隠岐から発信!森林・林業普及情報

隠岐地方の森林・林業情報をお届けします。

海士町産業文化祭に参加しました

2019年12月11日 | 活動紹介

~地域の皆さんへ発信!!~

海士町産業文化祭に参加しました

11月16日(土)に海士町で開催されました「海士町産業文化祭」に参加しました

 農林局は日頃から林業の普及と情報発信を行っていますが、今回は特に令和2年5月31日に三瓶山(大田市)で開催される全国植樹祭農林大学校の学生募集のPRについて取り組みました

 寒空ではありましたが、たくさんの方がいらっしゃいました

 

 海士町役場主催の苗木配布とあわせて農林大学校と全国植樹祭のPRを行いました

配布した樹種は「クロモジ(フクギ)」。

高級楊枝の材料の他、お茶(フクギ茶)の原料としても親しまれている木です

農林大学校のポスターを設置し、興味のある方に説明を行いました。

今後のPRについて、ためになるアドバイスもいただきました。

今後の参考とさせていただきます

 全国植樹祭のコーナーでは、全国植樹祭開催への応援メッセージを募集し、大人から子供まで、なんと海外の方からも熱いお言葉をいただきました

集まったメッセージは来年5月に大田市にある三瓶山北の原会場で展示される予定です。

ご協力ありがとうございました

 

 

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~森林の仕事を体験!~

2019年11月14日 | 活動紹介

隠岐の島町で林業体験&職場見学会が開催されました

 林業に対し理解を深め、関心をもってもらうため、一般から高校生を対象とした"森林の仕事 林業体験&職場見学会"が島根県林業労働力確保支援センターの主催により、11月9日(土)隠岐島後森林組合及び現地(下西地区山林)で開催されました

  この体験会には、隠岐高校の生徒7名、隠岐養護学校の生徒1名の名の申し込みがありました

合わせてゼミの一貫で来島されていた早稲田大学生6名の飛び入り参加(オープン参加)もあり、にぎやかな体験会となりました

  この林業体験会の指導は、隠岐島後森林組合の職員が担当されます

 隠岐島後森林組合の玄関前に集合すると、組合長から歓迎のあいさつをいただきました

 

 その後下西地区の伐採現場に移動し、まずはプロの作業を見学します

チェンソーによる立木伐採⇒ハーベスタによる枝払・玉切⇒グラップルによるトラックの積込、と丸太を出荷するまでの一連の流れを見ることで、丸太を出荷するまでの工程がわかりやすく理解することができます

 

作業体験に入ります。

専用のヘルメット、防護服を着用し小型チェンソーによる丸太切を体験しました

初めてのチェンソーをおそるおそる触ります

 

 

 

 重機の操作体験では、ザウルスやグラップル、ハーベスタを、森林組合職員の指示により動かします。実際に丸太を掴んだり、地面を掘削したりしてみました。チェンソーもそうですが、若い高校生は直ぐに慣れます

 

植栽体験ではクロマツコンテナ苗の植え付けをおこないました。専用の穴掘器や鍬を使って穴を堀り、丁寧に植え付けていきます。体験作業は以上です

 森林組合に戻り高校生と隠岐島後森林組合の作業職員との交流会(意見交換)をおこないました

交流会では隠岐高校の先輩にあたる若手職員が質問に答えます。

和やかな雰囲気の中、高校生からは「なぜ林業の仕事を選んだのか?」「怪我をしたことがあるか?」などの質問がでました。回答する中にも、林業の仕事への熱意が伝わります

参加した高校生からは次の感想が寄せられました。

 林業の仕事については知らなかったが、隠岐の中でもこの(林業)のような仕事 があることが判った。他の人(生徒)にも伝えたい。

重機の操作が楽しかった。林業の仕事をしてみてもよい、と思った。

植栽が体験できてよかった。楽しく植えることができた。

チェンソーを使い、自分で伐ることができてよい経験となった。

どんな仕事に就きたいのか、今はまだ判らないが、将来を考えるよいきっかけとなった。

参加した高校生が将来職業を選ぶ時、「林業」を選択してくれるとうれしいですね

 

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~隠岐の林業を猛アピール!~ジョブフェア(中高生を対象とした合同企業説明会)に3事業体が参加

2019年10月01日 | その他

 若年者の地元就業促進と早期からの職業意識形成を目的とした合同企業説明会"ジョブフェア"が、ハローワーク隠岐の島ほかの主催により、7月9日(火)レインボーアリーナ(隠岐の島町総合体育館)で 開催されました。

 このジョブフェアには、新規学卒者の採用を検討している事業所が、生徒へ早期からの職業意識形成に協力するということで参加できます 

今回は隠岐の島町内の建設、福祉、病院など様々な業種の47社が参加しました

 林業就業者募集においては「そもそも林業って何するの」と言う声がよく聞かれます。

中学生、高校生などの若年者に林業の仕事を知ってもらい、将来の仕事の選択肢の一つとして「林業」を入れてもらう事が大切です

もっと林業を知ってもらいたい、との思いから今回「隠岐島後森林組合」「酒井材木店」「佐山の里企業組合」の隠岐の林業事業体3社が参加し、DVDの放映、VRを使用した高性能林業機械の疑似体験、熱いメッセージにより林業の魅力を伝えました

各事業所の持ち時間は1回あたり20分で、生徒が入れ替わり、計4回の説明を行います。

生徒は1回目、2回目はランダムで均等に振り分けられますが、3回目、4回目は自由に希望するブースで説明を受けることができます。

3回目、4回目に林業関係ブースに生徒がくるか、ドキドキして待ちます

 

                       ↑ 少人数ながらも、集まったみたいです

 今回のジョブフェアには、町内の中学生、高校生約人の参加がありました

この中から隠岐の林業に興味や魅力を感じ、将来林業の担い手が誕生することが期待されます

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~島根初上陸!~ 林業労働災害シュミレーターVR体験

2019年06月17日 | イベント情報

チェーンソーを使って木を伐採する際に起きた労働災害を、バーチャルリアリティー(仮想現実、VR)空間において疑似体験することができる体験会が、木質バイオマス利活用推進協議会(会長 澤田恭一)の主催により、令和元年6月8日(土)と9日(日)に海士町役場および海士中学校体育館において開催されました。

このような体験会が島根県内において開催されるのは初めてです

 災害事例をまとめたテキストを読むだけでは、災害のあらましを理解しても、記憶や気持ちへのインパクトが少なく、現場でその災害事例を思い出すことは少ないのではないでしょうか

VRでは、あたかも林地にいるような感覚で、実際に起きた災害事例を、バーチャルリアリティー空間において疑似体験することができます。その体験を実際の作業現場で生かすことで、災害の未然防止を図ることを目的に開催されました。

 8日(土)は隠岐島前森林組合の現場作業従事者など17人を対象に、VR体験とあわせて、このVR機器を開発した石山浩一氏((株)森林環境リアライズ 専務取締役)や出雲地区森林組合の現場作業班長による労働災害未然防止に関する講演会が行われました。

VR体験をした隠岐島前森林組合のE.Kさん(60)からは「このような体験は、今後の仕事や安全面において非常に役に立つため、貴重な経験をさせていただいた」との感想をいただきました

 9日は一般の方を対象に開催し、約50名の老若男女が実際の伐採現場のような臨場感を体験しました

 

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隠岐産材のブランド化に向けた森林認証取得

2019年04月08日 | その他

 平成31年3月1日隠岐の島町及び町内の林業事業体が隠岐島後地域の森林を対象としたSGEC森林認証(※1FM認証及び※2CoC認証)を取得されました。複数の森林所有者を対象とした森林認証取得は、今回が県内初の取組となります。このため3月15日隠岐の島町で「森林認証書」の伝達式及び記念講演が開催されました。  

隠岐の島町役場で行われた伝達式では、まず島根県隠岐支庁農林局 田和局長より隠岐の島町FM認証グループ酒井会長に認証書が伝達されました。

次に島根県隠岐支庁農林局 田和局長よりCoC認証を取得した隠岐島木材業製材業協同組合 西田代表理事に認証書が伝達されました。

 隠岐の島町 池田町長あいさつ。

関係者一同で記念撮影。 今後、同認証により隠岐の島町から認証材の出荷が可能となり、地域林業の一層の活性化が期待されます。

認証書の伝達式に続き、NPO法人 活木活木(いきいき)森ネットワーク理事長 遠藤日雄氏による記念講演が開催されました。

講演では「隠岐島後地域の林業成長産業化モデルを考える」という演題により、鹿児島県大隅地区の事業体等連携事例が紹介され、隠岐島後地域の林業成長産業化のあり方について提起がありました。隠岐島後地域(隠岐の島町)は、平成30年度に林業成長産業化モデル地域に選定されています。講演では聴講者との意見交換もあり今後の取組方向を議論する良い場となりました。

 記念講演は、隠岐の島町内から林業関係者を中心に60名の参加がありました。

※1 FM認証                                           適切な管理がなされている森林を認証するもの。 町有林及び町内5事業体により今回の認証森林面積は9,767.49ha。

 ※2 CoC認証                                      認証材が森林から加工・流通過程を経て最終ユーザーの手元に届くすべての段階で管理されていることを認証するもの。

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林業事業体交流スポーツ大会及び親睦会が開催されました!

2019年01月17日 | その他

 平成31年1月12日(土)、隠岐の島町総合体育館 レインボーアリーナにて、林業事業体交流スポーツ大会が開催されました。

 隠岐島後地区では現在、「隠岐(しま)の木出荷共同体」として一致団結し、島外への隠岐産材出荷に取り組んでいます。共同体加盟事業体同士の親睦や結束を一層深め、さらなる隠岐産材の供給加速化に繋げるため、そして日頃から運動不足気味な県林業普及職員等、事務作業に従事する職員たちの健康増進を図るため(?)、今回のスポーツ大会は開催されました。

  

 競技は、安全性に優れ、かつ年齢・性別問わず楽しめる「ソフトバレーボール」。くじで参加者を5チームに振り分け、トーナメント形式で試合を行いました。中には、優勝チームには豪華賞品が授与されると聞き、目の色を変えて試合に臨む参加者も…。

 鋭いアタックや強烈なブロックなど、数々の好プレーだけでなく、手元で大きく揺れ動くサーブなどソフトバレー特有の珍プレーも続出した本大会。くじ引きで作った急造チームながらも、一試合を終えるごとにチームメイトとの連携が強まっていることを感じました。

 

 

 

 

 さて、動き回ってお腹も空いた夕方。

 林業総合センター木木館で、第2部の親睦会が開催されました。

 親睦会では、先に開催されたソフトバレー大会の優勝チームの表彰や、豪華賞品をかけたビンゴ大会も行われました。

 お酒が入って会話も弾む。普段できないような話もしながら、事業体間で交流を深めている様子でした。

 

 

 県内で原木需要が高まっている中、隠岐産材の安定供給体制を確立することは、隠岐地域における林業の活性化に不可欠な要素です。こうしたイベントを皮切りに、一層の原木供給力の強化に繋がることを期待しています。

 

  

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島後地区林業労働安全パトロールを実施しました!

2018年09月11日 | その他

 平成30年9月5日(水)に、島後地区で林業労働安全パトロールを実施しました。今回はその様子をお届けします。

 安全パトロールは、林業現場における労働災害防止や安全意識の向上を目的として、県下で毎年実施されているものです。労働基準監督署、林業・木材製造業労働災害防止協会、県が各林業事業体の施業現場をパトロールし、労働安全に係る指導や助言を行っています。

 また、島後地区で実施されるパトロールには、林業事業体各社の代表者も同行します。つまり、林業現場の労働安全や労災防止に向け、同業者の視点で他社と情報交換をする場でもあります。

 この日は、最初にフォワーダを使用した原木搬出の現場をパトロールしました。高性能林業機械は動作音が大きいものがあり、人が近くにいてもオペレータが気づかずに労働災害に発展するケースがあるため、使用には注意が必要です。

 

 また、隠岐では珍しいヒノキの間伐施業地などもパトロールしました。ヒノキは、スギと比較して枝が折れにくい傾向にあるため、特に間伐時はかかり木となる可能性が高いと言われています。パトロールした林業事業体もその点は十分理解しているようで、手動ウインチ等を用い、安全に伐倒作業を行っていました。

 

 林業は、他産業と比較して労働災害の発生が多い傾向にあります。労災の撲滅のためには、造林から伐倒まで安全第一で施業に取り組む必要があります。

 なお、今後、島前地区でのパトロールも予定されています。我々県林業普及スタッフも、引き続き関係団体と連携し、林業の労働災害防止に注力していきます。

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隠岐に広がる木づかいの輪~隠岐の島町木質ペレット製造工場見学会・隠岐(しま)の木で家をつくる会総会~

2018年07月12日 | その他

 7月8日(日)に標記見学会と総会が開催されました。今回はその様子をお届けします!

 

 最初に、隠岐の島町木質ペレット製造工場についてご紹介します。

 オガ粉や製材時の木くずなどを圧縮・成型した小型の固形燃料である「木質ペレット」は、近年、木材利用方法の新たなかたちとして注目されています。

 隠岐の島町内では、隠岐産材から木質ペレットを製造し利用する仕組みの構築が推進されています。

 この隠岐の島町木質ペレット製造工場では、隠岐産材の丸太から製造したオガ粉を、専用の機械で圧縮・成型し、木質ペレットを生産しています。

 本見学会では、隠岐の島町の担当職員から工場の各設備等について説明を受けました。

 生産されたおが粉です。杉やマツなど、樹種ごとに分別されています。

 おが粉を圧縮・成型する機械です。ちなみに、本機を動かす燃料には、おが粉が使用されているとのこと。無駄なく、経済的ですね。

 

 生産された木質ペレットです。このように袋詰めされて保管されています。1袋が約650kgとのことです。

 

 次に、隠岐(しま)の木で家をつくる会の総会についてご紹介します。

 これは隠岐産材を使用した住宅建築等を推進するための会であり、隠岐の島町内の林業や工務店等の関係者から組織されています。

 本総会では、平成29年度の会務・決算報告等のほか、平成30年度の活動計画などについて協議されました。今年度も、隠岐産材の需要を拡大させるために、引き続き住宅見学会や木工作品等の展示会を行っていくことが予定されています。

 

 森林面積が町総面積のおよそ9割を占める隠岐の島町。島内に広がる豊かな森林資源は、半世紀ほど前に植えられた木々がすくすくと成長した姿です。したがって、現在、この大きく育った木々を積極的な「活用」することが必要とされています。

 隠岐の木を利用した「木質ペレットの製造・利用」と「住宅建築」。これら2つの取り組みが、隠岐産材の利用拡大に繋がっていくことを期待しています。

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目指せ良品生産~隠岐島乾しいたけ品評会の開催~

2018年07月05日 | その他

 平成30年5月19日(土)、隠岐島文化会館で隠岐島乾椎茸品評会の表彰式が開催されました。

 本品評会は椎茸の生産振興と技術向上を促すことを目的として毎年開催されています。今年は椎茸作りに厳しい天候が続いたにも関わらず生産者の皆様から多数の出品がありました。

 

 展示会場の様子です。

 

 

 出品された普通物(写真上)と箱物(写真下)の写真です。どの作品も椎茸の大きさが良く揃っていると評価されました。

 

 

 

 


 10時より表彰式が執り行われました。
 その後、日本きのこセンター影山所長より、「三十年生春子の生産状況」と題した講演も行われました。

 

 本品評会では、普通物19点箱物5点のうち普通物から4点、箱物から3点が表彰されました。これらは、6月8日に開催された島根県乾椎茸品評会に出品され、うち1点が優秀賞、1点が優良賞を受賞しました。このような輝かしい結果は、ひとえに隠岐地区の原木しいたけ生産者の日頃の努力の賜物であると言えるでしょう。

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「森林作業の効率性・安全を志向する担い手研修」が開催されました!

2018年03月12日 | その他

 平成30年3月2日(金)~3日(土)に、海士町内で標記研修会が開催されました。

 この研修会は、効率的かつ安全な原木生産や保育を行うための知識・技術を習得するために、隠岐島前森林組合の作業員及び海士町の地域おこし協力隊員を主な対象とし実施されたものです。平成28年度に開催された「木材生産に向けた伐倒研修」に引き続いて、平成29年度も行われました。

 研修は、講演と現場実習の2つに分けて行われ、講師としてお招きした、地域林政アドバイザー 稲田治夫氏、同氏の弟子にあたり、現在「益田市地域おこし協力隊」で市有林の間伐等に従事されている吉川奈月氏、大久保紀束氏からご講演・ご指導をいただきました。

 講演の様子です。吉川氏、大久保氏が益田市地域おこし協力隊での作業内容や、稲田氏から教わった林内施業に関する知識・技術を現在どのような形で仕事に活用しているか、説明されています。

 

 

 現場実習の様子です。実習は、「①刈払機及びチェーンソーの目立て」「②講師による刈払い機及びチェーンソーの実演」「③切捨間伐等実習」の3カリキュラムに分けて行われました。

 ①刈払機及びチェンソーの目立て実習の様子です。講師の方から受講者に対し、棒やすりを使った目立てのコツや、目立ての重要さについて、熱心に指導がなされました。

  

 

  

 ②講師による刈払い機及びチェーンソーの実演です。特に、チェーンソーを巧みに操り、狙った方向に、寸分狂わず立木を伐倒する凄技には、受講者から賞賛の声が上がりました。

③切捨間伐等実習の様子です。伐木等の業務に係る特別教育を修了した作業員を対象とし、講師から伐倒のチェックを受けながら実習しました。

 現在県では、「伐って・使って・植えて・育てる」循環型林業の実現のため、2040年までに県全体で原木生産量80万m3という目標に掲げ、原木生産に取り組んでいます。この目標達成のためには、効率性と安全性とを両立した、正しい森林施業の知識・技術が作業員に身についていることが必要です。そのために、隠岐島前森林組合内において、研修で学んだ内容を定着させる、十分な反復練習が行われることを期待しています。

 

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森林認証研修会~隠岐産木材のブランド化に向けて~

2018年02月19日 | その他

 平成30年2月14日(水)に、隠岐産木材の「高付加価値化」や「他産地との差別化・ブランド化」を図るため、隠岐管内の林業・木材産業事業体及び行政の林務担当者計25名が参加し「森林認証取得に向けた研修会」が開催されました。

 当日は、(一社)日本森林技術協会からお招きした講師の方より、「森林認証の意義・現状と認証取得への道しるべ」と題し、森林認証制度の歴史的背景や意義から、国内の森林認証取得状況の傾向や森林認証取得のための具体的な事務の流れ、そして国内各地の森林認証の取得事例に至るまで、丁寧に説明がありました。

 講演の中で特に印象深かったのは、「オリンピック・パラリンピックでの認証材需要を一過性にしない」というキーワードです。森林認証の取得は、東京オリ・パラリンピックの認証材需要に応えるために必要な要素です。しかし、この一大イベントによるニーズの高まりを一時的なものにせず、その後も安定して木材需要を確保することが隠岐地域の林業・木材産業の振興には必要です。そのためには、東京オリ・パラリンピックに留まらず、積極的に認証材の活用等を図っていくことが肝要です。これにはまず、国民への森林認証制度の周知徹底や、認証材のブランド性のPRが必要で、具体的には、公共建築物等多くの人々が利用する施設を認証材を用い整備することが効果的であると考えられます。

 

  

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労災0へ! 隠岐島後・島前地区林業事業場安全パトロール

2017年09月01日 | その他

 8月22日(火)~23日(水)に、隠岐島後・島前地区林業事業場安全パトロールを実施しました。

 本パトロールは、林業事業体の伐倒や下刈り等の作業現場を点検し、現場の安全管理や作業手順を確認することで労働災害を未然に防ぐ目的で、毎年度実施しているものです。

 今回は22日に島後地区、23日に島前地区の林業事業場を、労働基準監督署、林業・木材製材業労働災害防止協会、そして我々県の林業関係職員とで巡回しました。

 島後地区では、5事業体の現場(伐倒現場4、下刈り現場1)を点検しました。

      

 

 また、島前地区では1事業体の現場(海士町及び西ノ島町内、それぞれ下刈り現場)を巡回しました。

 

 

 

 季節柄、各事業体とも、熱中症予防のために作業員に水分の携行やこまめな休憩の指導をしました。また、ハチ被害を防止するための殺虫スプレーやエピペンの準備状況の確認を行いました。中には、刈り払い機のハンドル部分に白いテープを巻くなどの独自のハチ対策を取る事業体もありました。

 一方で、伐倒木の近辺に作業に関係のない重機が置いてあるなど、いくつか指摘事項もありました。

 隠岐管内の林業関係は、近年死亡等重篤な災害は発生していないものの、作業中の負傷等は発生しています。今回のパトロールで指摘のあった事項については、労働災害の芽となり得るものとして認識され、今後改善が図られていくことを願っています。

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ほだ木の活着調査

2017年07月21日 | 活動紹介

しいたけ菌の活着・蔓延状況の巡回指導を(一財)日本きのこセンター及びJAしまね

隠岐地区本部と共同で実施しました。

生産者から害菌?が発生したほだ木があるとのこと 

鑑定 

ほだ木の乾燥が進んでいたようで、シトネタケの発生が見られました。

生産者のほだ場を回り任意にほだ木を抜き出し・・・・・

しいたけ菌の伸長具合を調べました  よく伸び広がっていました。 

今年は春以降、雨量が少なく、ほだ木が過乾燥状態のところが見られました。

夏場の高温・乾燥対策を  

ほだ木が乾燥すると、ドウガレ病菌、シトネタケ等が発生します。

散水をこまめに行いほだ木全体に行き渡るよう、しっかり散水すること 

遮光ネット等の管理徹底  

を 生産者の皆さんにお願いしました。  

 

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担い手の確保が課題

2017年07月14日 | その他

ここ隠岐地域でも林業・木材産業で働く若者の確保が喫緊の課題です。

先般 隠岐の島町内の中学生及び高校生約500人を対象とした「2017ジョブフェア」

が開催されました。

参加企業は51社。林業業界からも森林組合や2林業事業体が参加。

仕事の内容はもちろん、山で働く魅力など積極的にPRしました。

主催者あいさつ

スタンバイ   皆さん緊張気味

魅力を伝えようと   ドローンも展示  

事業体の皆さんには、併せて飯南町にある県立農林大学校 林業科 のPRも

お願いしました。 

説明風景の撮影は禁止  開始を待つ説明者の緊張のみをお伝えします。 

隠岐流域林業活性化センター(隠岐島後森林組合内)では、今年度 隠岐の

高校生が農林大学校 林業科 のオープンキャンパスに参加する場合、旅費

等の参加経費について助成されます。

 

県立農林大学校のオープンキャンパスや入試情報は以下で

 http://www.pref.shimane.lg.jp/norindaigakko/

 

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原木しいたけカレーパン

2017年07月10日 | その他

生しいたけの消費拡大を狙い、隠岐の島町内のパン屋さんと原木生しいたけの生産者さんの協力を

得て、原木生しいたけ(1個丸ごと)入りカレーパンの試作に取り組んでいます。 

クヌギの原木から採れた生しいたけは、香りも歯ごたえもありとても美味しいと思います。

食べ方は、生しいたけを焼いて、醤油で、いやバターを落とし・・・などなど 

今回は、この原木生しいたけを 「子供たちにも手軽に食べてもらおう」 と

カレーパンの具として使うことに・・・ 

味や作り方の改良を重ねた 試作品第2弾 が出来上がり 

美味しく仕上がりました。 

生しいたけが1個丸ごと入っています。

コクあり、うま味あり ジューシーで歯ごたえあり  しいたけ新感覚   

機会があれば、試食販売してみたいです  

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