川原湯温泉(その4) ~笹湯

2009-02-20 22:23:24 | 鉄道紀行&乗り物


 川原湯温泉の共同湯の中でも、一番のお気に入りがこの「笹湯」。吾妻線に乗る前に,必ず「笹湯」に入っている。川原湯温泉駅17時39分発の高崎行で帰途につけば、21時には国立に戻れる(高崎から湘南新宿ライナー使用)。夏など日が高くなれば、次発の19時10分の列車を利用した方がいいかもしれない。それでも、午前様にならずに帰宅可能(23時36分国立着)。


 「王湯」を出て、カメの歩みで火照った体を冷ましながら(あっという間に冷える。夏なら、Tシャツに素足が気持ちいいだろうな~) 坂道を少し下って「聖天の湯」で20分ほど(記事とは順番が異なっています)過ごしたのち、最後の「笹湯」に向かった。まだ16時なのに、日がこんなに傾いた(湯あがりなので、コートの下はTシャツというすごい格好をしている・・・)。


(左)「笹湯」は「王湯」と「聖天の湯」の間にあるのだけれど、案内表示がないので、ちょっとわかりにくい(この日も坂道を行ったり来たり・・・)。温泉街に入って斜面を下る小道があったら、とりあえず下ってみよう。左手に、灯りとりのある小さな山小屋みたいな家が見えたら「ビンゴ!」です(この写真で、わかるかなあ~、20mほど坂を下ったところにある小屋が「笹湯」)。
(右)一年前からこんな感じだった。立退きがかなり進んで更地になっている。夕日が周囲の山々の頂を橙色に染めて、すこぶる美しかった。


「ここがお風呂?」と思う人もいるかも。入浴料300円。
運がいいのか?いつも貸切状態。それを考えると安すぎ!

      

脱衣所と浴槽しかないシンプルなお風呂。モザイク・タイルがいいんだよね~♪
灯りとりから月の光が差しこむ中、「ムサの入浴」を楽しむのもいいかもね!

時計を気にしつつも、時間ぎりぎりまで出たくない「笹湯」の魅力・・・。


(左)「笹湯」を出ると、マジックアワーの時間帯に入ってきた。やっぱり、一泊したい!
(右)温泉マークの下、「またおこし下さい」の呼びかけに、「また来ます!」と答えた。


     

 温泉街入口付近の樹には、去年と同じイルミネーションが施されていた。あと何年、この景色を見られるのだろう? でも、自分だって、先のことは決してわからない。充実した二日間を振り返りながら、一日一日を大事にしようと思った。
 川原湯温泉駅で十分ほど列車を待っている間に、マジックアワーも終わって、ただの夜がやってきた。おしまいに、吾妻線で最後まで残った木造駅舎の川原湯温泉駅の写真を数枚UPして・・・。


(左)昔ながらの駅の待合室から切符売場と改札を撮影(一年前)。アルミサッシが無粋・・・。
(右)ホームから見た駅舎。こちらにはサッシが入っていない。やはりこの方がよろしい。


 世界一の撮影監督ジャック・カーディフが名付けた「マジックアワー」(日没から30分までの時間)に佇む川原湯温泉駅。何もかもが美しかった。


雲ひとつなかった去年の同じ時間帯・・・跨線橋から。


 光芒を放ちながら近づいてくる列車のヘッドライト。嬉しいのに寂しい。短くて長かった二日間が事実上終わった。ここまでつきあってくださり、ありがとうございました。


 川原湯温泉協会のHPは、  → ここをクリック
   何でも今年は大変雪が少なく、このままだと、水不足が心配だとか・・・。


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