GALLERY NATSUKA | "Something behind the work Vol.1"
ギャラリーなつかで3月4日まで開催中の、"背景をさぐる Vol.1"です。
圧倒的に目立っていたし、質も高いなと感じたのは小林浩さんの作品、"ポーカーフェイス"と"トップランナー"。
モチーフが人形(というよりぬいぐるみ)であるということからくる鮮烈な印象は勿論のこと、その質感や青のトーンのみで描かれたモアレ写真のような画法が面白い。これは虚像をもって実像を表すような、この作品が本物以上に本物らしくみえる大きな要因ではないでしょうか。
上出由紀さんの"ある休日"は、薄いレイヤーが重なった風景で若干心もとない印象を受けたのですが、制作意図を読んでなるほどと納得。
米満泰彦さんの"宮廷の庭師の花Ⅰ、Ⅱ"も花を接写したような手法でこれ自体は別に珍しくもなんともないのですが、大変丁寧かつ潔い感じで好印象でした。
ちなみになつかb.Pで開催されていた"諸富高広展"は、インスタレーションを得意とする作家の写真展示で今回は正直何がどうという感じは無かったのですが、都市を写すにあたってあのような残像写真があたかもその素顔を切り取っているように感じるのは、やはり都市が大きな加速度をもって変容しているからなのかな、と思ったりしました。
ギャラリーなつかで3月4日まで開催中の、"背景をさぐる Vol.1"です。
圧倒的に目立っていたし、質も高いなと感じたのは小林浩さんの作品、"ポーカーフェイス"と"トップランナー"。
モチーフが人形(というよりぬいぐるみ)であるということからくる鮮烈な印象は勿論のこと、その質感や青のトーンのみで描かれたモアレ写真のような画法が面白い。これは虚像をもって実像を表すような、この作品が本物以上に本物らしくみえる大きな要因ではないでしょうか。
上出由紀さんの"ある休日"は、薄いレイヤーが重なった風景で若干心もとない印象を受けたのですが、制作意図を読んでなるほどと納得。
米満泰彦さんの"宮廷の庭師の花Ⅰ、Ⅱ"も花を接写したような手法でこれ自体は別に珍しくもなんともないのですが、大変丁寧かつ潔い感じで好印象でした。
ちなみになつかb.Pで開催されていた"諸富高広展"は、インスタレーションを得意とする作家の写真展示で今回は正直何がどうという感じは無かったのですが、都市を写すにあたってあのような残像写真があたかもその素顔を切り取っているように感じるのは、やはり都市が大きな加速度をもって変容しているからなのかな、と思ったりしました。