金婚式&打ち上げ(お疲れ様)宴会
『芋たこなんきん』第15週は、「えっ、嘘でしょ・・・」
お正月気分から通常モードになかなか戻れないのですが、喜八朗&イシの金婚式と子犬の〈角煮〉+健次郎の「腹くくれ」啖呵と、『昼下りの情事』を彷彿とさせる弦楽四重奏!で、大いに盛り上がっている矢先に・・・
喜八郎と子供たち
亡くなった娘=正子ちゃんのエピソードは、予想通りだったんです。イシの怒りももっともで、その告白には町子さんと同じように胸がつまる思いがしたのですが、いい加減そうに見える喜八郎もまた、「彼女のことを絶対に忘れていない」と信じていました。だから、健次郎さんが医者になった理由(もちろん、それだけではありませんが)が明らかにされて、イシと喜八郎が仲直りしたとき、「ほらねっ」と思いながらも、ホッと胸を撫で下していたんです。なのに・・・
イシと子供たち
喜八郎の突然の死を受け入れることができなかったのは、「ドラマのために死が用意されていたから」許せなかったのではなくて、「いつかは必ずそういう日が来ることはわかっているけど、なぜ今なのか」という、「死の理不尽さ」を受け入れることができなかったのだと思います。奄美で昭一と余生を楽しく暮らしていると思っていたイシが、一年後に亡くなったことを第16週の冒頭で知らされて(クレジットが〈写真〉となっていたので、嫌な予感がしたのですが・・・)、さらにショックを受けました。イシが喜八郎の後を追うように亡くなってしまったのではないかと、一瞬思ってしまったのです。
それにしてもこのドラマ、無駄に思えたエピソードが必ず後で実を結ぶところが
本当に素晴らしいですね。それから、晴子さんを演じている田畑智子さん、やっぱり上手いなあ~。とてもいい演技でした・・・
今週で、『町子~現代編』を大いに盛り立ててくれた徳永家の可愛い五人の子供達ともお別れです。皆、大人になっていくのだから当たり前のことなのですが、賑やかで楽しかった日々ともこれでお別れかと思うと、ちょっぴり寂しい気持ちがこみあげてきました。我が家は三人兄妹だったのですが、急に子供時代が懐かしくなったりして・・・
>無駄に思えたエピソードが必ず後で実を結ぶところが本当に素晴らしいですね。
それって、カクニのことですか?
私は、カクニがどうつながるのか、ずっと気にしていました。
それと、亡くなってしまった二人が庭で見た紙切れ。もしかして「命名 正子」ではないかなとヤマをはっていましたが、見事ピッタンコでした。
またまたこころにしみる記事です。
喜八郎さんとイシさん、とても味のある夫婦でしたね。
いなくなると同時に可愛かった子役たちも交代ー。
万博、フォークソングなど私の身にも覚えのある時代に入ってきて、一層切なさを感じます。
そろそろ歌ーと思いつつ、息子の「百人一首大会」への付き合いで、そっちが頭に渦巻いていて創作がとてもできません ごめんなさいね~。
喜八郎がイシに見せた紙切れ、hitoさんと同じことを考えていたのですが、土曜日でしたか、マサコさんの漢字がわかって、
カクニといえば・・・喜八郎さんが、カクニの引取り先を必ず見つけると、登に約束していましたよね。果たせなかったのかなあと思っていたら、ちゃんと話がついていました・・・
こうした枝葉をきちんと結実させてくれるところがいいな~と、こう言っちゃなんですが、前の朝ドラの脚本家とは全然違うんだなあ~と思いました。
それで、「無駄に思えたエピソード」というのは、喜八郎が、病院のお金を勝手に持ち出してホームレスの人々にお酒をご馳走したり、ただで診てやるからと彼らを病院に連れていったことがありましたよね?
実は、あまり感心しないエピソードだったんです。イシが可哀相で・・・でも、彼らが喜八郎のことを覚えていて、お焼香に来てくれましたよね。あのエピソードがここでつながったのか~と感心しました。そもそも、喜八郎のこうした「おせっかい」は、娘を失ったことと関係があったのかもしれませんね。
ということで、今回の脚本家さんは百点満点です!
そうなんです。万博・フォークソングと、身に覚えのある時代がやってきました。
そういう意味では、今週もわくわく楽しみながら見ているのですが、先週末はとにかく寂しかったです。
(お年玉スペシャルで、子役交代は知っていましたが・・・)
『純情きらり』(の迷走)がぽっかり空けてくれた胸の穴を、徳永家の人々や彼ら5人がどれだけ慰めてくれたことか・・・ドラマの最初の頃がずっと昔のことのように懐かしく思い出されます。
少女時代の町子さんにはまだ会えそうですが、彼ら5人と喜八郎&イシにはもう会えそうになくて・・・寂しい!
よろしかったら、お暇なときでも、息子さんの「百人一首大会」のお話を聞かせてくださいね~
久しぶりの足跡です(^_^;
・・・私の中の気持ちを トシ子さんが全部書いて下さっていました。
>「いつかは必ずそういう日が来ることはわかっているけど、なぜ今なのか」という、「死の理不尽さ」
トシ子さんが感じられた思いに、ホント同感です。
ここに来て、そうそう!って・・・
私、トシ子さんに慰めてもらちゃいました。
実は、ずっと沈んじゃってたんです。
なんだか胸のつかえが取れました。
有難うございま~す(*^_^*)
せりなさん、こんばんは♪
こちらこそ、せりなさんの最新記事を読んで、胸のつかえが取れました。正直いって、『芋たこなんきん』15週の記事は、書く気がしなかったんです。あまりにショックで・・・
冒頭の『金婚式』の画像、ドラマの中で子供たちが喜八郎&イシに花束を渡していましたが、「OK」が出れば、収録無事終了の「打ち上げ」に変わり、改めて「お疲れ様!」と二人に花束が渡されて、子供たちも同じように花と拍手を共演者やスタッフにもらって、あとは「泣き笑い」になったんだろうな~なんて考えていたら、少し元気が出てきました・・・
せりなさんの写真、本当に素敵ですね。今日の「朝のひととき」も、ちらっと草が写っているところなんか、すごくいいと思います。携帯でこれだけ決定的瞬間が切り取れるなら、デジカメはもちろん、ポラロイドや銀塩カメラもイケルのではないでしょうか? もう、カンジ君もびっくり!