中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ピレネー山小屋縦走トレッキング;第3日目(4);アユー湖一周

2017年09月24日 21時33分54秒 | ピレネー山小屋縦走トレッキング

                                  <アユー湖からアユー小屋を望む>

    ピレネー山小屋縦走トレッキング;第3日目(4);アユー湖一周
               (アルパインツアー)
 
         2017年8月18(金)~27日(日)
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第2日目;2017年8月20日(日) (つづき)

<ルート地図> 


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<ちょっと歩き足りない>

■アユー小屋にチェックイン
 16時19分,アユー小屋に到着する.
 正直なところ,何となく歩き足りない気分である.とりあえずは小屋にチェックインする.男女相部屋である.部屋の様子は次回のブログ記事に投稿するが,ツアーリーダーのHDさんから,
 「(各自の)場所はじゃんけんで決めてください…」
という指示がある.
 部屋に入ると真ん中に通路がある.通路の左右に2段のベッドがある.向かって右側が女性,左側が男性で棲み分ける.男性群6人で,盛大なじゃんけん大会をする,私は偶然にもジャンケンで1番になる.
 ”これ幸い…”
とばかりに下の段の一番奥を選ぶ.
 さて場所も決まった,
 まだ火が高い.何せ今は夏時間.21時頃までピーカンの青空である.
 まだ歩き足りない私は,ほんの一寸の時間で良いから,ノロノロ歩きではなくジャストマイペースでがんがん歩いて堪ったフラストレーションを解消したくなる.そこで私はHDさんに,
 「アユー湖を一周しても良いですか…途中危険なところがあれば引き返します」
と了承を得る.

■アユー湖一周開始
 16時58分,私はリュックを小屋に置いたまま,水と雨具だけを持ってアユー小屋から歩き出す.私と一緒に10人ほどの同行者が,私と一緒に歩き出す.
 どんな道か分からないが,とにかくアユー小屋からジグザグの急坂を下る.前方に一寸した砂浜が見える.砂浜へ降りてしまったのでつまらないので途中で右折して踏み跡のような道に入る.
 この道はすぐに途絶えてしまう.そこで一寸した徒渉があるが,その先に明瞭な踏み跡道が付いている.
 「こっちの道がありましたよ…」
と後ろに居られる方に合図する.
 数名の方は,踏み跡道が不明瞭になったところで小屋に引き返してしまう.

<急坂を下ると徒渉>

<絶景のアユー湖>

■高台からの眺望
 アユー湖一周は団体行動ではないので,私も晴れ晴れと自分の好きなペースで歩く.従って後ろから来られる方々のことは無視して,ドンドン歩く.開放感満点.
 17時06分,これまで歩いてきた方向を振り返ると,アユー湖の向こうにアユー小屋が見えている.もうアユー湖を3分の1周ぐらい回ってしまったようである(冒頭の写真).
 途中で湖岸から少し離れて高いところへ登ってみる.するとアユー湖の反対側にも湖があるのを発見する.この湖の先は谷間になっている.この谷間はずっと先まで続いている.
 ”多分,明日はこの谷を下るんだろうな…”
と見当を付ける.
.17時14分,アユー湖から少し離れたとことにある大きな岩の上に到着する.アユー湖一周のために歩き出してから,アユー湖を半分弱周回したところである.
 ここから素晴らしい展望が開けている.
 アユー小屋に早く帰っても仕方がないので,この高台に腰を下ろして,暫くの間,風景を楽しむことにする.
 高いところをそよ風が吹き抜けている.やや冷たい風である.じっとしていると少し寒くなる.

<小高い岩の上からアユー湖の展望を楽しむ>

■湖岸を歩くグループの皆さん
 そろそろ歩き出そうかと思い始めた頃,今座っている岩稜から見下ろす湖岸沿いの道を仲間達が歩いているのが見える.このなかに現地ガイドのPBさんも居られる.
 ”ならば,皆さんと到着を待つか…”
ということで,暫くの間,岩の上に留まることにする.
 静かな湖面に,民さんの歩く姿が写っている.
 ”これは絵になるな…”
 一同が岩稜に近づく頃,
 「…展望が良いので,ここまで登ったらいかが…」
と手招きする.

<湖岸を歩く同行者>

<キャンプ場を経由してアユー小屋へ>

■稜線を下って徒渉
 岩稜の上で数分休憩を取った後,再び歩き出す.
 ここからも遠慮せずに,ジャストマイペース.
 私は平素丹沢の塔ノ岳に登っているので,平坦ならば多少の礫混じりの登山道でも馴れで結構速く歩ける.そんなこともあってか,すぐに一行とは間が空いてしまうが,ここはグループ行動ではないので,遠慮せずに飛ばして歩くことにする.
 17時19分,川の畔に到着する.
 ちょっとした川幅があって水量も結構ある.
 ”さて,どこを徒渉しようかな…”
 戸惑いながら少し上流まで遡る.
 年を取ると一番難渋するのがバランス力(…というか復元力)である.一旦バランスを崩すと,オッ,ト,ト,ト,…になりやすい.ここは小川とはいえ,慎重にと称する.

<小川に突き当たる>

■アユー小屋に戻る
 小川の徒渉で,アユー湖畔から少し離れたので,岩稜混じりの傾斜地を湖畔の広場まで下る.
 広場は幕営地として使われているようである.広場一帯にくるぶしまで隠れるほどの雑草が繁茂している.この広場には放牧されている牛がいるらしくて,あちこちに牛糞が落ちている.
 ”牛糞の幕営地か…どう考えてもあまりきれいとは言えないな…”
と思いながら,いくつもの点との脇を通過する.
 やがて,前方の小高い丘の上に建つアユー小屋が聳えるように見え出す.
 アユー小屋までジグザグの小径を登って,
 17時35分にアユー小屋に戻る.
 結局,アユー湖一周に休憩時間を入れて,37分掛かったkとになる.

<丘の上のアユー湖>

<夕食までの”ひととき”>

■小屋のテラス
 アユー湖一周を終えて,すぐに狭い小屋に入るのも窮屈なので,暫くの間,小屋のテラスからぼんやりとアユー湖を見下ろしながら過ごす.
 眼下に,つい先ほど横断したキャンプ場が広がっている.その先にアユー湖,さらにその先にピックチュミディドッソオが聳えてる.暫くすると,キャンプ場の山側の縁にある道路を歩いている皆さんが見え始める.どうやら何か寄り道をしていたようである.


<眼下にキャンプ場>

■ピックチュミディドッソオを背景に記念写真
 テラスに居られるツアーリーダーのHDさんと雑談しながら,アユー湖一周の皆さんの到着を待つ.
 「ピックチュミディドッソオをバックに写真を撮りましょうか…」
とHDさんが私に提案する.
 ”では,お願いします…”
で写したのが下の写真(ただし顔は黒塗りしてある).
 ”碌でもない写真をブログに投稿して,老醜をさらけ出すな…”
と私の体内に巣くっているもう一人の私が,私を責める.
 ”まあ,良いじゃないか…自分のためにも記念になるんだから…” 

<アユー小屋のテラスにて>

■スケッチでもしようかな…
 まだ夕食まで時間がある.
 狭い部屋に入っているのも滅入るので,外であちこちスケッチしながら時間を潰す.ただ,ここで披露できるほど,しっかりした代物ではないのが残念である.
 これらのスケッチの中で1枚ぐらいは,水彩画に仕立てて,いずれかの展覧会に出品しようと思っている.
 少し寒くなってきた.そろそろ小屋に入る潮時である.
 食堂兼談話室に入る.
 先客の仲間達が,私に,
 「ビールを買ってから,ここに座りなさい…」
と誘う.
 平素,一人でアルコールを口にすることはない私だが,”ARIUS”とかいう銘柄の缶ビールを所望する.
 こうして夕食までのひとときを楽しく過ごす.
                                                  (つづく)
つづきの記事
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「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e982fb31374fcc1a1d2c50a93cc7d960
「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5112bb15f11338411dd77a26b2c1d70a

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