お役立ち情報

これはFF奈良の会員の皆さんがちょっと便利だなと思われそうな情報やちょっと為になる情報などを提供するページです。

当麻道(竹之内街道のうち)

2009-01-30 11:23:03 | 大和し、うるわし
   竹之内街道を東進して奈良に入るほぼ2キロの道筋を俗称して当麻道という。蓮(はす)からの糸で編んだ曼荼羅(まんだら)で知られている当麻寺がその道筋にあたるところからの名前であろう。

   この「当麻曼荼羅」を一夜で作ったと伝えられるのがのが婦人薬(中将湯)
広告の看板娘、(中将姫)である。 この中将姫の広告は戦前より「大礼服大臣」
の(仁丹)と対であまねく天下に行き渡った。その為もあってか春五月に当寺で
催される”お練り”には全国よりの大勢の参拝客を迎えて 荘厳、華麗である。
  
 「有難や 尽虚空界の荘厳は  眼は雲路に赫(かがや)き
       転妙法輪の音声は  聴宝殺の耳に満てり」   謡曲 (当麻)     

   此処を過ぎて奈良へ向かう田んぼ道に「当麻蹴速(たいまのけはや)」の大きな石碑が人目をひく。彼はこの土地の出身で「蹴り技」の豪の者といわれたが出雲から来た野見宿禰に腰を踏み折られたという。人皇10代垂仁天皇時代の頃というから本邦での「相撲」の始まりである。碑の近くにそれを紀念して旧「当麻町相撲館」(現 葛城市相撲館)がある。