歌え!だらリーマン

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踊る大Webポリシー

2006年09月24日 | ツッコミ
思いっきり笑った。「高木浩光@自宅の日記」。詳細はリンク先を読んでいただければいいが、東芝テクノネットワークのサイトポリシー東芝テクノシステムのサイトポリシーにいずれも「※御社の規定によって下記の2つよりお選び下さい。」と書かれたままになっているというのだ。

高木氏は「会社のポリシーは会議室で決めてない、現場でコピペしてるんだ」と揶揄している。

念のために:林家三平ではないが、「どこが面白いのかと」いいますと、「ポリシー」は本来、とっても大切なもので、そのサイトの憲法といってもいいものである。ところが東芝テクノネットワークと東芝テクノシステムは、(おそらく)そのポリシーをWebデザイナーが雛形として提案してきたものをまったくチェックもせずにそのまま使っている、ということが明らかになってしまった。Webデザイナーがコメントの意味を込めて「※御社の規定によって下記の2つよりお選び下さい。」と書いて、正反対の条文を2個書いてあったのに、コメントと2個の条文をそのままインターネットに公開してしまっている。ポリシーがどんなに変でも「当社のポリシーです」と言い張ることは可能だ。しかし・・・極端な言い方をすれば、「憲法9条、戦力を保持しない、戦力を保持する」みたいなものである。責任者は読んでないだろ、と突っ込まれたら返す言葉はない。ここまで書いて、返す言葉を思いついた。言い訳するなら任せて欲しい。「Webサイトの制作過程において、最終的なファイルを誤ってデザイナーがテスト用に使っていたファイルで上書きしてしまいました」。といえばいいのである。「ポリシーは考えていませんでした」なんて言ってはならないのである。熟考して決めてあったのだが、現場作業の手違いで入れ替わったことにしなければならない。それがサラリーマンの掟なのだ。ちなみに高木氏のブログを見ていると、変なポリシーを掲げている企業・組織にたいして「おかしいんじゃないの」と問い合わせしているようであるが、今回の2社には問い合わせしないらしい。東芝ビデオクレーマー事件の名残かな(笑)。

先日ツッコんだローソンのレジ仕様だって、責任ある立場の人が熟考して決めたものとは思えない。

とはいえ、私も会社員の一人として身につまされる思いである。会社の公式見解みたいな文書を現場の若者が作って、上司が2重3重にチェックしている「ハズ」なのに、実は誰も読まないままでハンコだけ押しているだけだった、なんてことが・・・・。

なお、縮小していない画像はこちら