南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

うちは大丈夫ですから

2008-12-17 23:45:21 | Weblog
来年長崎の波佐見町に出来る予定だった長崎キャノンの工場建設を延期する発表があった。
長崎のマスコミは突然の発表にさも驚いたような報道をしているが、普通誰が考えてもやっぱりねという感じである。
先日大分キャノンでも大量の解雇があった時に、長崎キャノンは全く心配ないと報道されていたが、あのニュース聞いた時点でそんなはずはないと誰もが思ったはずである。
世界のトヨタがSONYがシャープがとほとんどの企業が工場閉鎖、人員削減の嵐の中、長崎キャノンだけが何の影響もなく予定通りオープンするわけがない。
AIGやアリコが破綻するというのに日本のAIGとアリコジャパンは大丈夫だからといまだに言っている話に近いものがある。
内定者364人は予定通り採用すると世間の風当たりもあるから一応はそう発表しているが、これからさらに悪化する景気の中で「ごめんなさい」するのは時間の問題だ。
雇用をあてにしていた後の600人は一日も早く次の就職先を見つけるか、啖呵切って辞めてしまった元の会社に復帰させてもらうしかない。
364人の内定者は一応採用されて大分キャノンで研修を受けさせるとの発表であるが、そんな研修受ける時間があれば次の就職活動に動いた方がましなように思える。
たぶん来年早々には急遽「長崎キャノンの内定取消し」の文書は水面下で郵送され、それが発覚したら仕方なく会社が例によってお詫び会見を開くだけである。
そうなったら長崎県の責任はないんだろうか?
企業誘致の実績を作り大きな顔をしていた県知事の誘致責任はないとは言えない。
長崎県の敷地にAIGを企業誘致した責任さえどうなるのかという時に、今度は長崎キャノンでの失敗。
デジカメを年間に400万台も作る予定だった工場予定の空き地はしばらくしたら雑草で覆われてしまう。



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