中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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初夏の湯河原;万葉公園・五所神社・成願寺周遊(前編)

2016年07月06日 20時29分15秒 | 関東・伊豆箱根・上信越

                       <万葉公園の滝>

     初夏の湯河原;万葉公園・五所神社・成願寺周遊(前編)
           
(親族旅行・単独散策)
         2016年7月5日(火)~6日(水)

第1日目;2016年7月5日(火) 曇

<ルート地図>

■湯河原全体図

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万葉植物公園と独歩の湯

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<大船から湯河原へ>

■一泊二日の温泉三昧へ
 急遽,息子一家と一緒に一泊二日の温泉旅行に出かける.わが家で前泊している孫娘を連れて,大船から湘南アクティ熱海行に乗車,1時間足らずで湯河原駅に到着する.
 別ルートで湯河原に向かった息子夫妻とは,夕方,宿泊予定のウエルシティ(Well City)で落ち合う予定である.
 このところ諸般の行事が連続している私は多少疲労気味だが,まあ温泉に浸かれば疲れも取れるだろう.
 温泉に浸かって,憑かれた疲れを取るんだ!
 例によって,電車に乗って暫くすると眠くなる.妙に張り切っている同行二人のお喋りをボンヤリ聞いている内に,白河夜船.
 同行者が居れば寝過ごす心配もない.
 ウトウトしている内に,湯河原に到着する.所要時間は,いつも塔ノ岳に行くときに小田原乗換で渋沢まで行くのとほぼ同じである.湯河原は意外に近い.

■まずは昼食
 息子夫婦が湯河原に到着するまでには,小一時間程の待ち時間がある.
 「…ホテルに入る前に,万葉公園を見てしまいましょう…」
 平素,いろいろなグループの散策案内をするときは,大抵私がタイムキーピングするが,家族旅行の時は家内がお山の大将である.私は大抵家内の指示に付いて行くだけ.お任せである.
 「…その前に昼食を摂りましょう…」
ということになり,たまたま目に止まった駅前のビル2階にある某食堂に入る.
 ちょっと話が逸れるが,胆石を取ってからは天ぷら類を食べても胃が痛くならないのが嬉しくて,この所,外食といえば天丼ということが多い.
 湯河原でもまずは天丼である.
 美味しい美味しくないは全く個人の嗜好によって異なるので,私が苦手に思った食事も他の人にとっては大変美味しいと感じるかも知れない.だから私の感想は,全く主観的なもので客観性は全くないことを前提にしての話だが,今回の食事は余りにも塩気が強すぎて往生してしまう.
 折角の揚げ物も,衣が塩気がやたらに強いタレでベタベタになっている.ご飯もタップリのタレの中で半ば打ているような感じである.味噌汁もやたらにしょっぱくて口がひん曲がりそうになる.私は箸で天ぷらの衣を剝ぎ取って,天ぷらの中身だけを食べる.タレの中でビショビショのご飯は3分の1ほど食べてギブアップ.味噌汁も2口,3口啜っただけでギブアップ.
 食べ物に好き嫌いは全くない私だが,ここの塩気には参った,参ったである.
 「てんや」の500円也の天丼が無性に食べたくなる.

 
<ビル2階の食堂から長閑な湯河原駅が見える>            <昼食は天丼>

■路線バスでバス停落合橋へ
 昼食を終えて,湯河原駅前から路線バスで落合橋へ向かう.駅前からは15分おきにバスが出発している.意外に便利である.
 13時20分頃,バス停落合橋に到着する.
 バス停のすぐ脇が万葉公園入口である.これから坂道を独歩の湯まで登って,足湯を堪能するつもりである.

<万葉公園を散策>

■滝と急流を眺めながら坂道を登る
 入口広場から短いトンネルを潜ると薄暗い渓谷に突き当たる.目の前には大音響と立てながら大量の水が流下する滝がある.結構な迫力の滝である.
 早速,滝の写真を何枚か撮る.
 その後,滝のような急流の左岸を川上へと遡る.崖を高巻きする階段道と舗装道路が続く.ときどこ観光客とすれ違いながら,ユックリペースで坂道を登り続ける.
 
<激しい音を立てながら流下する滝>          <滝が岩に当たって飛び散る>

■アジサイの咲く谷道
 進行方向左手の谷底を流れる川はまるで滝のようである.川岸にはまだまだ見頃なアジサイが咲き乱れている.
 私達は谷底の川を覗き込みながら,ユックリと坂道を登る.

<谷底の急流とアジサイ>

■独歩の湯が見える
 坂を登り切って平坦な場所に到着する.
 進行方法右手には,見頃を少し過ぎたアジサイの植え込みがある.その前を通過すると前方に独歩の湯に建っている吾妻屋が見え始める.
 13時34分,私達は独歩の湯(足湯)に到着する.

<前方に独歩の湯が見え始める>

■独歩の湯(足湯)を楽しむ
 受付で入場料を支払って,更衣室に入る.そこで靴を脱いでサンダルに履き換える.
 ここには脾骨の泉,腎耳の泉,肝目の泉,喜びの泉,脈胃の泉,思考の泉,腸鼻の泉,平静の泉,皮口の泉の9種類の泉が作られている.
 温泉の室そのものに,大差がないようにおもえるが,効能書きの種類によって.各泉の底の傾斜や凸凹に差が付いているようである.
 私には,池の底の違いだけで,どうしてこのような差がでるのか,いまひとつ良く分からないが,まあ,効能などどうでも良い.とにかく足湯に浸かっていると,何となく気が休まるような気がする.同行している孫の先導で,足湯全部に入って見る.
 そうこうしている内に,息子夫婦から,たった今,湯河原駅に到着したというメールが入る.
 「じゃあ,ボチボチ,ホテルへ行こうか…丁度同じ頃,お父さん達もホテルへ着くよ…」
と,そろそろここを引き上げることにする.


<足湯を楽しむ>

<ホテルWellCityにチェックイン>

■川沿いの散策路を下る.
 万葉公園から千歳川の右岸沿いの道を川下に向かって歩く.
 14時24分,今夜の宿泊ホテルウエルシティ(Well City)前の橋に到着する.橋の中央に県境を示す白線が引いてある.湯河原は神奈川県側,そして私達が宿泊するホテルは白線の向こう側なので静岡県である.
 孫娘が白線を跨いで興味津々.その様子を見ていたホテルの従業員が,
 「はいっ…こちら側は静岡県ですよ…」
と愛想良く私達を出迎える.
 まずはロビー横の喫茶室で,今夜宿泊予定の5人全員が合流する.
 暫くの間,コーヒーを賞味しながら休憩.
 
<県境を跨ぐ>                                <ロビーにて>

■チェックイン
 一休みした後.チェックイン手続きを済ませる.私達に宛がわれた部屋は最上階5階の2部屋である.取りあえずは,息子一家の部屋とジジババ部屋に分かれる.
 部屋に入る.
 玄関右側に靴箱など,左側に洗面,トイレ.中に入ると10畳ほどの和室.その先の窓辺に廊下.廊下には応接セットが置いてある.部屋に入って右側に床の間,テレビ,茶道具,セフティボックスなどが並んでいる.
 それほど広いというほどでもないが,決して狭くもない.2人で宿泊するには十分な広さである.
 応接セットに座って外の家指示を眺める.
 雨雲が低く垂れ込めていて.ここから見える筈の城山は雲の中である.
 千歳川を挟んで対岸の小高い所に湯河原病院の建物が見えている.

<ホテルの窓からの風景>

<温泉三昧>

■まずは露天風呂
 まずは1階のロビーフロアに隣接する露天風呂にユックリと使う.
 久々に,息子と2人で今後のFH家のことや,信州とのしがらみのことなどを裸のまま話し合う.こんな機会は滅多にないので,諸事全般について意見交換を行う.
 広々とした露天風呂だが,今が閑散期なのか,入浴を楽しむ行楽客は随分と少ない.
 幸いなことに,今日は曇天なので,気温もそれほど高くはない.ついつい長風呂になる.
 ホテル内では時計を持ち歩いていないので,正確なことは分からないが,多分30分以上露天風呂で過ごしているだろう.これだけ長風呂をすると,さすがに体中が火照ってくる.
 風呂上がりに,冷たい水を飲む.実に良い気分である.

■リラックスルームで昼寝
 湯上がりのチョット休憩のつもりで,リラックスルームに入る.この部屋はわざと薄暗くしてある.部屋の中には大型のリクライニングチェアーが数台並んでいる.冷房が良く利いている・リクライニングチェアー1台ごとに専用の液晶テレビが付いている.
 まずはチェアーに座って,背もたれの角度と足の傾斜を好みの角度に調整する.そして,テレビのスイッチをONにする.すると背もたれの耳が当たる場所に組み込まれているスピーカーから腰掛けている本人にしか聞こえない小さな音が流れ出ている.
 ”こりゃあ~…,気分が良いな.しばらくここで涼んでから部屋へ戻ろう…”
 テレビを見ているつもりが,何時の間にか昼寝になる.
 どのくらい眠っていたか良く分からないが,目が覚めてすぐにテレビの画面を見ると,もう17時40分になっている.
 ”こりゃあ…いかん! 老い耄れジジイが行方不明になったって騒いでいるかもしれない…”
と苦笑いしながら,自室に戻る.
 部屋に戻るやいなや.家内が,
 「どこへ行っていたの…?」
と来た,予想通りの反応である.

<デラックスな夕食>

■5人揃って食堂へ
 18時30分から夕食である.
 5人揃って,1階の食堂に向かう.広々とした食道である.多分,200人ぐらいは座れるほどのテーブルが並んでいる.
 係員の案内で食道の中程のテーブルに案内される.

<食堂>

■メニューは純和食
 着席して落ち着いた頃,係員が次から次へと料理を運んでくる.正に山海珍味である.
 鍋物が2種類.それに2階建ての容器に何種類かの料理が並んでいる.係員が鍋物に日を入れる.
 「こちらの蓋は熱くなりますので.後で取りに伺います.お手を触れてやけどをしないようにお願いします…」
で料理が次から次へと運ばれている.
 当てずっぽうな言い方をすれば,全料理の総カロリーは多分1万カロリーに達するのではないかと心配になる.

<イニシアルコンディション>

■次々に運ばれてくる料理
 まずは食前酒で乾杯.
 あとは次々に運ばれてくる料理を適当に食べて,適当に残す.そうしないと最初の数品で満腹に成って終うから…でも,残すのは勿体ないなという多少の罪悪感が終始付きまとう.もっとも自分の大切な胃袋に滅多矢鱈に詰め込んで壊してしまうのはもっと怖い.
 まずは息子とビールで乾杯.こんなときは平素アルコールなど嗜まない私も.コップ1杯程度のビールなら美味しく頂戴する.
 料理の全部を記録に残すのは大変なので,取りあえずは目に付いた料理だけをデジカメに収める.


<夕食の献立(主要なものだけ)>

<こうして一日が無事終わった>

■部屋へ引き上げる
 夕食を終えて,7時半過ぎに部屋へ戻る.
 食事中に布団が敷いてある.この辺りも日本旅館の良いところだが,留守の時に従業員が部屋に入り込む習慣を,一体,外国人は思っているんだろう.興味津々である.
 布団の上に横になったまま,暫くの間,ぼんやりとテレビを眺めている.
 家内が風呂に入ると言って,部屋を出る.
 私は先ほど長風呂をしたこともあって,何となくまた風呂に入る気がしない.2度目の風呂には入らずに,そのまま部屋に留まる.

■今日も慌ただしく過ぎ去った
 やがて,眠くなってくる.まだ20時頃だというのに…
 でも,これも普段の日程通りである.私はまだ家内が風呂から戻らない内に.眠りこけてしまう.
 ”寝る子は育つ”
ではないが.
 ”寝るオイボレは,ボケる”
にならないように祈るのみである.
                               (第1日目終わり)
                               (第2日目に続く)
つづきの記事
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