中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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2014丹沢塔ノ岳常連会開催;第2日目;草津温散策

2014年12月10日 22時04分41秒 | 丹沢の山旅

                                 <草津温泉湯畑>

    2014丹沢塔ノ岳常連会開催;第2日目;草津温散策
            (丹沢常連会)
        2014年12月7日(日)~8日(月)

第2日目:2014年12月8日(月 晴

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/165e06e6625c0193f476773a6b90d3b8

<草津観光地図>


※草津観光案内より引用

<草津の朝>

■まずは朝風呂
 昨夜は4人相部屋で就寝.
 こんな場合,やむを得ないことだが同室の方の鼾交響曲のために,夜中に何回か目が覚める.でも私も交響楽団の1人だから,愚痴を言うのは禁物である.
 何れにしても少々寝不足のまま,早朝4時頃,朝風呂に入る.今朝は大浴場の方ではなく桧風呂だ.先客は誰も居ない,1人静かに朝風呂を楽しむ.
 風呂に入ると喉が渇く.男部屋と女部屋の間にある集会室に行けば,飲み物があるかもしれないと思って,集会室を覗いてみる.
 集会室には早朝なのに,もうTGさんとHYさんが居られる.お二人と雑談しながら,コーラを賞味する.

朝食はバイキング
 一旦部屋に戻って,身支度を調える.
 7時から朝食.場所はバイキング食堂.なんとなく学校給食を彷彿とさせる器に,適当に選んだ食べ物を取り分ける.
 食材の種類はかなり豊富である.うっかりすると取りすぎてしまうので要注意.
 
<朝食はバイキング>                           <仕上げはコーヒー>

大賑わいの食堂
 適当に空いている席に座ろうとすると,先に座っていた仲間が手招きをする.私は手招きに誘われるようにして,皆さんの近くの席に座る.
 食堂はかなり混雑している.

<大賑わいの食堂>

<草津散策>

■まずは湯畑見物
 チェックアウトを済ませてから,希望者だけで草津散策をしようということになる.結局,全員が参加する.TGさんの後にキンギョのウンコのように付いて歩く.
 私は学生時代に一度だけ父親に連れられて,草津を訪れたことがある.もう50年以上も前のことである.歩きながら50年前の草津の印象を思い出そうとしても全く思い出せない.どこかで湯もみをしているところを見たような気がするが,一体,どこで見たんだろう…
 まずは湯畑を目指して,温泉街を歩く.
 狭い道路の両側に温泉宿や土産屋が立ち並ぶ.如何にも温泉街という雰囲気である.
 10分ほど歩いたところで,白い湯気が立ち上る湯畑に到着する.手すりを捉まりながら中を覗き込むと,もうもうと立ち上る湯気の間に沸騰するお湯が見える.物凄い風景である.

<湯畑>

■賑やかな街並み
 湯畑付近が草津の中心街なのだろうか,沢山の観光客で賑わっている.
 私もお上りさんよろしく辺りをキョロキョロ.人の後をくっついて歩いているので,もし一人になってしまったら帰りの道に迷いそうである.キョロキョロしながらも,置いて行かれないようにしなければ…

<賑やかな繁華街>

■白旗源泉
 広場の先に白い垂れ幕が架かっている場所がある.垂れ幕に「白旗源泉」と書かれている.垂れ幕の前に人集りがしている.
 "一体何だろう…"
 不思議なものがあるとすぐに見たくなる習性がある私は,すぐさま垂れ幕から中を覗いてみる.熱湯が滾々と湧き出ているのが見える.正に熱湯地獄である.
 
<白旗源泉>                               <湧き出る熱湯>

■光泉寺
 広場の突き当たりに長い石段がある.ここは光泉寺の参道のようである.石段を登って御参りしたいなと思ったが,残雪があることと,長い階段で上るのが億劫なので止めておこう.
 光泉寺から,再び道幅の狭い温泉街に入る.狭い道路の両側には芯壁作りの風情ある温泉宿が軒を連ねている.
 
<光泉寺>                                  <風情のある旅館>

■大滝乃湯
 入浴組と観光組に分かれる.私は入浴組.なぜか入浴組は男ばかり6人である.
 温泉街を抜けて大滝乃湯に向かう.道幅が狭い路地が続く.路地の一角に「大滝乃湯」と刻字した案内杭が立っている.
 やがて,大滝乃湯の駐車場入口に到着する.ところが駐車場は閉鎖中.駐車場入口に,休館中という案内がある.
 "なんだ! だめか…!!
"
 引き返すしかない.
 
<大滝乃湯の案内杭>                          <大滝乃湯は休館中>

■地蔵の湯
 街中に設置されている温度計によると,只今の気温はマイナス3℃.やっぱりかなり寒い.
 私は皆の後をついていくだけなので,どこを歩いているのかはうわの空だが,5分ほど歩いて「地蔵の湯」というところに到着する.ここは無量では入れる湯とのことである.
 私達が到着したとき,ちょうど先客が湯から出てきたので,幸いにも私達だけの貸切状態になる.湯船はそれほど大きくないので,私達6人が入ると,ちょうど一杯になる.
 お湯はかなり熱めに感じたが,6人が入るといくらか温度が下がって,丁度良い湯加減になる.温泉のお湯は硫黄分のためヌルヌルしている.これが如何にも温泉らしい感じがする.私には,ホテルで入った風呂よりも,こちらの方がずっと温泉らしくて良いなと思う.
 タップリと温泉に浸かってから,湯から出る.ここには上がり湯や洗い場がないので,温泉に浸かったホカホカ状態のまま着衣する.
  
<気温はマイナス3℃>                      <地蔵の湯>

■温泉街散策
 どこをどう歩いているのか定かではないが,温泉街を宿泊ホテルの方に向かってブラブラと歩く.
 途中,温泉卵を賞味する.120円也.
 店の前に小さな池がある.池の底を良く見るとお湯が湧出している.この温泉卵はこの池で茹でているとのこと.卵は
半熟.お店の若い女性店員にお湯の温度を聞くと,湧出口で55℃とのこと.
 "なるほど! それで半熟か…!"
 温泉卵を食べ終えて再びブラブラ.
 途中で,赤,青,黒の郵便ポストを見付ける.ポストは赤と決めつけていたので,赤以外のコストを見て,"ギクッ”とする.勿論,この3本のポスト,使われているわけではないが…

 
<温泉卵>                                  <赤,青,黒の郵便ポスト>

<賽の河原公園>

■賽の河原公園に到着
 宿泊しているホテル脇を通り過ぎて,賽の河原公園へ向かう.途中で観光組とすれ違う.
 10時20分,賽の河原公園に到着する.まずは,公園入口付近にある案内図を眺めながら,公園の全貌を頭に入れる.


■園内を一回り
 園内には湧出する温泉が川になって流下している.河原の石には残雪.寒々,ほかほかの奇妙な風景である.
 足元が残雪で滑りやすい所が随所にある.ここで転倒しては洒落にもならない.足元に注意しながら園内を一周する.
 途中で川に手先を入れてみる.水温は44℃ぐらいかな.ちょっと熱い.足湯には丁度良いかもしれない.
 
<賽の河原公園入口>                           <賽の河原の温水の川>

<帰途につく>

■退屈な待ち時間
 11時頃,ホテルに戻る.
 昨日ほどではないが,ロビーは帰りの客で混雑している.バスの到着は11時半から12時半の間とのこと.
 退屈しのぎに,ロビー奥に備え付けられている本棚を一瞥する.置かれている本は全部マンガ.どこかの国の副総理と違って,私はどうもマンガは面倒臭くて見る気がしない.もっとも手塚治虫のマンガは好きだったが…
 ソファーに座り込んで居眠りをしたり,目覚めたり,他愛のない雑談をしたり…いつも何かしていないと気が済まない私には,とにかく退屈なのが苦手である.

<ロビーは帰宅する観光客で一杯>

■ホテルを出発
 11時44分,帰りのバスがホテル前から出発する.昨日と同じバス,同じ運転手である.
 バスは自由席だが,何処に座るか考えるのが面倒なので,昨日の往路のときと同じ場所に座る.すぐに出発する.
 運転手が,
 「…途中,2回トイレ休憩を取ります…今のところ町田到着は16時45分頃と予定しています.トイレ休憩をもう1回増やせば,17時ころになります…」
と案内する.
 席に座ると間もなく眠くなる.これ私の悪い癖.

■レストラン「田子作」で昼食
 13時01分,レストラン「田子作」に到着する.
 出発前のロビーで,予め注文しておいた掻き揚げソバ630円也が私の昼食.広い客席の一角に設けられている予約席で,そそくさとソバを食べる.
 食事を終えてから,近くにある売店を覗く.
 
<レストラン「田子作」>                      <掻き揚げソバ>

■盛り上がる車内
 田子作での昼食を終えて,再びバスの旅を続ける.途中からバス車内は大いに盛り上がる.その切っ掛けを作ったのはキャベツのTZさん.
 "草津良いとこ,一度はお出で…"
に引き続いて,私も無理矢理引っ張り出される.元々近代五種,つまり酒,タバコ,麻雀,カラオケ,ゴルフが苦手で,暗くて辛いサラリーマン人生を送った私である.金輪際人前では歌なんか歌わないぞと決めていた私も,やむなく禁を破って,デタラメ歌を少しばかり披露する.化けの皮が剥がれる瞬間である.あんまり良い気分ではない.
 ついでにもう一つ愚痴.
 旅行中に私のことを「先生」呼ばわりする方が居られた.その方に私はきつく申し上げる.
 「”年令"とか" 先生"とか…そういう憂さを忘れるために山登りをしているんです!!…今後一切先生余話割りしないで下さい!!」
これ本音である.

■無事帰宅
 16時19分,バスは無事町田駅に到着する.ここで解散.
 私は藤沢方面に向かう方々と一緒に,「快速急行」とやらの電車に乗車する.車内は混雑刹してる.町田,相模大野付近は何時来ても混雑しているので,できれば避けたい場所ではあるが,今回はやむを得ない.
 「快速急行」というだけあって,意外に早く藤沢駅に到着する.東海道本線との接続もまあまあ.それほど遅くならない内に帰宅する.
 こうして今年のメインイベントである塔ノ岳常連会の1泊旅行も無事終わった.
 だから今日も”良かった! 良かった!”
                                        (おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/33113ad5f5f990c3b4a652c07888d1e6
「丹沢の山旅」の次回の記事
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