中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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善光寺街道;第3回;第3日目(3);松代散策(象山神社と思索の小道)

2016年06月09日 05時57分24秒 | 善光寺街道・善光寺西街道

                            <象山神社前の佐久間象山像>

  善光寺街道;第3回;第3日目(3);松代散策(象山神社と思索の小道)
                (五十三次洛遊会)
     2016年4月20日(水)~2016年4月22日(金)

第3日目;2016年4月22日(金)
(つづき)  曇

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f6b44c16e6d14467decc7591d97ba1d2

<ルート地図>

松代市街地図

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※再掲

■象山神社・象山地下壕付近地図

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<象山記念館>

■風情のある道を西へ
 本誓寺から,西へ向かう.道路の名前は分からないが,自動車の往来が多い広い道の南を通る道である.道路の両側に風情のある建物が並んでいる.
 10時50分,旧横田家住宅の前を通過する.残念ながら拝観は省略.旧横田家住宅が面している四つ角に,「象山記念館,象山神社,象山地下壕」の案内版と地図が設置されている,その脇に立派な灯籠がある.
 私達はこの四つ角で左折して,南へ向かう.極々緩やかな上り勾配の道である.
 
<風情のある道を西へ>                        <象山記念館,象山神社,象山地下壕の案内版と灯籠>

■象山記念館前で右折
 10時51分,進行方向右手にある象山記念館に到着する.ここで右折して,道幅がやたらに広い道路に入る.
 この道路は200~300メートルほど先で,「象山神社」の案内版に突き当たる.案内版の右手には馬に乗った佐久間象山の銅像がある.早速写真を撮るが,人物が入らない写真を撮ることがなかなかできない.まあ,やむを得ない.
 「象山神社」の案内版の奥が佐久間象山の住居跡である.
 突き当たりで右折すると象山神社の鳥居がある.
 
<象山記念館>                            <象山神社の案内版と銅像>

■象山神社と象山生家
 10時53分,象山神社に到着する.
 私より前を行く人に,先に写真を撮らせて下さいと声を掛けて,人物の入らない本殿の写真を撮らせて貰う.
 なかなか立派な社殿である.
 松代の観光案内によると,この本殿は「国登録有形文化財に指定されている.また,境内には義亭,茶室.煙雨亭,象山宅などがある.」という.
 資料1には,「大正2年(1913年)
の象山殉難五十年祭を機に、地元松代町身の大審院長・横田秀雄を中心に神社建立が計画され、昭和13年(1938年)に創建された。社地は旧佐久間象山邸であり、境内には象山ゆかりの建物が松代町内や京都から移築されている。なお、佐久間象山の名は一般的には「しょうざん」と読まれるが、地元長野県では「ぞうざん」と呼び習わされている。神社の名もこれに習い「ぞうざんじんじゃ」と読む。」という説明がある.社格は県社.
 佐久間象山については,資料2には,「江戸時代後期の松代藩士,兵学者・朱子学者・思想家学者・思想家.松代三山の一人。通称は修理(しゅり)、諱は国忠(くにただ)、のちに啓(ひらき)、字は子迪(してき)、後に子明(しめい)と称した。位階は贈正四位。象山神社の祭神。象山神社の隣が生家で、長野県の史跡に指定されている。」という説明がある.


<象山神社>

<思索の小道>

■川沿いの道
 象山神社の参拝を終えて,11時10分,象山神社を出発する.
 さきほどの「象山神社」の案内版脇の小道に入る.曲がりくねった道を少し登ると四つ角に到着する.直進すると象山登山口である.私達は左折して,「思索の小道」


<思索の小道に入る>

■山寺常山亭
 11時16分,山寺常山亭の脇を通過する.
 資料3には「 山寺常山は儒者・鎌原桐山、維新の先覚者・佐久間象山とともに“松代三山”と呼ばれ、寺社奉行、郡奉行を務めました。
 江戸時代終わりから明治初期にかけて建てられたと推定される表門と、大正時代終わりから昭和初期にかけて建てられたと推定される書院を復元・修景し、自由に見学、利用ができる施設となっています。もともとこの地にあった武家屋敷ですが、主屋等は大正時代までに失われ、かつての規模などを知ることはできません。
 長屋門形式の表門は間口約22メートルで、松代城下に残る門のなかでは最大。また、渡り廊下でつながる書院には、「萬竹庵」の扁額が残り、その意匠性の高さから近代和風建築の秀作と評されています。表門よりやや高所に建てられ、背後にそびえる象山(竹山)との調和も意識した配置と見られます。
 象山を借景とした庭園には神田川の水を引き入れた池(泉水)と、浄化の機能を経て下流の屋敷へと通じる水路が残され、城下町のすぐれた水路整備の一端を見ることができます。」という説明がある.
 
<山寺常山亭入口>                           <山寺常山亭庭園>

■随護稲荷神社
 11時19分,前方の山の中腹に神社のような建物見え始める.暫く先まで歩くと,小川を渡ったところに,この神社の鳥居が立っている.その奥に先ほど見た社殿が建っている.
 少々,時間が押してきたので.参拝は省略する.
 
<随護稲荷神社>                               <随護稲荷神社鳥居>

■惠明寺
 私達が歩いてきた「思索の小道」が「歴史的道すじ」と合流する.ここで,象山地下壕の見学を済ませたらしい中学生の大群と遭遇する.
 11時22分,私達は中学生の大群から逃れるように右折して,惠明寺に入る.
 資料4には,「
象山恵明禅寺(ぞうざんえみょうぜんじ)は、黄檗宗の寺院。豊姫の霊屋がある。佐久間象山の号は本寺に因んだとされる。延宝5年(1677年)6月真田幸道により開基。文政6月(1825年)5月 本堂から出火。また暫くして不二庵から出火。当時から残るのは山門のみとなった。天保4年(1833年)10月 真田幸貫により本堂、霊屋、鐘楼、庫裡が再建される。」という説明がある.
 境内には花が咲き乱れている.正に花の寺である.私たち以外に,数名の中年女性の観光客が境内を散策している.

<惠明寺>

■豊姫霊屋
 資料5には,「
豊姫(とよひめ、万冶2年12月10日(1660年1月22日) -享保18年7月5日(1733年6月14日)は、伊予宇和島藩主伊達宗利の娘で、信濃松代藩主真田雪道の正室。万治2年12月10日、伊達宗利の息女として江戸邸で生まれる。延宝元年(1673年)7月25日、真田幸道に嫁ぐ。長野県松代町西条の象山惠明禅寺に霊屋がある。」という説明がある.また,境内の案内版にも同じ主旨の説明が書いてある.

<豊姫霊屋>

■象山地下壕入口に到着
 11時27分,象山地下壕入口に到着する.
 受付でヘルメットを借用してから,地下壕を見学する.

<象山地下壕入口の受付窓口>
                                     
[参考資料]
資料1;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%A1%E5%B1%B1%E7%A5%9E%E7%A4%BE
資料2;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E4%B9%85%E9%96%93%E8%B1%A1%E5%B1%B1
資料3;http://www.sanadahoumotsukan.com/facilities/facility.php?n=8
資料4;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%B5%E6%98%8E%E5%AF%BA_(%E9%95%B7%E9%87%8E%E5%B8%82)
                                   (つづく)
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【参考資料】
善光寺西街道」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/33d3e4a1fc9831ac17b48baa1b527962
「善光寺西街道」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f71644979892cd488cd56360b380d188

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