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オトマール・スウィトナー氏の存在をを知ったのは、1971年以来のN饗での度々の客演指揮だった。
1922年生まれだから、当時50代の働き盛り。
自国の作曲家モーツアルトで聴かせる、自然体の表現に感心させられたのを今でも良く覚えている。
60代後半から健康上の理由で第一線を退いたので、最近の活躍が聞かれないのが残念。
このブルックナーも実に自然体の表現で、聴いていて違和感と言うものが全く感じられない。
普段スコアを見て聴くことは余り無いのだが、ブルックナーの曲を聴く時だけは違う。
好きな第3楽章などにちりばめられた、彼が魂を振り絞って書いただろう自然への憧れとも思える珠玉の旋律の数々、それをどのように聴く者に感じさせてくれるのか。
スコアを見ながら、その思いの感触が心の中にどんどん広がっていくのが、楽しみだからなのかもしれない。
スウィトナー指揮のこの盤、第3楽章の始まりから50節までの、やるせなさ、はかなさの極みとも思える表現、それ以降の吹きすさぶ荒涼とした雰囲気の中に浮かぶ孤独な魂の叫び、言葉が抽象的になってしまい何とももどかしい限りだが、これほど私の心を揺り動かし続ける演奏を他には知らない。
この珠玉とも思える素晴らしい演奏、とっておきの名盤として、何はともあれこのブログに載せなければならない一枚。
いつものベスト・ファイヴをあげておくと、
.ルドルフ・ケンペ指揮、チューリッヒ・トーンハーレ管弦楽団 <SOMM>
.オトマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン <Berlin Classics>
.ハンス・クナッパーツブッシュ指揮、ミュンヘン・フイルハーモニー管弦楽団 <Westminster>
.カール・シューリヒト指揮、ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団 <EMI>
.カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団 <Grammophon>
知られざる銘盤として、
・ホーレンシュタイン指揮、ウイーン・プロムジカ管弦楽団、1950年代の演奏<VOX>
1922年生まれだから、当時50代の働き盛り。
自国の作曲家モーツアルトで聴かせる、自然体の表現に感心させられたのを今でも良く覚えている。
60代後半から健康上の理由で第一線を退いたので、最近の活躍が聞かれないのが残念。
このブルックナーも実に自然体の表現で、聴いていて違和感と言うものが全く感じられない。
普段スコアを見て聴くことは余り無いのだが、ブルックナーの曲を聴く時だけは違う。
好きな第3楽章などにちりばめられた、彼が魂を振り絞って書いただろう自然への憧れとも思える珠玉の旋律の数々、それをどのように聴く者に感じさせてくれるのか。
スコアを見ながら、その思いの感触が心の中にどんどん広がっていくのが、楽しみだからなのかもしれない。
スウィトナー指揮のこの盤、第3楽章の始まりから50節までの、やるせなさ、はかなさの極みとも思える表現、それ以降の吹きすさぶ荒涼とした雰囲気の中に浮かぶ孤独な魂の叫び、言葉が抽象的になってしまい何とももどかしい限りだが、これほど私の心を揺り動かし続ける演奏を他には知らない。
この珠玉とも思える素晴らしい演奏、とっておきの名盤として、何はともあれこのブログに載せなければならない一枚。
いつものベスト・ファイヴをあげておくと、
.ルドルフ・ケンペ指揮、チューリッヒ・トーンハーレ管弦楽団 <SOMM>
.オトマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン <Berlin Classics>
.ハンス・クナッパーツブッシュ指揮、ミュンヘン・フイルハーモニー管弦楽団 <Westminster>
.カール・シューリヒト指揮、ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団 <EMI>
.カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団 <Grammophon>
知られざる銘盤として、
・ホーレンシュタイン指揮、ウイーン・プロムジカ管弦楽団、1950年代の演奏<VOX>
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これは意外でした。
早速聴いてみたいと思います。
ニョッキと申します。
ブログ村ランキングから立ち寄らせていただきました。
スウィトナー、大好きです。
スコアの魅力を自然に伝えられる数少ない指揮者だと思います。
これからも拝見させていただきますのでよろしくお願いします。
スウィトナー/SKBのブルックナーは、非常にきれいな演奏だと思います。
料亭の「おつくり」のように上品で丁寧に仕事しているなぁという印象で、ゴツゴツしたブルックナーではなく、耽美的なブルックナーと思いました。
教会録音の残響も綺麗で、美しい演奏だと思います。