2008年の乗り始めは、岳南鉄道とJR御殿場線から!

2008-01-13 03:10:00 | 鉄道紀行&乗り物


右に左に正面に、富士山を見ながら走る岳南鉄道


 穏やかに晴れた6日の日曜日、「青春18きっぷ」を使って、富士の麓を走る、知る人ぞ知る魅惑のローカル線「岳南鉄道」と、JR「御殿場線」に乗ってきました。前回(10月)御殿場線に乗ったときは、富士山は見られないし、途中下車もできませんでしたが、この日は天気に恵まれ、朝から富士山はたっぷり見られたし、「山北」では駅前温泉まで入れて、もう最高でした~♪




JR吉原駅の跨線橋から岳南鉄道ホームを見下ろす


 まずは、「岳南鉄道」を紹介しましょう。起点駅はJR東海道線「吉原」。0番ホームではないけど、JRの駅の一番端に間借りする形で岳南鉄道のホームがあって、跨線橋を渡ってJRから岳南鉄道へと乗り換えます。
 岳南鉄道は、吉原から終点の岳南江尾(えのお)まで全10駅、全長9.2kmの単線です。私が乗った日は、緑色に塗装された2両編成の「かぐや富士」号と、橙色に塗装された1両編成の「山本勘助」号が、時速45kmぐらいの速さで片道20分かけて、行ったり来たりを繰り返していました。駅の数が少なく1時間に2本運転されているので、上りと下りを組み合わせると、短時間で全駅下車もできますが、午後には御殿場線に乗りたかったので、今回は見送りました。
 「吉原」駅は、東京を起点とした場合、「青春18きっぷ」の1回2300円分の元を取れる駅として知られているそうです。ということは、帰りは全部「ただ」というわけですね。それでは、出発進行~。


午前7時。国府津の手前でご来光。遠くに海も見える。
海から日が上るところを見たかったが、間に合わなかった。


 例によって、4時37分の始発電車で東京駅に向かいます。5時46分発の「沼津行」東海道線各駅停車で終点の沼津まで行き、沼津で静岡行へと乗り継いで、定刻どおり8時26分に吉原駅に着きました。
 東海道線では「車両ヲタ」の中学生5人組と同じ車両(沼津まで1~2号車がセミクロスシートのE231。吉原まで通勤型ロングシートのE211)に乗り合せました。彼らは、他の車両とすれ違うたびに「今度は~系だ」と大はしゃぎしながら写真を撮りまくっていましたが、国府津を過ぎて富士山の姿が見えてくると、「富士山だ~」と夢中になって写真を撮っていました。やっぱり日本一の山ですね~♪


                   



 小田原から丹那トンネルに入る前まで、「海~」「山~」「富士~」と、魅力的な車窓が広がります。16年の歳月をかけ、67名の犠牲者を出しながら昭和9年に完成した全長7.804kmのトンネルを抜けると、そこはもう沼津・・・。東海道線は、丹那トンネルが完成するまでは今の御殿場線のルートを走っていたのですが、駅や線路の栄枯盛衰については、おいおい話していきましょう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿