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流出雑記 

2013/9/27

2013年09月27日 | Weblog
急に冷えがきた 毎朝のかぼちゃジュースが冷たくて飲めない 温めてかぼちゃ汁粉にした 汁粉の場合 白味噌を少し入れるといい 温かい液体が喉から真ん中あたりに落ちていくのを追う
アフリカのある部族は朝 体温を上げるため焚火にあたることからはじまる というのをテレビで見たことがある

昨夜炊いたさつまいもごはんをチンする 切り餅を入れて炊く裏技でおこわ風になっている つまり溶けた餅が米粒にまとわり もち米感を演出している なんとなくおこわのようにはなるが やはりカムフラージュだから 味はうるち米 もち米の風味は強いことを知る
ほんとうは栗ごはんを炊きたかったがひとりだとあの工程はひたすら手間に思われた

朝から一週間の固定ポーズは明日で終わる
ポーズ中 窓の方に視線を定めているので 9時半から3時間のあいだ 太陽の移動で光が変わっていくのがよくわかる 光量は徐々に増えていくのに反比例して室温が下がっていく 何故か 耐えられはするが鳥肌がたつ
硝子は模様入りで窓の外は見えないかわりに 光の変化の加減だけがよく見える
何ともなしにぼんやり見るという目の使い方をしていると 小学校に上がる前 夜 布団に入って眠るまでの豆電球の薄暗さで 寝返りをうつと真横にあったタンスの木目を 今と同じくらいの目的のない視線でぼんやり見 砂嵐のようなものが見えてくるのはなぜかと思っていたことなどを思い出す 覚えておきようのなさそうなこの記憶は 妙に鮮明で あのときからまるで何も変わっていないものが 幾度に渡る新陳代謝を経た今も 残っていることを 確信的に感じさせた

仕事を終えて 郵便局と銀行をはしごして2枚のクレジットカードを解約する 1枚に集約することにした 面倒なので時間のあるこの時期に片付けてしまいたかった用事 1時間くらいかかった 更新に

突然の 予期せぬ連絡があった
数年を経ての突然であり 連絡の意図を掴みかねるので 返答するかしまいか考えてしまって気になる悪循環に囚われつつあった ここから逃れるには確かめるしかない
そういえば目覚ましテレビの今日の占い 蟹座は1位で 思い切った行動に出て正解 と 言っていた気がする 念の為
夕暮れ前に こんな検索は2度としないだろうなと思いながら 目覚ましテレビのホームページを開き 今日の占いの確認 をした

電話をかけた
数年前あるところでごたごたし 非常に参って 断ち切ったところに属していた人からの連絡であった
その人も 私に輪を掛けた悶着の末 そこを離れたという
そこにいた人間しかわからない部分 それを共有できる内にいた人が今まで誰もいなかった
あそこはやはりおかしかったんだと やっと心の残りが溶けた気がした
突如消えた私を気にかけてくださっていたのだった その人のやりたいことも軌道に乗り始めているということを聞いた

今日の占いは当たった


2013/9/26

2013年09月26日 | Weblog
今週 7時半起き生活 普段夜遅く準じて朝も遅いリズムから引き剥がされる一週間 今日で3日目 アラームより早く目が覚めるようになった

ここ2日は30度を超える暑さだった 今日は急に気温が下がっている
先日見た熱波という映画でにんじんケーキが出てきた スパイスの効いたにんじんケーキを真似して作った

風が強い 朝の仕事のときは必ず缶コーヒーを買う モーニングショットを信頼しているが BOSS ジョージア タリーズ日々いろいろ渡り歩いている 肌寒さを感じるが 風さえ当たらなければ日差しにはまだ夏の印象があった
座面が木の椅子に座るポーズをしていると日に日に坐骨が痛くなってくる タオルハンカチ2枚の間に 腕の日焼け防止の長手袋を畳んで入れ ちょうど坐骨がつく2箇所にクッションを作ると痛みは軽減された 午後は奈良 出町柳の志津屋でカルネを買い京阪 丹波橋から近鉄 温かい飲み物がほしくなり イートインのあるパン屋でコーンスープを飲みながら電車を待った

仕事先でシュークリームを出してくださった 食べられなくないけれど そんなに食べたくないときにこういうものを供されてしまう場合の胃の疲れ さらに米が余っているので持って帰るかと聞かれた 作っているんですかと聞いたらそうではなく 買って余っているのだった 奈良から京都 1時間半かかる帰路に 人様の家の余り米を持って帰るのは気が重い 重量を理由に辞退する
帰りがけに持って帰ってとパンを差し出された クリームパンとデニッシュ生地 ありがたいことだが 今日クリームの菓子パンはもういらない
親切について 思わぬところでものをもらってしまうとき それがありがたくない場合 望んでいないものをもらわなければならないとき
私は帰り道パンを捨てたくなっていた 普段食べ物を無駄にしない ただもらったものにいらなさが募っていくのがいやでありそれを持ち帰るのがいやなのだ

2013/9/26

2013年09月26日 | Weblog
今週 7時半起き生活 普段夜遅く準じて朝も遅いリズムから引き剥がされる一週間 今日で3日目 アラームより早く目が覚めるようになった

ここ2日は30度を超える暑さだった 今日は急に気温が下がっている
先日見た熱波という映画でにんじんケーキが出てきた スパイスの効いたにんじんケーキを真似して作った

風が強い 朝の仕事のときは必ず缶コーヒーを買う モーニングショットを信頼しているが BOSS ジョージア タリーズ日々いろいろ渡り歩いている 肌寒さを感じるが 風さえ当たらなければ日差しにはまだ夏の印象があった
座面が木の椅子に座るポーズをしていると日に日に坐骨が痛くなってくる タオルハンカチ2枚の間に 腕の日焼け防止の長手袋を畳んで入れ ちょうど坐骨がつく2箇所にクッションを作ると痛みは軽減された 午後は奈良 出町柳の志津屋でカルネを買い京阪 丹波橋から近鉄 温かい飲み物がほしくなり イートインのあるパン屋でコーンスープを飲みながら電車を待った

仕事先でシュークリームを出してくださった 食べられなくないけれど そんなに食べたくないときにこういうものを供されてしまう場合の胃の疲れ さらに米が余っているので持って帰るかと聞かれた 作っているんですかと聞いたらそうではなく 買って余っているのだった 奈良から京都 1時間半かかる帰路に 人様の家の余り米を持って帰るのは気が重い 重量を理由に辞退する
帰りがけに持って帰ってとパンを差し出された クリームパンとデニッシュ生地 ありがたいことだが 今日クリームの菓子パンはもういらない
親切について 思わぬところでものをもらってしまうとき それがありがたくない場合 望んでいないものをもらわなければならないとき
私は帰り道パンを捨てたくなっていた 普段は食べ物を無駄にしない 傷ませも殆どしない ただもらったものにいらなさが募っていくのがいやでありそれを持ち帰るのがいやなのだ

2013/9/19

2013年09月21日 | Weblog
台風が去って以来雲ひとつない晴天続く 買ってきたとき丸裸だったクロードモネが次々芽を吹いている
朝 缶を出しに行くとき 小梅を玄関に出しておいて 戻ってきたら興奮してニャッ ニャッと話し掛けてくる 小梅の目の前を緑のカマキリがゆっくり歩いていた カマキリが殺やれる前に小梅を家のなかに戻す

高校の頃の友人が出産し落ち着いてきたので 仲の良かった4人を新居に招いてくれることになった
昼時に集まり一品持ち寄り
事前申告では ひとりはお握り ひとりはパン ひとりは唐揚げと甘いもの少し ときたので箸が休まるものかとラタトゥイユを作った もう一品 失敗がなく持ち運びと切り分けがしやすいケークサレにしようかと思ったがパンがあるので 日本酒に漬けて半年程寝かせてあったレーズンで黒砂糖を少し入れたパウンドケーキを焼いた これなら残っても日持ちもする
紙おむつを組み合わせてぬいぐるみやらおもちゃをデコレーションしたおむつケーキ というもの こういうものがいつ頃から出産祝いとしてあるのか 見栄えしながら解体できて実用的である 4人からのお祝いということで用意した を提げて家を出る
地下鉄から阪急 西院で待ち合わせ
最後に会ってから一年以上経っている そこからタクシーで少し 案外父と妹夫婦の住む実家のすぐ近くバスで2駅のところだった
新築 角地 車が3台止まるスペースがある 壁の白さ 生活感の降り積もる前の新しい家のにおい ダイニングキッチン 広いシンク 35年ローンやでと主が笑う
居間に寝かされている彼女の新しい息子 とても発育が良いと聞いて不安がよぎった おむつケーキのおむつはSサイズだったのだ 聞いてみると的中し今月からMサイズになったということだった 次の子まで置いておくということにしてくれた
それぞれ持ってきたものを切ったり盛ったりしてテーブルに並べる といっぱいになる 唐揚げの友人は朝時間足らずで揚げるに至らなかったことを詫びる じゃあと家の主はコンロの横に新聞紙を広げ 揚げ油を用意し これおいしいねんコストコの とフライドポテトを手際良く揚げた
お茶とCCレモンで乾杯する

主以外誰も子供を産んでいないので 出産体験談を聞きながら お握りとパンを交互に食べる
安産と聞いていたので 皆思ったより痛くなかった という感想を期待していたのに主は 鼻からスイカはほんまやでと言った 子作り中の唐揚げの友人は どこがどうなってどう痛いのか 詳細に取材する 明日は我が身
集まったうち2人は独身で そのうちひとりは結婚願望は強いが なかなか相手に巡り会わない 最近主づてに紹介されたひとと2度会ったが2度目の夜に破綻した
もうひとりは少し入り組んだ事情の中にいる
恋愛結婚出産経済問題ライフプラン料理愚痴 といったとめどない話題
夕方解散
近かったので妹に連絡し実家に顔を出す 夕飯を食べていくかと言ってくれたが 昼に時間をかけて主に炭水化物を食べたせいで胃が夕飯時に合わなさそうだったし 薄い頭痛があったので遠慮した 車で自転車を停めている駅まで送ってもらう 酸味と苦味のあるもの つまりグレープフルーツと思い それだけ買って帰る
水遣りと猫にごはんをあげた グレープフルーツをひとつ冷蔵庫に入れたあと 首から上の疲労感で頭からベッドに墜落する 7時前だった 何度か目を覚ましたが起き上がれず 化粧だけは落とそうとようやく頭を持ち上げたのは4時前だった 風呂に入ってもまた寝れた 次に目覚めたら10時だった


2013/9/15

2013年09月16日 | Weblog
夕方台風 雨の予報 午前中から小雨 今のうちと買い物に出た 本屋にも行きたかった 一乗寺 恵文社 日曜日の混み方
恵文社 初めて来たのは高3の秋だった 通っていた画塾の先生 当時大学院生 が中のギャラリーで写真展をするとハガキをくれた 北区の実家に住んでいた頃 左京区に来ることはほとんどなく 恵文社の存在も知らなかった 叡電の駅からハガキの地図を頼りに知らない商店街を歩き ほんとにこんなところにギャラリーがあるのかと 不安になってきた頃 恵文社にたどり着いた 近所にある本屋とはまったく違う 見たことのない タイトル 装丁に目を奪われながら 目にとまった一冊 表紙の池田満寿夫の銅版に惹かれた バタイユのマダム エドワルダ バタイユなんて名前も知らない 最初のページには こう書かれていた

もしきみがものに怯えているなら、この本を読みたまえ。だがその前に、聞きたまえ。もし笑だすとすれば、怯えている証拠である。書物は、きみの目に、生命のない品物に見えるだろう、無理もない。だが、かりに、まんがいち、読むすべを知らなければ?恐れるわけがあろうか…?きみはひとりぼっちか?寒気をおぼえているか?きみは心得ておるか、人間はどれほどまでに《きみそのもの》であるか?
愚かで?そして裸であるか?

このいざないは 当時の私にとって魔術的であった 手に取るよう用意されていたもののようであり ふいに手にいれてしまった毒薬のようでもあった
読んで 特に眼球譚 世の中にこんなことを書く人が いる ということを知る

おそらく恵文社との出会いには そういった個人的エピソードを持つ人が多いと想像する そういう本屋だから

物語が読みたいのかエッセイが読みたいのか 数冊の間を行き来して一冊選ぶ 雨足はやや強まっている
目と鼻の先のスーパーで ニラともやしと豚肉を買うその隙に 外出が億劫になる振り方 しっかり濡れて帰宅 昼間でよかった夕暮れだったらもっとせつないと思いながら時計は昼を過ぎ1時前
余りに余ったそうめんを パッタイ風にしようと思っていた そうめんチャンプルはうまくいった試しがない いつも麺がごねごねに 麺の茹で時間も炒める時間をごく短く そうするとややうまくいった

香水の調整 油絵の続きをする 重ねるほどだめになっていく気がする 初心に戻ろうとハガキサイズのドローイングをペンでする 雨足は強くなる

夜になるにつれて風雨は過激さを増す 寝る前にまだ細いばらの苗 クロードモネを避難させた 3時過ぎに寝入って風で家が揺らされて目が覚めた 外は嵐だった 外壁や瓦が剥がれて飛ばされてもおかしくない荒れ狂いようだった
何かがものすごく怒っていると言われれば信じる
Twitter上では 渡月橋が流されたというのや 鴨川やばいというのや

紺色の寝室 屋根のある幸福 丸まった猫たちを見ながら 鎮まれと念じて布団をかぶる
昔から台風が来るのは ちょっとしたイベントのようで 学校が休みになるし 窓からごうごう言うのを見ているのも楽しいものだったが 今回台風というものが ほんとうに怖いと感じた

それでも朝は来た 拍子抜けするほどしんとした朝だった いつもどおりかぼちゃジュースを飲むが テレビをつけると濁流と化した鴨川 桂川 嵐山が水に浸かっている 我が家では軒先の自転車が倒れていたくらい

台風は遠慮せず傷口のふさがらない東へ向かっていった

2013/9/14

2013年09月15日 | Weblog
喉の奥に風邪の予兆を 昨夜から感じてはいたが 布団に入ったあと 薬を飲みに台所に行くのが面倒で 治れと念じて寝た 朝 予兆はそのままだった かぼちゃジュース 昨夜作っておいたケークサレを食べてルルを飲んだ 洗濯物を干す 明日は台風 眠気がくる ベッドに倒れて目覚めるとかなり汗をかいていた 掃除機をかけて 猫ブラッシング 喜ぶ 香料に触り 3度目でようやくクロネコから荷物を受け取り 試香紙を嗅ぎながら二階に上がって 嗅ぎながらベッドに倒れる 目覚めて 洗濯物を取り込む 買い物 酸味のあるものと果物がほしい 梨 あきづきという初めての品種 トマト トマトは切ってポン酢をかけた かぼちゃと玉ねぎのポタージュ キムチチヂミのようなもの 梨 あきづきは幸水のような 好きなタイプだった ルルを飲んだらまた眠気 起きたら海猿をやっていた 伊藤英明が狂った教師役を演じた映画の印象が強すぎて 正義感溢れているのに 整った容姿や鍛えられた肉体に 鬼畜のベールをかけて見てしまう そう見る方が自分にとって魅力を増す 目は好き勝手に対象を見る 好き勝手でない眼差しなんてあるだろうかとふと思う

母となった友人たちの snsで垣間見る ひとりになりたい

あんなに寝たのに夜も眠れそうだ

2013/9/8

2013年09月09日 | Weblog
起きると東京オリンピックが決まっていた
7年後のシナリオ 私の知る由もないところで 世界を動かしている 闇の組織が これが得策であると この国を捨て置くのはまだ早過ぎると 舵をとっているのだ なんて

私が生まれる前から世界は既にあった ということから免れないことは 幸不幸でなしに そういう事実である 世界に 放たれた感覚器官のひとつ
私が知覚できない異国のことを電波などで知らされる 今 そういった情報を含めて感じる皮膚感覚のこの世界 で起こること起こすこと どっちにしろ 人の数を減らす方向に向かっていると感じられる そういう力が働いているように思えるのは いつの時代でもそうなのだろうか
7年後といえば 37歳の頃 どこで何してるだろうか 今あるこの国の気の遠くなる問題はどうなっているだろう
その頃に今日書いたことを思い出すこと 読み返すことはあるだろうか そういう環境にあるだろうか 大きな地震が来たり いよいよ 健康的で文化的な最低限の生活などおくれないような世の中になっていたとしても ひとは血を吐きながら繰り返し飛ぶ鳥のように (これナウシカ)7年後もその先も 生きているだろうか そしてその頃 私のまわりにはどのような人たちがいるのか まだ見ぬ人 会えなくなる人 ひょっとすると私だっていないかも知れないが 地獄でも天国でも この世界で起こっていること 現在を 知覚することは生きているものの責務である それを言葉にしようがしまいが その責務とは生きいることと同義である 一度だけがこの体であり 同時多発的にはありえず それと同じ状態の〈私〉の無数の散らばりが世界には点在する という 普通に驚くべきことに 驚きながら 十全に 生きるということを あらためて考える

2013/9/7

2013年09月07日 | Weblog
一日からっと晴れ
枚方市へ 京阪園芸に行ってみた
出町柳で自転車を停めたところでカゴに入れていたナンバーロックの鍵がないことに気付く 昨日スーパーのまえで自転車をこかしたときに落としたのだろう おそらく とにかく鍵なしで置いていくのは危険なので 近くのホームセンターで新しい鍵代900円 畜生 支払う

京阪 枚方市で乗り換え 枚方公園 ひらパーのあるところ ジェットコースターの走る音と悲鳴が時々聞こえる 京阪園芸は線路を挟んでひらパーの向かいにある
京阪園芸のネットでブルドゥパルファムというばらの苗を買ったことがあった ばらの苗はたくさん並んでいる しかし全部が大苗で 同じ品種が多く並んでいるのだった 興味のある品種はない 店員さんに聞くと10月にローズフェアをするので その頃ならもっとたくさん並ぶということだった ここまで来たが収穫のないままグリーンDAKARAを飲みながら京都に戻る

ばらが欲しい

昨日宝ヶ池のホームセンターにあったクロードモネ しっかりとした苗ではなかったけど 育てて大きくすればいいではないかそうだそうしよう
出町柳から宝ヶ池まで 自転車を走らせる 遠いが家に帰る道プラスαくらいの距離だと何者かの説得 西陽を受けながら ばら欲がペダルを漕いでいる しかしホームセンターに着いてみると 売切れ というオチもなく クロードモネを連れ帰る

毎春と秋に ばらシーズンが来ると新しい品種が欲しくなる病は 植木鉢を置く場所に限界が来たら収まるだろうか 最初の春 ディオレサンスにはじまり 秋にアンバークイーン ミニバラのジジ 今春ブルドゥパルファム そして今秋クロードモネ
見たことない花の咲いたところを見たいし 香りを嗅ぎたいのだ ことにばらの ばらは特別だ

2013/9/6

2013年09月07日 | Weblog
ようやく晴れ 一週間毎に日の入りが10分早まっていくらしい 確かに7時前にもう暗い 着実な秋の気配

秋と言えばバラ 宝ヶ池のホームセンターに デルバールのバラが2500円くらいで売っているので見に行った 春の売れ残りが3種ほどある 悩んでいたクロードモネがまだあった 絞りのバラはほしい しかしあまり苗がよくない 悩んでうろうろして 明日一度京阪園芸まで足を運んでみようと思った おそらくいちばん近場でたくさんの品種が見られる

スーパーでは栗が売られている 素朴な和食を作りたくなる ひじきとかおひたしのような 煮魚 魚売り場 安いのはカラスカレイ ひじきは生のを買った

カラスカレイ 煮る前に熱湯をかけたのがそもそもの過ちで その時すでにドロドロしていたが 他の魚と同じように煮て蓋をあけたら半分溶けていた 煮崩れたというか溶解している 骨を芯にしてなんとか溶け残った身があるくらい まったく食欲をそそらない姿に これは 何があっても人には出せない 今夜がひとりで本当によかった
2切れあったので 仕方なく1切れ食べる 溶け出たせいかもろもろする妙な部分がある
明日もう1切れを食べたくない しかし溶けたエキスの煮汁はおいしいのだ ならば おからを炊いてこのうまい汁を吸わせてはどうか 玉ねぎみじん切り 人参細切り ねぎ 炒めて おからを炒り 骨を除いてほぐした身と煮汁を入れる この思い付きは相当功を奏し 魚のうまみの効いたおからがタッパーいっぱいできた ひじきは油揚げと人参と豆 同じくタッパーいっぱいできた

夜 極道の妻たちを見る 想像を裏切らないおもしろさ シリーズがたくさんあるが 五社英雄監督は一作目だけである 明日は肉体の門
当時の根津甚八の色気はなんなのか あんな人が前から歩いてきたら鼻血がでる

2013/9/3

2013年09月04日 | Weblog

9月のはじまり ずっと雨 

約2週間前から油絵をやりはじめた 道具だけはある方からいただいてずっと傍らにあったが 水彩との折り合いがつくまで なんとなく手が出せなかった ようやく 水彩では潜れないところに行きたいし行ける気がしたのではじめた これが自分に合っているように思えた 何枚も描いて 乾くのを待つ 重ねる 乾くのを待つ 

数日前 夕方 雨上がり 自転車で帰宅途中 濃い色におちていく空を見ながら ある曲を聴いていたら突如香りのイメージが浮かんだ 深い森を走っている女性がいる さまざまな木のにおい 苔 土 イオン ハーバルなフローラル 聞いていたのはマイケル・ナイマンの「楽しみを希う心」 映画ピアノレッスンのなかで使われていた曲 

この香りはすぐさまかたちにしたくなり帰って香料をあわせる ウッディーの要素が強い官能的な香りを フローラルはローズ ローズウッド的な オークモス ベチバー オゾニックさと ウッディーを助長する出過ぎないアニマル 瓶には piano lesson というラベルを貼った 

赴くままに思ったものをかたちにすることに従事して一日が終わっていく これを充実というのだと 思う疲労感 一人暮らしだった頃を思い出す そのペースだ さほど手の込まない食べたいものを用意してひとりで食べる あまりに空腹なときは もはや立ち食いだったりする 箸置きを割愛する 揚げ物なんてまずしない 最近 夫の仕事の都合で 週の半分一人暮らしをするようになり ひとりのときの勝手気ままな食事と 人と食事をするときの手数の多さをたのしんでいる ひとりの夜にサンドイッチを食べたり よく冷えた無花果を齧るたのしさと 牛すじを下茹でしたり 玉ねぎを飴色に炒めたり かぼちゃと小麦粉を捏ねてニョッキにしたり 春雨を揚げてみたりするたのしさ 両方好きだ