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牛や豚を殺すのは残虐では無いけれど、鯨は残虐!と主張する人々

2010年03月09日 16時36分32秒 | 思想信条

アカデミー賞:「ザ・コーヴ」受賞に和歌山反発
 第82回アカデミー賞(映画芸術科学アカデミー主催)の長編ドキュメンタリー賞に日本のイルカ漁を告発した米映画「ザ・コーヴ」が受賞したことについて、和歌山県太地町の三軒一高町長と同町漁協の水谷洋一組合長は「漁は県の許可を得て適法・適正に行っている。(作品は)科学的根拠に基づかない虚偽の事項を事実であるかのように表現しており、(授賞は)遺憾だ。さまざまな食習慣があり、地域の伝統や実情を理解したうえで相互に尊重する精神が重要だ」とするコメントをそれぞれ発表した。

 捕鯨で知られる同町では、鯨類追い込み網漁としてイルカ漁にも町漁協の約10人が従事している。漁を許可している県などによると、今年の漁獲枠は2845頭。県の担当者は「江戸時代から約400年続く食文化なのに……」と困惑している。

 この映画を巡っては、町と姉妹都市提携しているオーストリラリアのブルーム町に抗議のメールや手紙が届き、提携が一時停止されるなど影響が出ている。しかし、町内には、「反発すれば、映画の宣伝になるだけ」という声も強く、関係者の口は重い。


和歌山県太地町で伝統的に行われているいるか漁を、隠し撮りしたり、
「高濃度の水銀を含むイルカ肉をクジラ肉として販売している」などと、日本の捕鯨を批判している。

人間が他の動物を食べている以上、残酷と言う視点から撮影したならば、何処の国でも動物蛋白源を摂る為に、残酷な殺害シーンを映されないで済む国は無いのではないだろうか?

アメリカやオーストラリアの人々は鯨を取る者を残虐だと言いながら、
牛を殺して食べるのはなんともないのかと聞かれたら、
「牛は昔から食べる事に決まっているものだから良いのだ。」という様な事を言っていたそうである。
自分の国の食習慣だけを正当化して、他国の食習慣を残虐扱いすると言うのは、身勝手の極みではないだろうか。
日本人がアメリカの畜産業者が、次々と牛を殺すシーンを隠し撮りし、
この中に「狂牛病の牛は無かったかな」等とコメントをつけたドキュメンタリー映画を、発表したりしたら、彼らは黙っているだろうか?

近年のアメリカやオーストラリアは、日本に牛肉を売りつける為に、
日本が海産資源から動物たんぱく質をとることを邪魔しようと、手薬煉引いているように見受けられる。
アメリカなどは狂牛病牛の肉は、買いたくないと言う日本国民の思いを受けて、
牛肉の輸出については色々と条件を受け入れていたけれど、
その条件をアメリカに誠実に守らせようとした日本の農林水産大臣が、
不祥事を言い立てられて、任期途中に次々と更迭されている。
特に安倍内閣の時の農水大臣は悲惨で、松岡農水大臣は自殺にまで追い込まれておられる。
福田内閣の農水大臣も不祥事で叩かれ辞めさせられる事が続き、他の部署の大臣との兼任で、何とか内閣を繋いだ感じであった。

安倍内閣の時新聞には、
アメリカからの輸入牛肉の中に、約束では入っているはずの無い骨髄が含まれていたと言うようなニュースが載っていた事があるが、
アメリカ側が禁止部位を入れないように注意するようになったからかどうか、
近年そのような牛肉の不祥事のニュースを聞かなくなっている。

安倍政権、福田政権と農水大臣は不祥事続きであったが、
麻生内閣になって農水相に就任した石破茂だけは、何事も無く職を全うしている。
これは石破茂が立派な大臣であったからであろうか?
アメリカの要求を、そのまま抗わずに呑んで、
アメリカからの輸入牛肉に入っていてはならない骨髄などの部位が入っていても、
見てみぬ振りをする様に担当職員に命令したから、
農水大臣の職を全うする事ができたのではないだろうか?

そんな事を考えると、「ザ・コーヴ」というドキュメンタリーも、
鯨漁禁止 マグロ漁制限などを次々に繰り出して、海産資源に頼る日本人の食生活を圧迫して、
日本人が狂牛病牛の恐れが有っても、アメリカの牛肉を買うようにするための、
企画であり受賞であったのではないかと言う疑いを、私は禁じえないでいる。

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32 コメント

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 (馬)
2010-03-10 03:35:57
「馬肉を食べる人」に、「イルカ肉やクジラ肉を食べる人」のことを、「批判する資格はない」と思う。

というのも、馬の中でも、競走馬(サラブレッド)を見れば、彼らには、「心を持っている、優しさを感じる」はずだからである・・・。

その証拠が悲劇の名馬と言われた「キーストン、サイレンススズカ、テンポイント、サクラスターオー・・・」である。
特に「キーストン」には「心がある」と思わせてくれた。
~「キーストン」はレース中に「左前脚の脱臼」をして、バランスを崩し、騎手はターフに叩きつけられて、気絶した。しかし、馬は数十キロのスピードで走るので、3本脚になってもすぐには止まらない。しかし、キーストンは止まったあと、「かろうじて皮一枚でつながっている左前足」にもかかわらず、残る3本の脚で、気絶している騎手の元へと近付いて行ったのである。それだけでなく、「まるで安否を気遣うか」のように、鼻面を騎手に摺り寄せたのである。~ふつう、競走馬がレース中に骨折(脱臼する)などを起こすと、「暴れる、心臓発作で急死する、転倒したまま立ち上がれない」などの状態になることがある。その中での「キーストン」の出来事は、「馬(競走馬)に、心がある」と思わせてくれたのである。

PS.「日本人が狂牛病牛の恐れが有っても、アメリカの牛肉を買うようにするための、企画であり受賞であったのではないかと言う疑いを、私は禁じえないでいる」というコメントに、「同じく」と思いました。
馬 さま (和久希世)
2010-03-10 08:31:20
コメント有難うございます。
私は犬を飼ってから、犬がこんなにも人と心を通じ合得る者だと言うことに、改めて気づかされた経験が有ります。


昔農作業に牛を使っていたから、日本人は牛を食べる事をしなかったのだろうと言う話を、私の父ががしていましたが、
動物はどの動物であっても、親しく付き合ったならば、心が通じ合えるもののようですね。

だから、残酷と言う面から見たならば、その動物なら許されるという動物など本来ありえないのではないかと思います。

それを殊更、自分達が食べる習慣が無い動物を食べる者達だけを、残酷な人間扱いすると言うのは、思慮不足の人々か、別の目的を持った人々で有ろうと感じたのでした。

同じ意見と言っていただいて、有難うございました。
ジャパンバッシングの一環かも? (ejnews)
2010-03-10 11:07:30
なんか最近トヨタ問題も含めて変ですね。
 然し日本は昔から有色人種の国家として始めて欧米型の工業化等の産業革命を成功させ、其の上に自分自身が苦しんでいた欧米諸国からの人種差別や其れによる有色人種国家を植民地化する政策を採りアジア諸国でも日本を余り良く思っていない人達も居るのですから日本人は常に気をつけて賢く振舞わないとヤヤコシイ国際問題に簡単に巻き込まれてしまうのです。
 一般的アメリカ人は殆ど歴史的知識が無く20世紀初頭まで彼等が世界で一番大きな捕鯨国家であったと言う事を全く知らないのです。あの産業革命での機械の潤滑油に成っていたのは鯨の脂肪だったのです。鯨を無視して欧米の産業革命は語れないのです。
 欧米諸国の捕鯨で大西洋では鯨が殆ど全滅状態になり、太平洋捕鯨も日本人が規模を拡大し始めた頃にはアメリカの捕鯨団によって鯨の数が激減し日本の沿岸捕鯨も発展出来なかったと言う歴史もあります。ペーリーが日本に来た理由の一つも捕鯨船団の為の水や燃料の補給地の確保だったと言う話です。
 今回の此のアカデミードキュメンタリー賞にノミネートされていた“フードインク”等のアメリカの食料がどの様に生産されているかと言うフィルムでも含まれていたように、アメリカでは動物擁護の為の畜産企業を非難した多くの良く出来たドキュメンタリーが制作されていますから此のドキュメンタリー一つでアメリカ人が日本人だけを非難していると言う証明には成らないのですが、アメリカ人嫌いが世界中に居る様に日本人嫌いも世界中にいますから此のドキュメンタリーが受賞したからといって極端な反応はしない方が良いと私は考えています。其れよりも理論的に欧米の捕鯨の歴史を説明する事が相互理解での話し合いに重要な事だと思います。
 其れとフランス等では馬は合法的に食用動物なのですが、アメリカでは馬はペットだと考えられている様で馬肉を食べる事は禁止されています。食べると犯罪だそうです。つい最近まで河豚も食用に使用する事が禁止されていたのです。アメリカと言う国は資本層が政府を支配している国なので一般の国民は資本層のプロパガンダによって洗脳されていますから知識的な許容量が非常に狭いのです。この様な事は今まで世界を支配していた欧米に一般に見られる優越感から来ているのだと思いますが、疎の様な歴史を知った上で日本人は賢く立ち回る必要があると思います。
ejnews様 (和久希世)
2010-03-10 12:16:27
コメント有難うございます。
本当に仰る通りかもしれませんね。
日本人は余程注意していないと、たちまち悪者にされてしまう恐れが有るのは事実ですね。

所でトヨタが反撃に出たらしいですよ。
アメリカの大学教授が、トヨタの車の電気系統についての、不安点を実験して見せていたそうですが、
同じくアメリカの大学教授が、全く反対の立場で実験して、この電気系統における危険性はトヨタの車に限ったものではないと証明したそうです。

最初の大学教授の実験は、もし電気系統の配線に傷が出来ていて、それが互いに結ばれて、ショートした場合、異常に加速する危険があると言うものだったのだとか!

そんな単純なイカサマ実験でも、実験によれば・・・・と遣られたら、謝るしかなくなるのでしょうね。

トヨタは資金力が有るから、アメリカの有名大学の先生に反証をしてもらう事ができましたが、
こういうイカサマの実験を、逃れようも無い重大な欠点の証拠として突きつけられても、
資金力がなかったら、偉い(アメリカの)大学の先生が言っておられる事だから、事実に違いないだろうと、一般の人は々は思い込まされてしまうでしょう。

今後又論戦が続くのかもしれませんが、どういう事になりますか・・・・・
食物連鎖 (みちのく)
2010-03-10 21:55:14
「カンガルー300万頭撃ち殺す豪州に反捕鯨の資格あるか」 国際紙がコラムを掲載
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100224/asi1002241719003-n1.htm


豪州の反捕鯨運動を、科学的ではなく感情的な「十字軍」だとし、
「日本の捕鯨船を悩ましている豪州、
ニュージーランド人活動家らに与えられた英雄的地位にも、
それがみられる」との表現でシー・シェパードの活動も切って捨てた。


その上で、ノルウェーが国際捕鯨委員会(IWC)の規制を拒否、
アイスランドがいったんは脱退し、
カナダは脱退後、復帰していないのに対し、
日本は少なくともIWCに属していると日本にも理解を示し、
ラッド発言は捕鯨諸国にIWCに協力する気をなくさせるものだとやり込めた。


さらに、「鯨に銛(もり)を打ち込むことは、
牛や羊の肉を常食としている者の間にさえ感情をかき立てるのかもしれないが、
豪州は、作物や牧草を守るため年間300万頭余の野生のカンガルーを撃っているときに、
苦情を言える立場にはほとんどない」と、反捕鯨国の偽善性にまで踏み込んだ。


西洋人が東洋での犬肉消費にゾッとするのは感情からで理性ゆえではなく、
鯨肉を、一部欧州国の食卓に乗る馬肉と違う扱いにする道理はないとも断じた。


【オーストラリア】猫に毒噴射して駆除「鯨は生かすけど猫は殺すのか」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0225&f=national_0225_019.shtml


オーストラリアの外来種共同研究センターや研究機関はこの程、
国内の野良猫たち推定1800万匹を駆除するため、
野良猫を誘い出して毒を噴射する装置を開発。
野良猫の駆除活動をいっせいに開始すると表明した。AFPBBニュースによると、
その装置は「音と光を用いてネコの好奇心を刺激し、
近寄ってきたネコに毒を噴出する」罠との事。


「シー・シェパードは何やってんの? 金にならないことはやんないの?」、
「さすがオージー。鯨は守っても他の生き物にはこの仕打ち。
ご都合主義もここまでいくと・・・・。恥知らずめ」、
「オージーの民度が低すぎてネコも迷惑」、
「おまえら、猫を守るためにオーストラリアに特攻せよ!」、
「あんなかわいいネコを殺さないでください。
ネコはクジラ以上に感情がある動物なんです。
そんなネコを、数の調整で殺さないでください」、
「俺はオージーのこのネコ殺しも日本のクジラ喰いも正当化される行為だと思うぜ。
ただオージーがクジラ狩りを批判する資格はない」。


記事から、。


クジラを食べるのは駄目と言うのなら、
牛肉も豚肉も鶏肉も馬肉もウサギも熊も、
イノシシもエスカルゴも魚類も野菜も食べるのを禁止、
ワインやビールを飲むのも禁止、タバコを吸うのも禁止にしないといけませんし、
本当に矛盾しています。


昔ニュースステーションで久米宏氏がグリンピースに、
何故牛、豚、鳥肉は食べても良いのに鯨はいけないにかと、
質問をしたら我々日本人が納得する明確な答えは帰ってこなかったそうです。


競馬の未勝利戦馬は福島、山形県内で馬肉や馬刺しになり、
お肉屋さんやスーパーで販売されています。


シー・シェパードは今度はインド洋のクロマグロ魚の妨害に行くそうでうす。



おいしいクジラ料理教室~服部栄養専門学校
http://www.e-kujira.or.jp/topic/edu/05/100714/index.html


おいしいクジラ料理のお店ホームページ・リンク集
http://www.e-kujira.or.jp/link/kujiraryouri.html
みちのく様 (和久希世)
2010-03-11 08:10:37
色々と興味深い情報を有難うございました。
>「カンガルー300万頭撃ち殺す豪州に反捕鯨の資格あるか」
ナショナル・ヘラルド・トリビューン紙がそんな事を書いてくれたのですか。
又、アメリカの最友好国の一つかなだは、IWCを脱退したままであるとか!

油を取る為に、大掛かりに鯨を取り捲ったのは、アメリカや西欧諸国であったと聞いています。
今、鯨が必要で無いからと、
今度は鯨がかわいそうだと言って正義感ぶって、彼等はかわいそうな日本船に嫌がらせをしまくっているのです。

その一方でシーシェパードの母国オーストラリアでは、300万頭のカンガルーを撃ち殺し、1800万匹の猫を毒殺しているのを、知らん振りしているのだとか、
あきれた、生物保護団体ですね。

正論を吐いてくれたフランス紙に、感謝ですね。
愛護論でなく保護論を (Ladybird)
2010-03-11 11:12:46
こんにちは.いつも興味深く拝読させて頂いています.

 捕鯨問題についてですが...
 クジラ論議がいまだに動物愛護論の域を出ないことに問題を感じています.
 動物愛護の話ではなく,自然保護のうえで何が正解かを考える必要があると思います.
 カンガルーを射殺することが自然保護のうえで良いかどうかは知りませんが,クジラを射殺することとは別の問題です.クジラが殖えすぎて日本人の生活に悪影響を及ぼしているわけではないでしょう.
 動物愛護の脈絡で考えるから,つい両者を比較してしまうのでないでしょうか.
Ladybird様 (和久希世)
2010-03-11 13:31:20
コメント有難うございます。
仰る通りかもしれませんね。
しかし、一説によると鯨の数は、かなり回復しているから、節度を持って獲る分には、絶滅の危機にはならず、
体が大きいだけに、沢山の餌を食べる鯨を減らした方が、反って海の資源を守る事に繋がるという意見も、聞いたことが有ります。

この意見にしても、どうしても我田引水になりやすく、議論の分かれるところなのかもしれませんが・・・・・

只、牛肉を売りたさに、日本の漁業を、感情的なことで非難している国々に対して、私が、少々怒りを感じているのは事実です。

動物愛護を掲げて、捕鯨国を非難するシーシェパードと、
今回アカデミー賞を受賞した「コーヴ」は、やっぱりおかしいと思います。
クジラは食べ物です。 (みちのく)
2010-03-12 21:53:07
日本の捕鯨は数の多いミンク鯨が中心で、
アメリカの場合は絶滅危惧種に指定されている北極鯨やナガス鯨、
ホエールウォッチングで知られるザトウ鯨などが捕鯨の対象であり、
あきらかに日本バッシングでもあり人種差別でもあります。
みちのく様 (和久希世)
2010-03-13 10:39:04
コメント有難うございます。
シーシェパードは、カナダ、ノルウェー、アイスランドの捕鯨には、何も邪魔立てはしていないのでしょうか?

もし、日本だけを目の敵にしているとしたら、やっぱりおかしいですよね。

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