All is vanity.

去る9月9日に、私の祖母が他界しました。享年94歳だとか。よく生きました。
ここ10数年は介護ホームでお世話になってました。時々会いに行ったりもしてたのですが、ここ2，3年はずっとご無沙汰でした。
通夜、告別式とあっという間に終わっていきました。同席してくださった親族の中にも久しぶりに会う方々がいらっしゃって、自分の小さかった頃の思い出話をしてくださったことが嬉しかったり。
介護ホームではイベントの度に写真を撮っててくださってて、今回アルバムにまとめてくださってました。楽しそうに料理したりゲームしたりしてる姿を確認できて、有意義な余生を過ごしたんだと思います。その中の数枚は自分の母と写っているものもありました。ざっと15年近く前の写真もありました。至って健康な母の姿。今は入退院を繰り返す身なので、懐かしく思い、感慨深いです。式が終わった後で、今日も母の姿を一目見に行きました。意識はあるものの、声はかすれ、自ら動くのはまだ難しい様子でした。一昨日までは口内にチューブが入ってたので喋られなかった分、回復が見られてよかったです。というような、バタバタした日々です。こういうのって重なるんですね。不思議。精神的にはそこそこ滅入ってるのですが、体力的には2日休んだのでゆっくりできました。親戚にもあって元気ももらいましたし。
目の前の環境も、不変ではなく、常に変わってるんですよね。今しかできないことや、今だからこそ見える風景、今になって分かることがあります。変わり続けるものと変わらないもの。不易流行。色即是空。虚心坦懐。ありのままに。健やかに。貪欲に生きる。喜怒哀楽も、生きてる限りですからね。嬉しかったり叱られたり愁いたり快いのも、今を生きているからこそ。


Memento Mori


Carpe diem