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島根県庁林業課林業普及スタッフからのお知らせ

仁多郡森林組合で従業員大会開催される

2007年06月15日 | 森林・林業関係者の皆さまへ
平年より遅めの梅雨入り宣言のあった、6月14日 仁多郡奥出雲町横田の雲州算盤伝統産業会館において、平成3年の合併以来継続されている、
仁多郡森林組合従業員大会が開催されました。

大会には絲原康組合長をはじめとした理事や職員・従業員をあわせて123名が参加して盛大に開催されました。

この大会は平成3年の広域合併以来、労働安全衛生の確保及びその年その年のテーマを設け研修会を開催するとともに、永年勤続者や労働安全衛生に特に功績のあった個人や班を表彰し、従業員の安全に対する意識高揚のために継続して実施されてきています。
その成果として、平成3年の合併以来、労働災害の発生件数は減少してきており、県内の他の森林組合の労働災害発生割合と比較して、極めて低くなっています。

大会は
1部 研修
2部 表彰等の2部構成となっていました。

第1部では
 人権啓発講習会 「身近な人権について、いっしょに考えてみましょう。」
  講師 奥出雲町人権教育推進協議会長 田部 亨 氏
 労働安全衛生講習 「災害ゼロの事業所を目指して~過去の災害事例に学ぶ~」
  講師 島根県庁林業課 専門林業普及員 藤原(筆者)
で開催されました。
人権研修 田部講師
労働安全衛生講習 (筆者)

参加者の皆さんは熱心に聞かれ、従業員の方の安全に対するどん欲さも感じました。

第2部は
島根県議会議員でもある絲原組合長から、県議会の知事所信表明演説の中に、地球温暖化防止対策及び県産材の需要拡大に積極的に努めていくといった内容があったことや今回の研修を職場に有効に活用して欲しい旨挨拶がありました。
挨拶される絲原組合長

次に永年勤続で戸屋幸利氏が20年表彰を受けられるとともに、平成18年度無事故競争優良班として仁多第2班(班長 和久利充雄氏)、労働安全衛生標語優秀賞として
職員の内田智子氏が表彰を受けられました。
無事故班表彰 仁多2班 班長 和久利氏

受賞者を代表し、永年勤続表彰を受けられた戸屋氏から「ふるさとの森林を守るため、今後も頑張っていきたい」旨あいさつがありました。
受賞者謝辞 永年勤続表彰者 戸屋氏

引き続き、従業員の決意表明では
森林整備課 職員の安部雄輝氏から、昨年開催された間伐競技会で優勝した仁多郡森林組合の従業員を例に挙げ、服装は安全の始まりであり、普段から安全についてお互いに確認し合うことが重要であると発表がありました。

   決意表明する森林整備課職員 安部雄輝 氏
 
また、森林管理隊の森川政美氏からは「昨年までの班長が引退され、昨年導入したスイングヤーダ及びハーベスタが使いこなせていないが、嘱託として前班長に指導を受けており十分使いこなせるよう努力していきたい旨の決意表明がありました。

 決意表明する森林管理隊 森川政美 班長

最後に「組合員の期待に応え地域に根ざした奉仕の精神で緑豊かな地球環境を守り、組合員と共に中山間地域の発展と幸せづくりに貢献する」という経営理念のもと、
「ゼロ災達成」のためたゆまぬ努力をすることを宣言し閉会しました。

この大会に参加し、組合長をはじめとした役職員及び従業員が一丸となって安全に対して本気で取り組まれている仁多郡森林組合がゼロ災を達成する日は近いと感じました。


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