中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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『鎌倉学』事始め(第6回);鎌倉に眠るひと(C)(梶原季之)

2015年07月29日 03時36分39秒 | 閑話休題:日々雑感

                                                      <大学の食堂から金沢八景を見下ろす>

  『鎌倉学』事始め(第6回);鎌倉に眠るひと(C)(梶原季之)
            (KGU公開講座)
         2015年7月27日(月) 晴猛暑
    ※感想文だけで講義内容の記事はありません※
    ※記事の中の説明文は現地の案内板の記事
      から引用したもので,講義内容から引用した
      ものではありません.※ 


『鎌倉学』の前回の記事
  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ed42e1f8c9b10d8356c97e51b5768eab

 この所の連日の猛暑で,さすがの私も.実はバテ気味.でも,今日は『鎌倉学』第7回目の開講日である.楽しみにしていた講義の日である.例によって,かなり早めに自宅を出発する.あまりギリギリに出発して,何かの拍子にセカセカするのがイヤだからである.
 今日はヤケに蒸し暑いので,自宅近くのバス停から路線バスに乗って鎌倉駅まで出る.もし心地よい春ならば,自宅から鎌倉駅まで,鼻歌交じりにブラブラと歩いていたに違いない.
 鎌倉駅前は,何時になく観光客が疎らで,足元に敷き詰められた舗装タイルをずっと向こうまで見通せる
.この時間帯でこんなに観光客が少ないのは,酷暑のこの時期だけなんだろうな…などと思いながら,金沢八景駅のバスが到着するのを待つ.
 鎌倉駅10時30分発金沢八景行バスに乗車する.座席に座って揺られている内に,すぐに眠くなる.私の近くに座った若い男女数名の話し声がうるさいなと思っていたが,どこか途中で下車したらしく,私が眼を覚ましたときは車内の乗客はほんの3~4人に減っている.バスは間もなく朝夷奈峠を越えて浜市内に入る.市内を走っている内に,何時の間にかまた乗客が増え出す.

 11時20分頃,金沢八景駅に到着する.
 ”さて,どこで食事をしようか…”
 私は金沢八景駅周辺をウロウロ.その内に,あれこれ探すのが面倒になり,公開講座が開催される大学の学食を利用してみようかと思い始める.
 金沢八景駅前から,大学までは路線バスが通っている.でも,何となくバスに乗る気がしない.そこで,蒸し暑いのは承知で,大学のキャンパスまでのんびりと時間を掛けて歩くことにする.
 直射日光を照り返す舗装道路は,ヤケにジリジリとして暑いが,海からときどき吹き上げてくる微風で救われたような気持ちになる.
 
<観光客が疎らな鎌倉駅前>                        <侍従川沿いの大学キャンパス>


←クリック拡大

 11時40分頃,川沿いの建物の最上階にある学食に入る.綺麗な食堂である.当然のことながら,若い学生が沢山利用している.以前に比較して女子学生が大分多くなったような印象を受ける.幼児を連れた母親のグループも楽しそうに食事をしている.
 ”これはなかなか良い雰囲気だな…”
 以前,友人が,
 「若い人は”若素”を発散させているだよ.だから若い人と接して”若素”を浴びると,若返るんだ…」
と言っていたのを思い出す.
 
<学食>                                  <綺麗なキャンパス>

 私が昼食に選んだのは,丼物(下の写真).これで480円は”お値打ちもの”だと思う.
 ただ,折角写真を撮るんだったら,配置をきちんと直してから撮るんだったな…と思うが,写真を撮ったときには気がつかなかった.

<480円也の定食>

 定刻の13時から授業が始まる.
 受講生は何時ものように10数名.こぢんまりとした人数である.受講生は社会人や主婦がほとんど.皆,教室の前の方の席に座っている.全員授業を熱心に聞いている.この辺りが私が現役時代に経験した授業と大分違うなと思う.
 今日のテーマはあの流行作家,梶山季之のこと.ここで授業の内容を書くのは差し控えるが,私が抱いていた梶山季之とは大分違う人物だったようである.彼の墓が瑞泉寺にあるとのことなので,機会があったら訪れて見たいなと思う.
 
<私のノート>

 2時間で授業は終わる,
 これで,フィールドワークを含めて,7回の授業は終わった.少し顔なじみになった皆様とも今日で終わりである.
 秋学期には,また同じ講師による続きに授業が開講されるとのことなので楽しみにしている.

 私がこの授業を受講しようと思った切っ掛けは,『鎌倉学』という言葉に惹かれたからだった.
 私は縁あって現在鎌倉に住んでいる.鎌倉に住み始めてから,もうかれこれ50年以上も経っている.せっかく鎌倉に住んでいる以上,鎌倉についての体系的包括的な知見を持ちたいなと常日頃思い続けている.
 その意味では,今回の講座は,私が当初期待していた内容とは、異なるものだったが,これまで私が気付いていなかった切り口から,鎌倉を再発見できたのは望外の幸いだったと言えよう.その意味からは,私は今回の講義に大満足である.
 口幅ったいようだが,今回の講義で私が一番気に入った点は,何よりも学術的にも価値があるないようだということである.どこかの雑誌から引用したものをつなぎ合わせたのではなく,全てが1次資料中心の講義である.この点は,私自身大いに見習わなければいけないと痛感した次第である.

 夕方帰宅する.
 実は私には今月29日が締め切りの課題がある.研究者の端くれとして,現役復帰した私にはある種の試練でもある.これからそちらを泰一優先にして,自分の干からびてカビだらけの脳味噌をフル回転させなければならない.
 本来ならば,ノンビリとブログ記事などに時間を費やさずに,本業に専心すべきである.ところが,そうはならないのが私の性(さが)である.
                                      (完)
『鎌倉学』の次回の記事
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『鎌倉学』の目次
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