中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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炎暑の鎌倉;鎌倉中央公園・台・瓜ヶ谷・梶原周遊

2017年08月07日 06時50分28秒 | 鎌倉あれこれ

                                                                  <山ノ内ポンプ場付近の枝道から常磐力とを望む>

               炎暑の鎌倉:鎌倉中央公園・台・瓜ヶ谷・梶原周遊
                               (独り足任せ散策)
                    2017年8月6日(日) 晴・猛暑

<ルート地図>


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<鎌倉中央公園>

■牛ガエル啼く上池
 昨日(8月5日),私は丹沢塔ノ岳に出かけたが,猛暑と突然の腹痛で,途中の花立山山頂からあえなく下山した.それが実に口惜しくて,口惜しくて…
 ”ついにオレも自分の年齢に負ける時が来たのか!”
 私は本当の自分の体力が極端に落ちたのか,それとも蒸し暑さに弱いからなのかを確かめたくなる.
 幸いなことに(?),今日もかなりの蒸し暑さである.
 ”よぁ~しっ…! 一番暑い時間にアスファルト道を歩いてみよう…”
 私は碌でもないことを思い立つ.
 そこで,午前中は雑務をさっさと片付けてから,いつもの時間に昼食を摂る.
 ”さあ,暑中お散歩だ…!”
 まずは,スタートラインの鎌倉中央公園清水塚口(バス停鎌倉中央公園入口)まで移動する.
 12時45分,清水塚口から歩き出す.まずは中央公園の散策がスタートだ.
 清水塚口からなだらかな下り勾配の道を降りきると,上池が見える.定点観測のつもりで上池を見下ろす写真を撮る.定番通りの写真が撮れる.
 対岸の淵から牛カエルの啼き声が響くように聞こえてくる.多少音色の違う声が聞こえるので,どうやら2匹の牛ガエルが啼き声を競っているようである.

<牛カエル啼く上池>

■半夏生が終わった
 つい先日まで楽しみながら見ていた半夏生は数週間前に刈り取られてしまった,季節が確実に進んでいるなと実感しながら,休憩舎に向かう.足下の木道からの照り返しが結構厳しいが,木陰は涼しそうである.

<半夏生の群生地>

■体感的には涼しいが結構高温だ
 休憩舎脇の木陰に入る.
 微風が吹き抜けていて涼しい.木陰でちょっと達休憩を取って,涼を楽しむ.
 ”涼しいな,ここの気温はどのくらいだろう…?”
 私は携帯電話を取りだして気温を測ってみる.
 ”ナ,ナント! 33.3℃”
 これにはさすがの私も驚いた.下の写真でも明らかなように,ここ場所における同日同時刻の最高気温は32.5℃,同じく2000年には33.3℃であった.涼しいと思っていても,昔から結構暑かったんだなと再認識する.それにも関わらず今年の夏が特に厳しく感じるのはなぜなんだろう.

<日陰でも気温は33.3℃>

<山崎から台へ>

■入道雲が沸き上がる
 12時53分,山崎口から公園の外に出る.
 山崎の集落の中を北へ向かう,
 北の空には,入道雲がわき上がっている,あの雲の下はどの辺りだろう? 多分,東京のどこかに違いないが,土砂降りの雨にならなければ良いが…と思いながら雲の写真を撮る.

<沸き上がる入道雲>

■六国見山遠望
 山崎の住宅地を北へ進む.
 途中で,今日はどこを歩こうかと迷うが,例によって,自分の足任せで,右折して旧センチュリーモーター(自動車学校)跡地沿いの道を台(町の名前)方面にに向かう.
 進行方向左手前方には,鎌倉の名峰,六国見山が聳えている.六国見山の向こうには白壁のようにニョキニョキと雲がわき上がっている.

<六国見山遠望>

■神明神社
 台の住宅地を適当に歩く.
 全く無風.アスファルト道からの照り返しがジリジリと厳しい.私は時々水分を補給しながら,かなり早足で歩き続けて見る.どの程度歩いたら自分がへたばり始めるかを試したかったからである.
 13時17分,

<神明神社>

■木陰が涼しい裏道
 13時25分,アスファルト道から,道幅が狭くて木陰が涼し気な裏道に入る(冒頭の地図にはこの裏道の場所は伏せてある).
 この路地に入った途端に,自分の気分が随分と穏やかになってくるのが分かる.
 しばらくの間は,閑静な路地散策を楽しむ.

<閑静な路地を行く>

■光照寺本堂と六国見山
 13時26分,この路地もアスファルト道路に突き当たって終わりになる.左折して,アスファルト道を北鎌倉方面に向かう. すぐにやや急な下り坂になる.
 坂の向こうには,光照寺本堂の屋根と六国見山が見えている.

<下り坂の向こうに六国見山>

■光照寺
 13時30分,興正寺に到着する.ここはクルス門で有名な寺である.当ブログでも,光照寺のことは何回も取り上げているので,今回は光照寺の由来などの記述は省略する.
 光照寺から下り坂を少し下ったところで右折して,西瓜ヶ谷方面へ向かう.
 相変わらず蒸し暑い.

<光照寺>

<瓜ヶ谷迷走>

■北鎌倉女子学園
 少々考え事をしながら,歩き続ける.そして無意識のうちに,次の十字路を右折してしまう.本当はもう少し先の北鎌倉駅まで行きたかったのに…
 でも右折してしまったので引き返すのも癪に障るので,そのまま歩き続ける.やや急な上り坂である.
 13時35分,北鎌倉女子学園本部の建物の前を通過する.そして両側に続く学園の施設の間の道を歩き続ける.
 私は当学園とは縁もゆかりも内人間だが,この学校の生徒が,いつもきちんとした身なりをしているので,好感を抱いている.生徒達の服装から,多分,躾や教育が行き届いている学校だろうなと想像している.

<北鎌倉女子学園の校舎>

■素晴らしい木陰
 北鎌倉女子学園の施設の間dを抜けると,鬱蒼とした緑のトンネルが待っている.
 緑のトンネルの中はとても涼しいので生き返ったような気分になる.せっかくだから,このトンネルの間は歩行速度を思い切り落として歩く.

<緑のトンネル>

■あれぇ~っ! この道歩いたことないぞ
 緑のトンネルを抜けると,瓜ヶ谷が見下ろせるところに出る.今,丁度谷の左岸の山頂付近にいる.
 ここで路地は二股に分かれる.右側の道はほぼ水平に尾根の直下のトラバース道になっている.左側の道は,急勾配で瓜ヶ谷に下る階段道である.
 左側の階段道は,下から上ったことがあるが,右側のトラバース道は歩いた記憶がない.まだ歩いたことがない道に出くわすとは幸運である.
 ”よぉ~しっ…! この道を行ってみよう!”
 私は興味津々である.鎌倉で初めて歩く道に出くわすことなんて滅多にない.
 道幅が狭い砂利道が続く.進行方向右手には住宅が建ち並んでいるが,左側は瓜ヶ谷に休憩舎で落ち込んでいる.
 この道を300メートルほど歩くと,突き当たりになる.どこか抜ける道はないかと探すが,すぐには見当たらない.私は仕方なく往路を引き返す.でも,歩いたことのない道を歩けたので大満足である.

<砂利道はこの先で行き止まりになる>

<瓜ヶ谷から山ノ内の展望台へ>

■急階段を瓜ヶ谷へ下る
 13時40分,元の三叉路に戻って,左側の階段道を下る.何百段あるのか数えたことがないので分からないが,かなり急傾斜の下り階段が連続する.
 転倒したら,階段下まで転がっていきそうである.

<急傾斜の下り階段>

■裏大仏ハイキングコースの尾根が見える
 階段の途中から,裏大仏ハイキングコースが通っている尾根が見えている.
 今見えている尾根を申す個右へ行った山裾に,有名な瓜ヶ谷ヤグラがある.瓜ヶ谷ヤグラへ足を伸ばしてみようかなとふと思う.でもこの蒸し暑い最中である,多分ヤブ蚊やハチも沢山居るだろうから,今回はやめにしておこう..

<対岸の尾根道>

■山道を登り返す
 13時42分,西瓜ヶ谷の住宅地に下山する.
 ここから,右折して再び瓜ヶ谷左岸沿いの住宅地を通る道を登り返す,そして50メートルほど先で,今度は左折する.そこから先は道なりに坂道を上り続ける.
 すぐに住宅地は途絶えて,舗装された急坂の階段道になる.やがて,舗装された階段道が終わって,心地よい土道になる.


<西瓜ヶ谷の膣道>

■山ノ内展望台
 13時50分,山ノ内展望台に到着する.
 あいかわらず六国見山がよく見えている.
 つい2~3年前までは,この辺りは畑だったが,今はもう自然の草地に戻っている.何とも寂しいが,これも時代のながらで,やむを得ない.
 立ち止まって六国見山を眺めながら,しばらくの間,立ち休憩を取る.

<六国見山を眺める>

■山ノ内ポンプ場
 13時45分,山ノ内ポンプ場に到着する.
 ここから,現時山公園を抜けて鎌倉駅方面へ向かうか,それとも鎌倉中央公園へ向かうか迷うが,結局は鎌倉通行公園へ向かうことにする.
 途中,枝道に入って,常磐緑地を眺める(冒頭の写真).

<山ノ内ポンプ場>

<梶原から再び鎌倉中央公園へ>

■日当公園
 13時59分,日当公園手前50メートルほどのところに到着する.
 ここで,右折して梶原の住宅地に入る.入ってすぐの三叉路を左折する,さらにその先の三叉路で右折する.ここからは緩やかな上り坂になる.

<日当公園>

■鎌倉中央公園梶原口
 14時03分,鎌倉中央公園梶原口に到着する.
 梶原口からはやや急な下り階段になる,この階段の周囲は森林,薄暗くて,立ち止まったらヤブ蚊の襲撃を受けそうである.階段道は湿っていて滑りやすくなっている.
 階段を慎重に下って,鎌倉中央公園に入る.

<鎌倉中央公園梶原口>

■上池を経由して清水塚口へ
 梶原口からしし石を経由して上池の畔を抜けて,14時18分,出発点の清水塚口に到着する.
 歩行距離5.8キロメートル,所要時間1時間30分のプチ散策だった..
 終始,蒸し暑い時間,歩行速度をやや早めにして歩いていたが,特に猛暑のために披露したという感じはなかった.だとすれば,昨日,所定の時間内に塔ノ岳山頂まで登れなかったのは,どうやら気温が高いためではなく,やっぱり加齢による体力減退が理由ではないかと思う.情けないけど致し方ないことである.

<上池>

<ラップタイム>

12:45  鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
12:53  山崎口
13:17  神明神社
13:30  光照寺
13:35  北鎌倉女子学園
13:42  西瓜ヶ谷住宅地
13:45  山ノ内展望台
13:55  山ノ内ポンプ場
13:59  日当公園
14:03  鎌倉中央公園梶原口
14:16  鎌倉中央公園清水塚口

[散策記録]

■水平歩行距離              5.8km

■累積登攀高度              195m

■累積下降高度              195m

所要時間 (休憩時間込み)
 清水塚口歩き出し            12:45
   〃   着                  14:15
  (所要時間)              1時間30分(1.50h)
  水平歩行速度          5.9km/1.50h=3.93km/h
                                     (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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