<専用車の車窓から鋸のような山が見える>
ピレネー山小屋縦走トレッキング;第2日目(2);一路サビニャニーゴへ
(アルパインツアー)
2017年6月18(金)~27日(日)
前の記事
↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c6a1682bf9645c35da925949ac017411
第2日目;2017年8月19日(土) (つづき)
<ルート地図>
←クリック拡大
<バルセロナ空港を出発>
■立派な専用車
現地ガイドのY子さんと落ち合った私たちは,Y子③の誘導で,到着ロビー前の駐車場に停まっている専用車に向かう.
がっちりした品の良い自動車である.明らかに日本製の車ではない.
”この車,一体どこ製だろう…?”
私は気になるので,後でどこ製の車か調べようと思う…が,結局,旅が終わるまで調べるのを忘れていた.時に温床深かったのは椅子の下が板張り(木目調の別の素材かな?)になっていたことである.内装も,派手ではないがとてもおしゃれである.
何時もノソノソしている私は,結局,一番最後に専用車に乗車する.ところが偶然にも一番前の席が空いているので,まずはラッキーである.
17時38分,私たちを乗せた専用車は,バルセロナ空港から発車する.
これから,今夜の宿泊ホテルがあるサビニャニーゴ(Sabinanigo)までの322キロメートルの旅が始まる.
<専用車に乗り込む>
■Y子さんのガイダンス
発車して一息入れたところで,現地ガイドのY子さんのプレゼンテーションが始まる.
話の順番はややとりとめのない感じもするが,スペイン全般のこと,治安のことなどから話が始まる.さらにはピローチップは1ユーロぐらいとか,この辺りはどこへ行っても水道の水が飲めるとか…
「…ここはラテンの国です,いろいろなことが,うまく行かないこともありますが,まあ,のんびり旅を楽しんでください.朝食,昼食,夕食ともに遅い時間です.朝食はだいたい8時頃,昼食は14時頃,夜食は20時頃からゆっくり時間を掛けて食べます…」
”なるほど…そうか”
と合点.さらに話が続く…
「皆さん,スリに気をつけてください.スリで稼いで家族に送金している人が沢山居ます.ポーチなどは必ず体の前に来るように書けてください…」
「…スペインで一番高い山は,島にあります…」
”へえ~…,意外だな”
”スリがいっぱい居るなんて…偉いところへ来しまったな”
私は正直なところ.ちょっとビビり始める.
片側2車線の素晴らしい道路が続く.しかも,どこかの国のように渋滞は全くない.実にスムーズの走っている.もちろん,右側通行である.
ツアーリーダーのHDさんから,今回のツアーのあらましについて説明がある.
18時10分頃,前方に鋸の歯のようにギザギザした尾根の山が見え始める(冒頭の写真).ツアーリーダーに伺うと,どうやらモンテラソ山というらしい(スペルは分からない).
<専用車の車窓;立派な高速道路を走る>
<リエイダのガソリンスタンド>
■ガソリンスタンドで休憩
18時51分,タレガ(Tarrega)を通過する.相変わらず素晴らしい道路が連続する.スペインはユーロの中でも経済的には苦境にある国の一つだと言われている,でも,さすがに歴史のある先進国である.この道路のすばらしさは,完全に日本を凌駕しているなと私には思える.
道路はときどき片側2車線になったり,また3車線になったりを繰り返すが,交通渋滞は全くない.極めてスムーズである.
19時06分,リエイダ(Lieida)にあるガソリンスタンドに到着する.ここでトイレ休憩である.
<ガソリンスタンドに到着;私たちの専用車>
■ガソリンスタンドの店内
ガソリンスタンドの店内に入る.
店内は想像以上に広い.まるで日本のコンビニと道の駅を一緒にしたような感じである.東南アジアを旅していて感じる猥雑感は全くない.
店内を一回りする.
特に買いたい物はないが,のどが渇いているので,ペットボトル入コーラを1本購入する.1.48ユーロ.日本で購入シュルのと大体同じ値段のようである.
<ガソリンスタンドの店内>
<夕闇迫る>
■広大な平原が広がる
休憩を終えて,19時38分,ガソリンスタンドから発車する.
スペインは,今,夏時間である.そのためか,日が沈んだにもかかわらず,まだ十分に明るい.
20時05分頃,私たちを乗せた専用車は,なだらかな起伏のある平原を西へ向けて快調の走り続ける.
少々退屈し始めた頃,ツアーリーダーのHDさんが,マイクを持って,いろいろなことを訥々と話し始める.約700年前にスペインはイスラムに征服されたが,今はカトリックが優勢なこと,ピレネー山脈が,幅430キロメートル(聞き違えているかもしれない?),長さ約1000キロメートルもあり,長さ280キロメートルの日本アルプスよりずっと大規模なことんなど,説明は多岐にわたる.
だんだんと辺りが暗くなる.
<なだらかな起伏が続く大平原>
■ザラゴザを通過
20時57分,高速道路を降りて,一般道に入る.暫くの間,片道1車線の道路になる.
21時02分,右手前方に三角錐状のとんがり山が見える.手元の地図を見ても,この山の名前が分からないので,少々気になるので,ツアーリーダーに伺ったが良くわからない.
21時08分.ザラゴザ(Zaragoza)を通過する.
21時15分,薄暗くなりはじめる.専用車は山岳地帯に入り始める.つづら折りの上り坂が連続する.辺りが暗くなり恥得ているので,周囲の様子は良くわからないが,どうやら谷間の道を走っているようである.
<三角錐の山がシルエットになって見える>
<サビニャニーゴ到着>
■ホテルに到着
21時27分頃,どうやら峠らしいところを通過する.ここから先は下り坂が続く.
21時40分,今夜の宿泊ホテル,ホテルヴィラバージニア(Hotel Villa Virginia)に到着する.辺りはすでに真っ暗なので,サビニャニーゴがどんな街かは全く分からない.
とりあえずは,自分の荷物を持って,ホテルのロビーへ向かう.
<今夜の宿泊ホテル;ホテルヴィラバージニアに到着>
■まずはチェックイン
現地ガイドのY子さんとツアーリーダーのHDさんが,チェックインの手続きをする.不思議なことにパスポートのチェックはないようである.
今夜,私は福岡のTDさんと相部屋で,105号室である.ここでは日本流の1階がグランドフロアーである.従って,105号室は,日本流に言えば2階の5号室ということになる.
ツアーリーダーのHDさんから.
「今日は飛行機の遅延で,随分と遅くなってしまいましたが,部屋に入る前に夕食にしましょう…」
という指示がある.
本当はゆっくり風呂に入って旅の疲れと垢を流してから,すっきりした気分で夕食を撮りたいところだが,もう22時近くなっている.すぐに夕食もやむを得ないと納得する.
<ホテルのロビーで一休み>
<夜中の夕食>
■前菜
ホテル1階(つまりグランドフロアー)にあるレストランで,22時19分から,深夜の夕食が始まる.
まずは赤ワインで乾杯.
パンを一口.外側が堅くて中フワフワの美味しいパンである.うっかりパンを食べ過ぎるとメインディッシュが入らなくなるので要注意.
続いて前菜のサラダである.酸味の利いたドレッシングが掛けてある.長い旅で枯れ果てている上に,連続して機内食ばかり食べていたので,この前菜を口に入れると生き返ったような気分になる.
もちろん全部食べてしまう.
<前菜>
■メインディッシュ
続いてメインディッシュ.
料理の名前に疎い私にはうまく説明できないが,タラをクリームのようなもので煮込んだもの.味が淡泊で,塩味が丁度良い.
もちろん美味しく頂戴する.
旅行社が,日本人が小食なのを心得ているのか,丁度良い量である.
<メインディッシュ>
■デザート
最後はデザート.
私にはこの洋菓子のしゃれた名前は分からないが,甘いカステラ風.キューイとトマトが付いているのがおもしろい.
24時頃,夕食を終える.もう3日目である.
明日のモーニングコールが7時.8時に嘲笑,9時に出発の予定である.
<デザート>
(つづく)
つづぎの記事
↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/24424d1aa3393fda4f6ca1f3f3a13e24
「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e982fb31374fcc1a1d2c50a93cc7d960
「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5112bb15f11338411dd77a26b2c1d70a
お断り;
これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.