Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

UFMウエダ/スーパーパルサー CSⅡ-602(その2)

2019年08月31日 | ロッドビルド
スーパーパルサーのグリップ部分の換装、続き。 フロント部分の親指を置ける長さだけ残し、コルクを全てむしり取る。 その部分にリールシートとリアグリップ、そしてオリジナルのロゴ入りバットエンドキャップを再利用して接着する。       ・・・と一気に書いているが、パーツを1つ接着するごとに最低1日は置いているのと、バットエンドキャップのセンターを出すのに何日か悩んだり、また例によって途中 . . . 本文を読む
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UFMウエダ/スーパーパルサー CSⅡ-602(その1)

2019年08月30日 | ロッドビルド
今はもう会社もなくなってしまった「UFMウエダ」のスーパーパルサーというロッド。 先日中古で2本手に入れたのだが、いずれも純正の竿袋と、うち1本はアンティークなロッドケースが付いてきた。 2本とも相当使い込まれているが、傷み具合を見るとそれは雑に扱われたのではなく、本来の使い方で、けれど大切に使われていたことがよく分かる。こうしたロッドを引き継ぐのは本望というもの。 まずは1 . . . 本文を読む
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ジョン・ディクスン・カー/The Mad Hatter Mystery

2019年08月24日 | 
ジョン・ディクスン・カーの The Mad Hatter Mystery(1933年)読了(邦題『帽子収集狂事件(帽子蒐集狂事件)』)。 ある霧の深い日、ロンドン塔の逆賊門の石段で、胸に石弓の矢が刺さった男の死体が発見される。男の服装はゴルフ服なのだが、頭にはなぜかシルクハットをかぶっている。折しもロンドンの街中で、帽子が盗まれる事件が相次いでいた。事件との関連は・・・? 江戸川乱歩が激賞し . . . 本文を読む
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パスタ

2019年08月18日 | 食べ物
何事も、気になるとその仕掛けや理屈が知りたくなる。釣竿もそうだし革細工もそうで、何がどういう理屈でそうなっているのか、それを知るためには自分でもやってみたくなる。 この休み中は海が悪く釣りに行かない代わりに、まとまった時間ができたらやってみようと思っていたパスタをあれこれ作っていた。 ブロードを取り、ソフリットもタマネギだけのとセロリ・人参入りのもの、トマトソースもマリナーラとポモドーロ。い . . . 本文を読む
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キス竿/完成

2019年08月11日 | ロッドビルド
先日ガイドラップとコーティングを済ませたキス竿。 バットエンドを接着し、竿袋を縫って完成。       そう言えば、使ったブランクのことに触れていなかったような気がする。       JustaceのSFT632M。ティップがカーボンソリッドの印籠継ぎ。もうひとつ下のMLにしようか、サバロの店頭で並べて触って悩んだのだが、まずは1本使ってみることにした。使うのが楽しみ。 . . . 本文を読む
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ウィーン・モダン (国立新美術館)

2019年08月08日 | 美術・芸術
うっかりしているうちに東京での会期が終わってしまった「ウィーン・モダン」(4/24~8/5 乃木坂の国立新美術館)。 上野のクリムトに続いて、こちらもクリムトとシーレ。「愛」の連作もシーレの自画像も、もう何度見たか分からないが、見るたびにやはり驚きと発見がある。 (グスタフ・クリムト「愛(『アレゴリー:新連作』のための原画 No.46」1895年、ウィーン・ミュージアム蔵) (エゴン・ . . . 本文を読む
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革細工#75 メガネケース

2019年08月06日 | 手作り
以前一度試作したメガネケース。 その後も少しずつ手を加えていたのだが、一旦これで完成。 外革はシボが美しいトスカーナ、内側には薄手のタンローを貼り、敢えて漉かずに厚みを持たせたまま、縫い目もふっくらと縫ってみた。             単純に見えて意外に奥が深いメガネケース。しばらく使ってもらって、フィードバックを次に活かしたいところ。 . . . 本文を読む
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キス竿/ガイドラップ

2019年08月04日 | ロッドビルド
あれこれ気が多いのは昔からだが、革よりもずっと長く触っているのが釣竿。ただ、同時並行の作業が苦手なくせに、閃くとまた別の竿用の材料を揃え、作りかけてはその前のを忘れていく・・・ 今週久々に船のキスに行こうと思っていて、そう言えばと引っ張り出してきたのもそんな1本。グリップを接着し飾り巻きもしてから丸2年。あとはガイドを巻くだけだったのでちゃっちゃと済ませ、コーティングも2回目が終わって乾燥中。 . . . 本文を読む
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ジェームズ・ヒルトン/Was It Murder?

2019年08月02日 | 
ジェームズ・ヒルトンの Was It Murder?(1932年)読了(邦題『学校の殺人』)。 オックスフォードを卒業後、文筆で名をあげたいと思いつつまだ芽が出ない28歳の青年コリン・レヴェル君。ある日、母校の校長からの依頼で久しぶりに母校を訪ねると、生徒の1人が不可解な事故で亡くなったことを知る。 そして、折しもその兄弟がまた謎の死を遂げる。水が抜かれたプールに転落したかに見えたが、果たし . . . 本文を読む
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