中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ルアペフ山・タラナキ山登頂記:第6日目(1):ニュープリマスへ(1)

2014年02月11日 05時07分48秒 | ニュージーランド:ルアペフ・タラナキ

                                <ルアペフ全景>

[復刻版]
ルアペフ山・タラナキ山登頂記:第6日目(1):ニュープリマスへ(1) 
 
            (山旅スクール5期同窓生)
        2006年1月27日(金)~2月4日(土)


第6日目;2006年2月1日(水)
 
ワカパパビレッジの朝

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<ルート地図>



<朝のひととき>

■鼾に悩まされる
 今日はニュープリマスへ移動する日である.

 私は,昨夜,あまりよく眠れなかったので,表には出さないものの,内心,とても不機嫌である.
 というのも,同日のTさんには申し訳ないが,実はTさんのもの凄い鼾で一晩中悩まされた.
 昨夜,何時頃か分からないが,Tさんがもの凄い鼾をかきはじめた.私は頭から毛布を被ったり,ベッドで逆さ向きになったりしてみたが,どうにもうるさくて眠れない.暫くは,我慢していたが,いつまでも凄い鼾が続くので,わざと
 「ゴホン」
と咳をしてみる.
 すると,一瞬,鼾が停まる.しかし,30秒もしない内に,また鼾の連鎖が始まる.
 このまま,朝,6時頃まで過ごす.
 その内に,鼾が治まりだしたので,ウトウトとし出す.ところがもう既にモーニングコールの時間である.私が寝入ったなと思った瞬間に,モーニングコールで起こされたような気分になる.

 今朝は快晴である.窓外では周辺の山々がクッキリと見えている.

■朝食はバイキング
 6時55分,ロビーへ降りる.そして,一同が揃うのを待つ.
 7時02分,レストランに入る.一同,昨日と同じ席に座る.例によってバイキング方式である.欲張って沢山とらないように注意をしながら食べるものを選ぶ.
 私達の席から少し離れたところに,登山家で有名な女性,Tさんのグループが座っている.Tさんのグループは,昨日,ルアペフ山に登ったが,山頂までたどり着けなかったという.
 原因は,山麓から登山口までのリフトが動かなかったことにある.本当ならばリフトで簡単に高度が稼げるところを,歩いて登ったために,時間の余裕がなくり,残念ながら撤退したとのことである.本当にお気の毒である.
 そういえば,私たちの場合,あのリフトはガイド頭が自分で操作していた.Tさんのグループは本当に不運であった.

<朝食>

<朝の散歩>

■ルアペフ全景
 
朝食後,ホテルの裏手の空き地に出てみる.ここから,一昨日登った登山ルートがハッキリと見える.あの落差200メートルほどの大滑走をした雪渓も良く見える.こんなに辺りの山並みがハッキリ見えるのは,ここに来て,初めてのことである.

<ルアペフ全景>

■ビジターセンターを訪れる
 8時頃,ホテルのチェックアウトを済ませる.

 まだ,出発まで少々時間がある.私は仲間と一緒にビジターセンターへ行ってみる.そして,トレッキングコース地図3枚と,ルアペフ山の写真を収めたCD-ROMを購入する.そして,8時34分にホテルへ戻る.
 ホテルの玄関近くで,出発時間を待っていると,昨日会った日本人老夫婦2人が出てきて,私達に話しかける.
 「・・・私は,終戦直後から世界中を旅していましたよ・・・・でも,世界中でニュージーランドが一番良いところですよ・・・」
と自慢話が始まる.
 私はこの種の自慢話は大嫌いだし,聞くのが苦手である.さりげなく,この方から遠い位置に移動する.
  
<CDの内容(ほんの一部)>
※CD購入には色々トラブルがあった.トラブルについては後ほどの回で触れる予定.

<ワカパパビレッジを出発>

■老夫婦の自慢話

 8時58分,私達のバスが到着する.
 辺りの写真を撮って,マゴマゴしている内に,私はバスに乗り込むのが一番後になってしまった.もう,一番前の席しか空いていない.少々怖い感じがするが,運転手のすぐ後ろの席に座る.
 先ほどの老夫婦の旦那が,バスの入口のステップに立って,車内の私達にいろいろと自慢話の続きをする.
 私は心の中で,
 「いい加減にしてくれ・・・」
と悲鳴を上げるが,老人は,
 「・・・・皆さん,是非,是非,××××を訪問してみてください.とても良いところですよ・・・」
と熱弁を振るっている.
 聞いている私たちは,全く関心がないのに・・・・
 ツアーリーダーのSさんが,この紳士に,「ちょっと失礼」というような仕草をしてバスに乗り込む.これが切っ掛けになって,老紳士はバスから退散する.

<専用バスに乗車;いよいよ出発>

運転手はスチュワートさん

 Sさんから,本日のドライバーさんの紹介がある.すかさず,私は,ノートをドライバーさんに差し出しながら,
 「・・・私,旅のログを取っています。貴方の名前を記録しておきたいので,ここ名前を書いて頂けませんか・・・」
とお願いする.
 「・・・もちろん,ウエルカムだよ・・・」
と言いながら,
 STEWART ERB  KIWI TOURS
と丁寧に書いてくれる.
 Sさんが,
 「ホテルフロントのノリ子さんが,『日本人の方は,大抵1泊なのに,皆さんは4泊もされたのは,とても珍しいです』と言っていましたよ・・・」
と私達に話す.
 9時04分,私達のバスは,ニュープリマスへ向けて発車する.
 これから西へ向かって,長いバスの旅が始まる.

<スチュワートさんの自署;お願いしてサインを貰った>

                                (つづく)

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「目次および索引」
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