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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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欠陥住宅、欠陥工務店とは…郡山~福島~南相馬市~いわき市~東京

2007年01月26日 21時49分53秒 | Weblog
日本には60万社もの建設会社、ハウスメーカー、工務店などが存在しています。
この多くの業者の中には最初から詐欺まがいの商法を行う輩も実際に存在し得るのです。
地域の工務店や建設会社が意識的に詐欺師まがいの建築を行ったら、あっと言う間にその地域から淘汰されるでしょう。

最初から欠陥住宅をつくるつもりで施工を行う地域密着の工務店などは極めて少ないと思われます。それでも悪徳業者呼ばわれされる事があります。
一般の住宅を建築すると言う事は、施工現場での環境、状況などがその出来栄えに大きく反映される事があり、欠陥とみなされる箇所も出る場合がかなりの割合で出てきます。

あるユーザーさんからNPO法人「住宅110番」に次のような意見が寄せられました。
【業者の対応の悪さがあっても、明らかに欠陥住宅としても最後には我々消費者に非もあると言われても納得できない。素人であれば解らなくて当たり前ではないか。家を購入する時に知識を得てからと言いますが、本来は欠陥がなどなく普通に住める事が当たり前ではないか。業者側もその道のプロなのですから。業者の資格とは何なのか。中にはとんでもない業者がおり取り締まる方法はないのか。現在のこんな状態では素人に業者を安心して選ぶ事など出来ないのである】(原文要約)

この意見のキーワードは冒頭の「業者の対応の悪さ」に尽きるのだと思われます。
家づくりはパーフェクトの出来栄えを望む事が困難なのです。例えば天井裏の屋根を支える小屋束の木材に縦ヒビが入る事がありますが、この自然現象の縦ヒビを欠陥と捉えるユーザーさんも実際におりました。クロスの仕上がり面に下地の凸凹が微かに陰って見え、これを欠陥と断ずるユーザーもおりました。この小屋束の縦ヒビは構造的に対応する必要などありません。クロス下地の凸凹もクロス種類によっては避けられない場合もあります。

ところが、ユーザーさんから何回もの連絡したにも関わらず、雨漏りを放置したまま、床鳴りを放置したまま、壁紙の剥がれを放置したまま、手摺のがたつきを放置したまま、建具の建て付けを放置したままなどの業者もたくさん存在致します。施工業者は家づくりのプロです。プロだからこそ竣工後の建主さんとの信頼関係を堅持し続けられるのでしょう。
「家づくりは竣工してからが本当の家づくりの始まりなのです」とにかく、竣工してから建主さんと一緒になって生涯にわたり家を育て上げるのだと言う、双方の考えが噛み合っているかどうかだと思われます。

写真は福島県南相馬市のファース工務店、㈲山田建業さんを訪問して撮りました。私の隣から社長の山田義夫さん、美人の奥さまで常務の山田孝子さん、案内をして戴いた原町立山㈱の河野常務さんです。
山田建業さんはこの地域に密着して数を求める事なく「住む人と幸せを分かち合う家づくり」を地道に実践する欠陥工務店とは程遠い、優良工務店です。

今日は郡山のまるい工匠さん、福島の氏家さん、南相馬市の山田建業さん、いわき市の鈴蔵工務店さんの4社のファース工務店を訪問するハード日程でしたが、4社とも実に誠実な工務店経営を行っており、安堵しながら東京のホテルに入りました。
春うららかな陽気でしたが明日は雪の北海道へ…
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