らのとっかかりの言説に大変新鮮さを感じたので一定、話を聞いていたのですが、そういった市民の言動には何やら矛盾が多くあることに気づき、それからは客観的な分析の対象としてウオッチングしています。

ニューエイジ

現在「ニューエイジ」(ニューエイジ・ムーブメント、ニューエイジ運動)と言うときには、アメリカとりわけ西海岸を発信源として、1970年代後半から80年代にかけて盛り上がり、その後商業化・ファッション化されることによって一般社会に浸透、現在に至るまで継続している、霊性復興運動およびその生産物全般、商業活動全般を指す場合が多い。

ニューエイジは・・・その信奉者の理性的・論理的・科学的な思考力を鈍化させ批判力を鈍らせまた極端な場合破壊的カルトやオカルト商法といった反社会的な形で立ち現れる。スピリチュアルという言葉とともに宣伝頒布されている商品は概ねニューエイジ由来のもの・・


わかりやすい動画を上げておきます。でも私は陰謀論者ではありません(笑) し、誰かの信者でもありません。アセンションなるものを信じている人は多いですね。私は信じませんが。

スピリチュアル、ニューエイジなどのものの見方考え方が蔓延ることで、目の前の大事な現実を見ないように誘導させられています。

「マイナスなものに関わってはいけません。さもないとあなたの波動が下がってしまいます」と脅し、「ワクワクしなさい」と推奨する。実はこの考え方が自然エネルギー(再エネ)とセットで普及されています。

試しに再エネを推進し続けている田中優氏のブログを、「ワクワク感」というキーワードで検索してみると膨大な数がヒットします。こういったキーワードが意図的に再エネ普及のために使われているということです。

 

彼のブログの中身が矛盾に満ち溢れていることに支持者の市民は気づかない。彼のメルマガ等で、再エネと同時にものの見方、考え方をマインドコントロールされているからです。実に巧妙だと思います。

もう少しニューエイジについてみていきます。

 

「ポジティブ・シンキング」、「偶然というものはない」、 「努力はしなくてもよい」、「ヴェジタリアニズムもニューエイジ的な分派」、

一見もっともらしいと思われる内容と、ひと目で分かる形式的・論理的破綻が、ニューエイジと呼ばれる運動の顕著な特徴


私は、SNSで被曝回避を訴え、再エネを検証しまくっているために、スピ系脱原発市民からは、「バイブスが悪い」「ネガティブだ」と言われ続けています(笑)。 私の言説がよほど都合が悪いと思われます。

私の経験上、ニューエイジ・スピ系の考え方をする人に、内部被曝に関する情報や「再エネの欺瞞」について説明しても、「ほぼ」逃げて行きます。努力して自分で調べる気がないのです。
似たような考え方の人と友だち関係であることが多いため、その輪を壊したくない気持ちの方が勝ってしまうわけです。よって論理的な破綻も何も気にしない。

さらにニューエイジ・スピ系は看板を変え、裾野を広げて普及させようとしていきます。それはパーマカルチャーです。農的な暮らしに関心を持つ市民を、一気にまとめあげる思想とライフスタイルです。
暮らし方と考え方が同時に提供されているので、実践する側にとっては、ある意味「楽」です。 結果、自分で考えることをしなくなり、思考停止していきます。



その土地の特性を生かした適正技術の融合
持続可能性の追及
ソーラーパネル 
風力発電
コンポストトイレ
再利用とリサイクル
天ぷら油で走るグリーンディーゼル
フェアトレード
スモールハウス運動
カーシェアリング

Wikipediaから抜粋しましたが、脱原発を標榜する市民の周りには、実際に上のようなキーワードを使って自説を述べる人や、利害関係業者が必ず存在し、がっちりつながっています。
脱原発や環境系のメーリングリストなどでも、こういったキーワードを使って、情報が流されています。

ロケットストーブ、ソーラークッカー、菜の花プロジェクト、エコトイレ、ヤギの除草、炭焼きなど・・・市民がとっつきやすい入口です。

つまりここにあげられた事柄を刷り込んでいきたいということです。 中身はもろに自然エネルギーとリサイクルですね。



他者とのつながりを大切に
ポジティブなエネルギーを循環させ、ネガティブなエネルギーを垂れ流さない
問題は解決だ。問題は自分自身の中にある。

Wikipediaから抜粋しましたが、こういったものの見方や考え方を普及させています。これでは同調圧力による批判の封じ込めになります。問題の原因を調べず「自分」が悪いということになってしまう。これでは結果的に「不正義を免罪する」ことになります。
前述の田中優氏もパーマカルチャーを普及する人が主催したお話会に、何度も講師として呼ばれています。 ⇒ http://tanakayu.blogspot.jp/#uds-search-results


資源を共有する( 他者から奪うことなく、分かち合う。 与え合う)
環境ビジネスなどの促進

パーマカルチャーはこのような倫理を打ち出しているにも関わらず、紛争鉱物のレアアースを使って作る再エネ工業製品のソーラーパネルや風力発電を推進するという大きな矛盾。
以下の当ブログ記事などをご覧下さい。
鉱物資源を、他国から奪って自国の工業製品を作るのが先進工業国なのだということがよくわかります。
環境ビジネスは、先進工業国による資源収奪ビジネスそのもの。


この大きな矛盾に対して見て見ぬふりする脱原発市民が非常に多い。 あまりに多過ぎます。 ごく一部の勇気ある人が声を上げているだけです。ほとんどの人が友達を失いたくないので矛盾を感じても黙っている。

さらにパーマカルチャーは裾野を広げて市民の間に拡散していきます。街に住んでいる人の中にも、ものの見方、考え方を再エネと同時に普及。
 


トランジション・タウンは、2005年秋、イギリス南部の小さな町トットネスで、パーマカルチャーの講師、ロブ・ホプキンスを中心に始まりました。
地域自給をめざして楽しくつながる

もともと「石油ピーク」と「気候変動」そして「世界的な財政危機」に対して地域のコミュニティが持続可能で、地域住民の創造力や適応力、団結力を引き出してしなやかに対応できるつながりを作ってゆくことを目的としている。

地球の現状に関する情報は、恐れや嘆きといった反応を引き起こすかもしれない。これは、多くの人々が否定という心理状態にとらわれやすいことを示している。
除外からオープン、包括へ
愚痴や恐れから実行へ

 
人々の心理を読んで、映画を使って自然エネルギーに誘導しています。露骨で驚きました☟自然エネ普及の映画監督もトランジションタウンに関わっています。
 
鎌仲監督 「映画で一番やりたいのは ”意識の部分の解放”」

 
 
 

トランジション・タウンは「地域の力で持続可能なまちに移行する」って言っておきながら 、それ自体が持続可能でない自然エネルギー推進。


これのどこが持続可能なのかということです。 

これこそ大量生産・大量消費・大量廃棄で、今後膨大な電子廃棄物をうむのに・・・・

 

太陽光パネルのゴミの山を直視する。工業的リサイクルは環境汚染。日本も20年後こうなる。

太陽光パネルの不良率に驚く!10のうち1つが不良品?不良品も有毒ゴミになるということ

一斉に電子廃棄物のニュース。電子ゴミはパソコンだけではない。太陽光パネルも電子廃棄物。

【驚愕】30年後、日本はソーラーパネルと巨大風車のゴミ屋敷!再エネ廃棄物問題【設備には寿命】

【危険を承知で推進中!】資源エネ庁が原発メーカー三菱に調べさせた太陽電池モジュール廃棄物の危険性

 

 

私は脱原発市民グループのリアル活動の中で、内部被曝回避のためのあれやこれや、自然エネルギーについての考察について情報を共有しようとすると、必ず嫌な顔をされました。

「愚痴を言うな」「敵を増やすな」と怒られて、納得がいきませんでした。

それは、自然エネルギーを推進する人たち(再エネ利害関係者や緑の党)が、市民グループを動かしていたためでした。

私は農的な暮らしをしたいという個々の市民について否定するものではまったくありません。私自身も農的な暮らしをしたいと強く思っています。

しかしトランジションタウンやパーマカルチャーなどの組織の枠組みの中で動いている人間を講師にして勉強会などすると、結局、矛盾が有ることを刷り込まれ、自然エネルギー推進に誘導されてしまうと危惧しているのです。

そして市民はその誘導にも気づけないといった状況になってしまう。

そこには何重にも利害関係が入り組んできますので、再エネの是非について、率直に語れなくなって、がんじがらめになってしまう。

 

トランジション・タウンもパーマカルチャーもスピリチュアルもニューエイジも全部つながっています。

CO2地球温暖化説という「嘘」を前提に、「石油がなくなるぞ」「異常気象になるぞ」「種が絶滅するぞ」と脅しながら、自給自足や農的な暮らしに関心を持つ人をまとめあげて、自然エネルギーに疑問を持たないように、ものの見方考え方まで洗脳、誘導。

その周辺には、緑の党やシュタイナーの支持者がいることが多いということもリアル市民運動をしてみてわかりました。

その様子は、まさにカルト的。もちろん全員がそうだとは言いませんが。

農的な暮らしをしたいという個々の普通の市民は、ほとんどが善意の人。スピリチュアルもニューエイジに惹かれる人も、もともと純粋な人。

 

だけど、まず「命と環境」を守らなければ「愛」も何もありません。

思いつきで暮らし方を変えても、社会変革につなげなければ戦争も公害事業も止まりません。

目の前の環境的不正義を丁寧に検証し、何が間違っているか、原因は何かを考察、批判し、あらためていかなければ環境的不正義を温存させることになります。

「自分自身に問題がある」等、自己の内側に目を向けさせ、考え方を模索させるのは、一見正論に見えて、実は「国と企業の不正義を免罪する」ことになるのです。

戦争や公害事業にはそんなことは通用しません。

命と環境を守るために、やってはいけないことを批判するのは当たり前のこと。それは「けじめ」です。

あたかも自己啓発やカルトのような体裁で同調圧力をかけ、本気で原発をなくそうとする個人が潰されています。

 

「悪いこと聞かせないでね」「悪口言わないで」「ネガティブなこと言ったら嫌われる」

「そんなこと言ってたら傷つく人が出てくるよ」「バイブスが悪い」

 

新エネの周りにあるこれらの言葉は、本気で原発をなくそうとする人を萎縮させ、不正義を「批判」することを自主規制させる効果があります。

ほとんどパワハラです。

そもそも事実を伝えるのは「悪口」ではありません。

「ソーラーパネルや風車さえ推進しなければ、パーマカルチャーやトランジションタウンが言っている、その他の部分は正しい!」と言う人もいますが

もう一度、組織のそういうカルト的なマインドコントロール部分というものを、客観的に見るべきではないかと私は思います。 

 

もしも私が原発を推進する支配者側だったとしたら、

原発に逆らう可能性のある市民に対して、早め早めに骨抜きにしておこうと考えると思います。

現実を見ないような、自分の頭で考えないような思想を植え付けながら、原発を補完する別のもの=「自然エネ」に関心をそらせておく。国と企業に矛先を向けないような思想に据え置くことを考えます。

 


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