中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ピレネー山小屋縦走トレッキング;第7日目(4);トルラ市街散策

2017年10月22日 06時20分26秒 | ピレネー山小屋縦走トレッキング

                                <トルラ市街地散策>

     ピレネー山小屋縦走トレッキング;第7日目(4);トルラ市街散策
              (アルパインツアー)
 
         2018年8月18(金)~27日(日)

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/596f01b05694ac896e826eb45b07b718

第7日目;2017年8月24日(木)  (つづき) 晴


<トルラ市街地図> 



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※散策ルートは不正確


<何となく散策に出かける>

■ちょっと川の方へ
 16時26分,エーデルワイズホテルから歩き出す.退屈しのぎである.特にどこへ行きたいと言うこともないし,全くのでたらめ歩きである.
 まずは,ホテルの前の道を自動車道横断する.横断したところに,谷の方向に下る枝道があるので,何気なくこの枝道に入る,この道を下ると,どうやら川までいけそうな感じである.
 ところが,枝道に入って100メートルほど下ったところに,丸い立て札が立っている。立て札にはスペイン語で何か書いてあるが,何のことかさっぱり分からない.でも、”P何とかPなんとか”のスペルが何となく”私有地”を連想させる.
 ”私有地では,のこのこ歩くのはまずいいかな…”
と思いながらも,
 ”まあ、いいか…もうちょっと下ってみよう…”
でさらに100メートル余り歩く.するとどうやらこの道は一軒の家の前で行き止まりになっているようである.
 いずれにしても,街から外れてしまうので,つまんないな…ということで,往路を自動車道まで引き返す. 

<枝道を往復する>

■トンネルの上へ
 ふたたびエーデルワイズホテル近くまで戻ってから,
 ”
さて,右へ行こうか,それとも左へ行こうか…”
とまた迷う。
 左手、つまり南の方を見ると,トンネルがある.トンネルの上には教会らしい外観の建物が建っている。私にはトルラについての予備知識は全くないし,どの辺りに街の中心があるかも全く分からない.でも,まあ,とにかくトンネルの方へ歩き始める.

<トンネルと教会のようhな建物>

■トンネルの上からの眺望
 トンネルの左側手前に、階段道が分岐している.どうやらこの階段を登るとトンネルの上を通って高いところへ行けそうである.私は迷わずに左折して階段道を登り始める.
 ここで,偶然、SIさんとばったり会う.SIさんはペルーのブランカトレッキングのときにご一緒した旧知の方である。では一緒に歩きましょうということになる.
 トンネルの上に到着する.見晴らしが良いので,ここで写真を撮る(下の写真).
 この写真の真ん中に写っているのがエーデルワイズホテル前の自動車道路である.道路の左側に写っているのがエーデルワイズホテルの建物である.

<トンネルの上からエーデルワイズホテル方面を望む>

エーデルワイズホテルの庭園
 16時35分,トンネルを通過すると,綺麗な庭園のすぐ側に到着する.
 ”あれ…! なんだ! エーデルワイズホテルの庭じゃないか…”
 何のことはない.エーデルワイズホテルの庭園を通って,まっすくここまで来れるんだ.それをわざわざ遠回りしていたんだ。俺って、間抜けだな…

<エーデルワイズホテルの庭園>

<繁華街へ>

■石畳の狭い路地

 トンネルの上made登ると,そこから先は石畳の狭い道になる。ヨーロッパ特有に雰囲気がある路地である.この路地を登ると,どんなところに出るのか全く分からないが,とにかく人影が少ない坂道を登る(冒頭の写真).
 ”この先、どうなっているんだろう…?”
 私は興味津々である.

<石畳の路地>

■繁華街に突き当たる
 16時37分,坂道を登り切ると,賑やかな通りと合流する.その先の曲がり角にバーレストランがある.レベコ(REBECO)という名前のお店らしい.この辺りがどうやらトルラの中心街の一角のようである.観光客だろうか,そそろ歩きをしている人が居て,結構賑やかである.
 レベコの前を道なりに左に曲がる.ちょっと急な上り坂になる.この店から100メートルほど先へ行くと,人通りがなくなり寂しくなる.
 「この辺りが街の外れのようですね.引き返しましょう…」
ということで往路を引き返す. 

<突き当たりがバーレストランだ>

<展望の広場>

■街の広場

 先ほどのバーレストランREBECO前の十字路を左折して,道幅の狭い路地に入る.登り坂である.
 ”この先,一体どうなっているんだろう…”
と気にしながら,ちょっと急な坂道を100メートルほど登ってみる.そこから先は集落から外れて山の中に入るようである.
 「ここから先は何もないですね.そろそろ引き返しましょうか…」
とSIさんに言う.
 ちょうどそのとき,同行の女性にばったり会う.この女性も私たちと同じように街中をブラブラしていたようである.
 「この先,もう何もないようですね.私,街に戻ります」
とのこと.ソードゥアイ.
 坂道を下って,また,REBECO前を通過する.REBECO前の十字路を左折して狭い路地に入る,どうやら繁華街のようである.狭い道路の両側に声点が立ち並んでいる.
 16時56分,駐車場兼広場のような場所に突き当たる.
 広場の片隅にちょっとした売り場があるらしく,沢山の人が休憩を取っている.
 ”いい雰囲気じゃないか…!”
 私は少しうらやましいような気持ちで,広場を通過する.

<街の広場>

■展望が開け教会風の建物が見える
 広場を回り込むと,視界が開ける.先ほどトンネルの上にあった教会風の建物も見えている.その先には断崖累々の険しい岩山が連なっている.なかなか素晴らしいの眺めである.
 広場の周を半周するような感じで歩いて,また繁華街の中に戻る. 

<広場からの展望>

<繁華街を行ったり来たり>

■土産屋に入る
 この通りがトルラの繁華街らしく.沢山の観光客で賑わっている.何人もの同行のメンバーとすれ違う.
 「…ちょっと(お店の)中に入ってみましょう…」
 何かにつけて好奇心のある私は,同行のSKさんを誘う.
 店内を見て回る.売り場はそれほど広くはないが,様々な土産品がぎっしりと並んでいる.同行のSIさんは,お孫さんへのお土産を探しているようである.私には特に買いたいものはないので,ジャストルッキング.買いたいものがないと言えば嘘になるかもしれない.正確に言えば買い出したら切りがなくなるので,財布の紐を固く結んで我慢しているだけかもしれない.でもウインドウショッピングだけでも,ご当地特有の品々を見るのが楽しみである.

<土産屋>

■地図を買う
 絵はがきなどを売っているコーナーを漫然と眺めていると,地図が置いてあるのを見つける.
 ”オッ! これは良いぞ…”
 地名がスペイン語で書かれているので,何となくピンとこないが,どうやらこの2日間歩いた地域が掲載されている地図らしい.もちろん,アルパインツアー社から事前に頂戴した地図を使えば十分だが,できれば本物の地図が欲しい.そのために,旅行の度に現地で地図をできるだけ入手するようにしている.
 私は即座にこの地図を購入する.11ユーロである.
 このブログ記事に掲載している詳細地図の大半は,この店で購入した地図を引用したものである.

<購入した地図> 


青空レストラン
 17時05分,公園風の広場に到着する.なにやら飲み物を販売しているようである.広場の先には例のゴツゴツとした山が聳えている.
 ”時間があれば,こんなところで一休みも良いな…”
 そんなことを連想しながら通過する.

<青空レストラン>

■なんだか辺りが静かになる
 さらに繁華街を歩き続ける.
 17時10分頃,お店やレストランなどが少なくなり,辺りが何となく静かになる.狭い道路の両側には石壁の3階建ての建物が建ち並んでいる.何となく圧迫感がある.そろそろ場末が近そうである.

<辺りが静かになる>

■素敵なハンガー
 17時12分,同じグループの女性にばったり会う.
 「…見てください.すてきなハンガーがあったので買っちゃいました…この店です.素敵なものが沢山ありますよ…」
とのこと.
 購入した品物を見えていただく.
 なるほど,玄関に取り付けたら映えそうなハンガーである.上品な花柄が描かれている.その下にtorla-Ordesaと地名が書かれている.板の下に6個の吊るし用の釘が付いている.
 折角なので,女性に言われるままに,お店の科かをちょっとだけ覗いてみる.

<感じの良いハンガー>

<急坂を下ってトンネルへ>

■家の中をくぐる
 ここから先は何もなさそうだし,そろそろホテルへ戻ろうと思う.
 そこで,これまで歩いてきた繁華街を逆に歩いて,さきほどのREBECO近くの十字路まで戻る.
 「…このままもうちょっと先まで行ってみましょう…」
ということで,十字路を通過する.
 17時27分,左手の建物の中に抜け道のようなところがある.
 「面白そうだから入ってみましょう…」

<建物の中の抜け道>

■長い下り階段
 抜け道を出ると,遙か下に見える自動車道まで,ながりくねった長い石段が続いている.
 「なんだか良くわからないけど,階段,降りてみましょう」
 かなり急な階段が連続する.こんなところで転倒したら洒落にもならないので,一段一段慎重に下り続ける.

<ここから長い下り階段が始まる>

■反対側のトンネル入口
 ”一体どこへ降りるんだろう”
 迷子になったら困るなと,ちょっと心配しながら,階段を下り続ける.
 17時29分,自動車道に到着する.すぐ脇に,散歩し始めたときに見たトンネルの反対側入口近くである.このトンネルのすぐ先がエーデルワイズホテルである.

<トンネルの反対側入口>

■素敵なプロムナード
 「このままトンネルをくぐるのもつまらないですね…」
ということで,トンネルの向かって右側入口に立っている「人」のマークの標識を頼りに,右手に続く小径に入ってみる.
 左手に断崖を見ながら少し進むと,石畳の立派な散策路になる.散策路の右手に川が流れているようである.
 繁華街を歩いているときに,時々見えた岩山が,ここからもやっぱり見えている.

<立派な散策路>

<ちょっと枝道へ>

■心地よい草道
 17時32分,石畳の散策路から右手に分岐する土道がある.私は,この土道をちょっとだけ歩いてみたいなと思う.ここまで同行していたSIさんは,もうホテルへ戻るというので,ここでお別れする.
 一人になった私は,この小径を少しばかり下ってみる.
 2~3分下ると,道が大分荒れてくる.ちょっと急な下り坂で,あまり人が通らないところのようである.ここがもし日本ならば,何の躊躇もなく下り続けるだろうが,ここは見知らぬ国.しかも団体行動中なので,万一,他の人に迷惑が掛かるとまずいなと思って,これ以上下るのをやめる.

<草道の入口>

■エーデルワイズホテルに戻る
 草道を引き返す.結構の登り坂である.
 17時40分,エーデルワイズホテル前の自動車道に戻る.目の前にホテルの建物が見えている.
 ”まだ夕食まで時間があるな…このまま部屋に戻ってもつまらないな…”

<エーデルワイズホテル>
                                            (つづく)
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(執筆中)

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「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5112bb15f11338411dd77a26b2c1d70a

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